Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

クラシケルで力及ばず

フェイエノールトは日曜のデ・クラシケルを終えてもエールディヴィジでまだ何も手にできていない。アヤックス相手にロナルド・クーマンのチームは試合序盤にグラツィアーノ・ペッレによって先制したものの、コルバイン・シクトルソンの前半の2ゴールでホームチームが勝利。サムエル・アルメンテーロスが途中出場でフェイエノールトでのデビュー、スフェン・ファン・ベークがリーグ戦初出場を果たしている。

 

ロナルド・クーマンアムステルダムでトゥヴェー・スピッツ・システムを選択。フェイエノールトはボールを失うと後方に下がり、ボールを持つと度々スピッツのペッレへロングボールを送り、スピードのあるルーベン・スハーケンと近くのレクス・インマルスとのコンビネーションを狙った。

 

その戦術が序盤見事に嵌り、アヤックスはほとんど試合に入る事がないままフェイエノールトがペッレが先制ゴール。ルート・フォルメルのゴール前へのFKをヨリス・マタイセンが送り返し、最後をこのスピッツが押し込んだ。

 

フェイエノールトは望み通りの良いスタートを切ったが、序盤のペッレのゴール後はそのプレーを続ける事ができなかった。前半残り時間も組織はしっかり働いていたが、ボールをチーム内に留めることはほとんどできず。徐々に自陣深くに押し込められ、その結果30分過ぎに同点ゴール。ホームチームは主審 ビヨルン・カイパースの助けを受け、ルート・フォルメルとの接触であっさり倒れたフィクトール・フィッシェルにPKが与えられると、コルバイン・シクトルソンが11mを決めて同点。

 

これがアヤックスがサドルを戻すのを助け、フェイエノールトは前半残り15分間がさらに苦しい展開に。クーマンのチームはこの時間帯守るのが精一杯で前に出ることができず、前半の内にアヤックスがリード。長時間守備を機能させていたフェイエノールトだったが、数少ないミスを即座にシクトルソンに罰せられた。マーカーの視界から逃れたスピッツがHT 10分前にヘディングでゴール。

 

後半、プレーにより落ち着きが出たフェイエノールトはビハインドを負った状況でも、アヤックスがミスを繰り返す一方で、アレナで何かを得ようと試みた。チームは次第により攻撃的になっていったものの、ただアヤックスの守備を本当に問題に陥れるだけのクリエイティヴィティだけが欠けていた。終盤に唯一 ペッレが危険なシーンを迎えたものの、スハーケンのクロスからヘディングはサイドネット。

 

最後の20分間フェイエノールトはデビューの途中出場 アルメンテーロスを左サイドに入れてドリー・スピッツ・システムでプレー。しかしこの変更も試合の展開にはほとんど影響を与えず、両チームとも試合終了の笛まで大きなチャンスを作ることはなかった。

 

020 – Feyenoord 2-1

Scoreverloop:

6’ 0-1 Pellè

31’ 1-1 Sigthorsson (strafschop)

37’ 2-1 Sigthorsson

 

Scheidsrechter: Kuipers

 

Geel: Eriksen (020), Vormer, Mulder, Immers, Vilhena (Feyenoord)

 

Opstellingen:

Feyenoord: Mulder; Van Beek, Mathijsen (86’ Te Vrede), Martins Indi, Nelom; Vilhena, Clasie, Vormer, Immers (69’ Armenteros); Schaken (76’ Verhoek) en Pellè.

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130818_verslag_ajax

 

ロナルド・クーマン

「ガッカリ。特に私のフィーリングからすればもっと良い結果が得られたはずだった。後半はかなりボールを持てていたし、ピッチには何回もオープンなスペースがあったのに、我々はあまりに多く不用意にボールを失い、あまりに多くオフサイドになった」

 

「後半は本物の試合になっていたが、両チームともフットボールは全く良くならなかった。最低1ptを得るために我々は全力を尽くした。特に我々の置かれている状況では1ptで大歓迎だったんだ」

 

「最初の2試合では本来の我々ではなかったが、今日は本来の我々だった。チームはそう言えるだけのファイトをした。これからでの試合でもそれを見せられれば良い結果が出るはず。そうすればこの不愉快さもすぐに消え去るだろう」

 

「サムエルはボールを持った時にかなり落ち着いているし、それは我々のプレースタイルにとって重要な事。彼の加入で前戦にかなり選択肢が増えたし、我々はとても喜んでいるよ」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130818_reactie_koeman

 

ヨルディ・クラーシ

「後半は僕らの方が優勢だった。それから判断すれば僕らは引き分けに相応しかったけれど、ほとんどチャンスを創れなかったのが残念」

 

「序盤はとてもコンパクトにやれていて僕らの流れだった。それから雑になり、ボールを持ってもすぐに失ってしまっていた。PKでの最初の失点がアンラッキーだったのは間違いない。全く必要なかった。でも僕らは今シーズン最初の2試合よりかなり良いプレーをした。全力を尽くしたけど、残念ながら十分では無かった」

 

ルート・フォルメル

「僕は彼には触れていない」

 

「あの時間帯、僕らは上手く相手にプレッシャーをかけれずに止めるだけになっていた。後半はプレッシャーをかけられるようになったけれど、本当のチャンスを作れなかった。僕らのためのスペースは十分あったのに、ラストパスの精度が足りなかった。本当に残念」

 

「今日のプレーは今後に向けて十分見通しの付くものを提供してくれる。このやり方を続けるべき。まずは木曜のロシア行きだ」

 

スフェン・ファン・ベーク

「僕にとっては素晴らしいデビューだったけど、敗戦で苦い気分。小さな頃からデ・クラシケルでプレーするのがずっと夢だったんだ。だからこの試合は健全な緊張感があったよ。ちょっと浮気心で言えば、自分のプレーには満足できると思う」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130818_ajax_clasie_v_beek

 

 

ということでクラブ史上初の3連敗スタートです。まぁしょうがないですね。

序盤はクーマンの狙い通りで先制もできたというのに、なにせ相手DF4人にはほぼノープレッシャー。中盤センターでは制圧できても、サイドのスペースをピンポイントで狙われると全く対応できずに、結果ズルズルといつも通りラインが下がってさらにスペースが空く悪循環。PK取られたフォルメルのシーンも不用意という他無く・・・

 

低調な020相手に後半はボールを持ったものの、やはり前線に問題があるのかほぼノーチャンス。KNVBご自慢のアレナのピッチもそれはもう酷いモノでしたが。

 

アルメンテーロスは動きはフレッシュな印象ですがそれほど周りと絡めず、次に期待。というか欧州戦ではようやくマヌが出れますので、ここでクーマンがどうするかちょっと期待しましょう。リーグ戦はもう1試合の我慢・・・。