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アーネムで火の中からアウエー初勝利を拾う

日曜午後に行われたエールディヴィジ第9節、フェイエノールトフィテッセを相手に非常に高い効率性を見せて今シーズンのアウエーゲーム初勝利をなんとかものにした。2分間のステファン・デ・フライとグラツィアーノ・ペッレの立て続けの2ゴールでチームは快適なリードでHTへ。後半フィテッセがさらにプレッシャーをかけてくるも、フェイエノールトはしっかりと立ち続け、結局フィテッセはマイク・ハーフェナールの終盤のゴールで追い上げる以上のことはできず、スコアボードは1-2のまま最後の笛が鳴った。

 

HT 0-2というスコアはフェイエノールトが何の問題も無い前半を過ごしたというものを物語るものだが、アーネムでのケースはそれに当てはまらない。フィテッセはボールポゼッションで回っただけでなく、シュート数でも圧倒。それにも関わらずフェイエノールトが快適なリードでHTに入れたのは、フィニッシュの効率の良さと守備組織の素晴らしさのおかげだった。

 

フェイエノールトはヘルレドームで特にカウンター攻撃に賭け、前半2回連続でその模範を示した。15分過ぎにブルーノ・マルティンス・インディが見事なスルーパスでジャン・パウル・ボエチウスを走らせると、CKを獲得。ルート・フォルメルがボールを蹴ると、ゴール前で変化を付けたことでデ・フライがマーカーからフリーになり、ファーポストでボールを蹴り込んだ。

 

2分後に再びネットを揺らしたのも、またスピードあるカウンターから。スムーズなコンビネーション・プレーによりサムエル・アルメンテーロスがフリーに。この右バイテンが測ったようなクロスを上げると、グラツィアーノ・ペッレがヘディング。エールディヴィジのトップスコラース・クラッセメントで1位に並ぶ今シーズン10得点目を決めたこのスピッツは、ピッチライン際でスタメン、控え選手たちと一緒にゴールを祝った。

 

ピッチの反対側ではフィテッセがかなりの効率の悪さ。監督 ペーター・ボスのチームは何度も攻撃を仕掛けていたが、本当の絶好機はほとんど作れず。その結果、フィテッセはスピードある右バイテン レナート・イバラなどの個人技に依存。イバラは数回ムルデルの守るゴールに迫ったが、扉をこじ開けることはできず。

 

後半もフェイエノールトフィテッセによって後方に押し込まれ、イバラは徐々に脅威を増してピッチ上で最も危険な存在に。クーマンのチームにとって点差を広げるよりもリードを維持する方が重要だったが、それでも数回3点目のゴールに迫っていた。60分過ぎにペッレに最大のチャンスがあったが、ミケル・ネロムの見事なクロスにあわせたヘディングはピート・フェルトハイゼンにセーブされた。

 

フェイエノールトホームチームのプレッシャーに長時間堪えていたが、終了7分前についに追い上げゴールを許してしまう。スピッツ マイク・ハーフェナールが至近距離から決めたことで、フェイエノールトは爪を噛みながらの終盤を迎える事に。そこでもベストチャンスは残り数分で一か八かの戦術に出たフィテッセの側に。フェイエノールトはエルヴィン・ムルデルの素晴らしいセーブと、最後の数秒ではポスト直撃もあり、なんとか崩れることなく立ち続け、最後の笛の後は大きな安堵感と喜びに包まれた。

 

Vitesse – Feyenoord 1-2

Scoreverloop:

18’ 0-1 De Vrij

20’ 0-2 Pellè

83’ 1-2 Havenaar

 

Scheidsrechter: Vink

 

Geel: De Vrij, Mulder, Pellè (Feyenoord), Leerdam (Vitesse)

 

Opstellingen:

Vitesse: Velthuizen; Leerdam, Kashia,Van der Heijden, Van der Struijk (77’ Atsu); Qazaishvili (46’ Kakuta), Pröpper, Janssen (77’ Vejinovic); Ibarra, Havenaar en Piazon.

Feyenoord: Mulder; Janmaat, De Vrij, Martins Indi, Nelom; Clasie, Immers, Vilhena; Armenteros, Pellè en Boëtius (61’ Schaken).

 

http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/wedstrijden/vitesse-feyenoord-eredivisie-2013-2014/verslag

 

ロナルド・クーマン

「最後の数分間は良い結果を願うことしかできなかった。サバイバルだったね。ああいう終盤ではアドレナリンで焦ってしまうのは明らか。下がるのはしかたないが、そこからもう出れなかった。ベンチからではもうやれることもそれほど無かった。最終的に我々は最後の数分間はラッキーだったが、その幸運も自分たちの力で引き寄せたもの」

 

「前半は良いプレーをしていた。あれが我々の見たいフェイエノールト。良い時間帯をこれから増やしていくのが今は大事だ」

 

「後半は落ち着きが無くなり、急ぎすぎてしまって無駄なボールロストが多かった。フィテッセは最後は背水の陣になったが、最後の数分まで本当に危険なシーンは無かった。もちろん最後は我々は上手く逃げ切った形」

 

「終盤を見れば引き分けが正当な結果かもしれないが、一方で我々は2-0からペッレのヘディングで試合を決めてしまうべきだった。あれが入っていれば勝負は付いていた。1-2になって最後数分間が興奮状態になるのは予想できた」

 

「レクスは土曜のトレーニングから背中に痛みがあった。試合直前、ウォーミングアップの後は彼は無理だと言ったんだ、レクスがそう言う時は、本当に無理と言うこと。おかげで試合前からドタバタしていたが、我々はしっかり対応できた」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/koeman-opgelucht-%E2%80%98geluk-afgedwongen%E2%80%99

http://www.fr12.nl/nieuws/23843-koeman-uiteindelijk-ben-je-natuurlijk-heel-ge.html

http://www.voetbalprimeur.nl/nieuws/item/als-lex-zoiets-zegt-dan-gaat-het-echt-niet

 

グラツィアーノ・ペッレ

「観客にとってはファンタスティックな試合だっただろう。僕らがどれだけ良いかを見せられてとても嬉しいよ。僕らは75分間とても良いプレーをしたし、その後も最後まで勝利を目指して戦った。素晴らしいアウエー勝利。アウエー初勝利まで長くかかったけど、これを変えていかないと。今日の僕らはとても良いメンタリティだった。デ・フライがゴールを決めたのも大きい。僕らはみんな彼のことが好きだからね。このチームはお互いの信頼感が大きい。僕らはこれを続けていくべきだし、これは始まりに過ぎない」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/23844-pelle-dolblij-met-eerste-uitzege-dit-is-pas-h.html

 

サムエル・アルメンテーロス

「僕らは勝ち点を引き寄せようとチーム全体で96分間戦い続けた。鳥肌が立ったけど、なんとか上手くいったよ」

「前半はとても良かった。後半フィテッセが出てくるのも分かっていた。彼らの監督とは僕はヘラクレスでうあっていたから、ビハインドに彼らがどういうリアクションをするのかも分かっていた。僕らとしてはスペースを小さく保つのが大事だった。良いメンタリティのおかげで勝ち点を取れたよ」

 

エルヴィン・ムルデル

「この勝利は自分たちで引き寄せたもの。僕らはライオンのように戦った」

 

「僕がゴール前にいるのはもちろんああやってチームの為にゴールを守るため。この数週間フィーリングは良かったし、自分が良い方向に進んでいると感じている。同じ事はチーム全体に言えるよ。3連敗スタートから僕らはしっかり道に戻ってきた。今日は終わってみれば正当な勝利。フィテッセとのアウエーゲームで3ptsを取れるチームはそんなに多くない。これは僕らが上手くいっているというサイン」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/armenteros-%E2%80%98met-hele-team-voor-de-winst-gevochten%E2%80%99

 

 

余裕綽々の展開から最後はこれ以上ないほどドタバタヒヤヒヤの展開でしたが、今週も苦労しつつ無事に3pts。これは大きいです。なんと210日ぶりのアウエーゲーム勝利という話。3月以来勝ってなかったんだから恐ろしい話。

レクスの負傷欠場というアクシデントで始まり、クラーシとフォルメル併用は成功した試しが無いので微妙だなぁと思いつつ始まりましたが、案の定中盤で上手くボールが回らないものの、守備は安定しているので淡々と時間が経過。ワンチャンスでCKを取ってあっさり先制、さらにワンチャンスで追加点と、新旧キャプテンの共演で2点リードと理想的な展開。まぁおかげでますますボールを持たなくなりましたが。

 

ボエチウスも代わって入ったスハーケンもまだまだ調子が上がらないのが攻撃面でちょっと辛い所。そろそろまたマヌの起用も考えたらどうかと思いますが・・・。前でアクションを起こせるのがペッレとアルメンテーロスくらいでほとんどフットボールにならなかったものの、全員がハードワークを続けたことで守備面は全く危なげなし。『勤勉な労働者』メンタリティ万歳ですね。特にいろいろ騒がれてしまったステファンは集中力が切れずにやっていたのでちょっと感心を通り越して感動。

 

最後10分間は運が良かったといってしまえばそれだけですが、カンピューンになるのならこういう試合での3ptsも必要。とりあえず無事に代表戦を済ませて次はGAE-uit。また大変なアウエーゲームです。