ロナルド･クーマンは来シーズン フェイエノールトと共に次のステップスに進むことを望んでいる。3位になった今シーズンをRTV Rijnmondとのインタビューで振り返ったクーマンは「これからはこの順位にガッカリするようにならなければいけない」と語った。
「監督としてはそうありたい。フェイエノールトがこの数年間おかれていた状況は簡単なものではなかったが、来シーズンは次のステップへ進んで本当のカンピューンスハップ争いに加わりたいんだ。それはクラブがどれだけのことをできるかに大部分かかっているし、そこはまだ他のフロート･クラブに100％対抗できない。そこは非常に厳しい」とクーマン。「今シーズン目標を達成できたことはもちろん満足しているが、もっと違う結果を出せたとかなり思っている。PEC ズヴォレやRKCワールワイクとのアウエーゲームのような時は本当に頭が痛かった。試合の後は酷い夜でとても眠れなかったよ」
「ヘーレンフェーンとのアウエーゲーム前の連戦ではカンピューンスハップに間違いなく向かえていると感じていたんだ。いろんな理由であの試合からフェイエノールトはベスト期間ではなくなってしまった。我々はとても失望していたし、チーム内にダメージもあった。十分言われていることだが、我々には若い代表選手が多い。ルイ･ファン･ハールがどうやっているかは分かっているが、特にオランダ代表のレベルは若い選手たちには非常に厳しく、かなりのパワーを使うんだ。まだそれに上手く対応できるほど慣れていないため、我々にとって厳しい期間がやって来る事になってしまった」
クーマンによると、フェイエノールトの不調期間はセレクションの大部分に得点能力が欠けているためであるという。トップスコアラーのグラツィアーノ･ペッレとレクス･インマルス以外には誰も10ゴール以上決めていない。「ペッレの不在を悲しまなくて済むほどに強力なセレクションを持つ、というのは現実的ではない。それは困難だ。我々が来シーズンこのグループでやれるのを喜ぶべきだろう。またすぐ新シーズンに入るし、再び期待に応えなければならない。もう6位で喜べないのはみんな分かっている。どれだけ現実的かはこのセレクション次第なんだ」
クーマンの到来以来、成長しているのはクラブだけでなく監督自身も同じだ。「私が過去から学んだことをフェイエノールトのこの2年間で見せてきたと思う。1度は解任されるのも監督業の一つということ。自分にあった港が必要なんだ。組織、サポーター、選手グループと常にクリックできるとは限らない。ValenciaとAZでの酷い経験の後で、フェイエノールトでは絶対にそれをしなければならなかったが、フェイエノールトは10位で終わっていたから出だしはずっと簡単だった。もちろん私もクラブもお互いに他の道がなかったがね。そこから突然みんながポジティヴな評価を初めて私はトップ監督になった。監督はいつも結果によってスタンプを押されるものだ」
「ずっと先の事を考えるのは時に最高の瞬間。しかし一方でフットボールの世界は誰も先を見通せないものだ。私は常に自分のキャリアで最大限の結果を得たいと思っている。フェイエノールトの後はまた国外でやりたい。どこでやるかはよく考えなければならないがね。継続性があり、クラブが明確な構造を持っていることが必要だ。かつてValenciaへ行ったのは、実際にクラブについて全てを知ることよりも、スペインで働くことが重要だと思っていたから。いまはかつてほど急いでいない。私の契約にはいつも他のクラブへの可能性も常考に含まれているが、それもクラブが合意した場合のみ。その点についてあまり詳しく考えておく必要は無い。今から整理できることではないからね」
http://www.rijnmond.nl/sport/19-05-2013/koeman-derde-plaats-zou-teleurstellend-moeten-zijn
