火曜にフェイエノールトへの加入が発表されたミヒル･クラーメル。ホームタウン ロッテルダムへの移籍はスムーズにはいかなかったが、ADOOとフェイエノールトの長い交渉の末にようやく青信号がついた。「僕としてはどうということはなかったよ。クラブ間のことであり、僕には影響はない。フェイエノールトに行きたいという気持ちははっきり言えたけど、それもADOにはあまり関係ないこと。両クラブが合意して、初めて僕も表に出れた」
ようやくフェイエノールトのシャツを着ることを許され、彼は誇らしい気持ちに包まれている。「全ての試合でこのシャツを着る栄誉を守れるように全力を尽くしたい。僕は子供の頃にこのスタディオンに来て以来、ずっと変わらずにこのクラブのサポーター。あのVakje Pに座っていた。クラブのことはいつも離れずに追っていたし、こうしてその一員になれたのは特別なこと」
この夏、クラーメルにはUAE行きの誘いがあり、彼自身もBaniyas FCと合意していたが、最後のところで破談に終わった。「アブ･ダビは金銭的にとても魅力的だった。もし行っていればやりたいことは何でもできていただろう。だから考えてそこを選んだんだ。僕には養わなければならない家族もいるからね。破談になった時はとても困ったよ。精神的にもきつかった。国外冒険へ準備していたからね」
「その後にフェイエノールトから電話が来てからは落ち着いたよ。これも最後に上手くいかずに終わる可能性があるのも分かっていたけどね。こうしてそうならずに、誇らしい気持ちでここにいられることが嬉しい。僕は最後のコールシンゲル(1999)の時にもあの場にいたよ。だからカンピューンスハップがどれだけ素晴らしいものかは分かっている。あれが究極の夢だ。あの時僕の前にはNAC戦で同点ゴールを決めたジュリオ･クルスがいたんだ」
クラーメルはまだ試合に出られるだけフィットはしていないため、ヘット･レヒューンはもうしばらく辛抱しなければならない。「アブ･ダビ行きの話でプレシーズンは多くの試合に出れなかったから、1回もフル出場はしていないんだ。まずはセカンドチームでプレーしなければならないだろう」
クラーメルはADO時代には無頓着な態度でしばしば批判を受けていた。「それは僕のプレーに対しても少しあったけど、僕にはどうしようもない。僕を困らせようとする人は時々いるけど、慣れるしかないね。僕は毎試合勝利をモノにするために全力を尽くすだけ」
クラーメルはキャラクター面でも間違いなくフェイエノールトに合っている。彼は思ったことを言い、その姿勢を続けるべきと考えている。最近ではRapid Wien－アヤックス戦後の「良ポット。見事なタックル。好結果」のツィートで騒動になったが、それも気にしていない。「僕は全てのことに意見を言う権利があるし、みんなのことを気にする必要なんて無い。彼らも僕のことを気にする必要は無いしね。思ったことがあったら僕はそれを口に出す」
ただクラーメルはFC フォレンダム時代の自身の振る舞いについては後悔しているという。「フォレンダム時代の僕は自分自身でいられなかった。プレーできず、監督と問題にもなった。イラついて、正直に見えない人にはそう言って当たっていた。でも僕は優柔不断でいるよりは率直でありたいんだ。質問にもいつも正直に答えるようにしている。いつも簡単ではないけど、時々多少の皮肉入りの質問もあるからね」
http://www.rijnmond.nl/sport/11-08-2015/mensen-zullen-zich-soms-doodergeren-aan-mij
http://nos.nl/artikel/2051507-ook-bij-feyenoord-zal-kramer-zichzelf-niet-verloochenen.html
