Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

粘り強いフェイエノールトがデ・カイプを熱狂の渦に(第1節ユトレヒト-thuis結果)

フェイエノールトは土曜夜のエールディヴィジ初戦で鋼の意思を見せた。ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームは満員の揺れるデ・カイプで後半のほとんどを10人で戦いながら、激闘の末にFC ユトレヒトに3-2の勝利。コリン・カジム・リチャーズ、トニー・フィレーナ、そしてキャプテン ディルク・カイトフェイエノールトのリーグ戦勝利でのスタートをゴールで助け、マルコ・ヴェイノヴィッチとヤン・アーリー・ファン・デル・ハイデンがロート・ヴィットでの公式デビューを果たした。

 

今シーズン加入したエルジェロ・エリアとミシェル・クラーメルはこのFC ユトレヒトとの試合には間に合わずに新たなチームメイトたちをスタンドから見守った。その中でスピッツポジションで起用されたカジム・リチャーズに3回のチャンス。まずカイトの低いクロスに僅かに届かなかったが、1分もしないうちにヴェイノヴィッチのFKにカジム・リチャーズがゴール前至近距離から強烈なヘディング、ロビン・ライテルを破り、大入りのデ・カイプに安ど感をもたらした。

 

フェイエノールトは先制後もガスを入れ続け、24分過ぎに再び大チャンス。イェンス・トールンストラがオーバーラップしてきた右バック リック・カルスドルプに絶妙のボールを送り、フリーで待ち構えるカジム・リチャーズに通ったが、今回はこのFWのシュートはライテルに阻まれた。

 

ユトレヒトはデ・カイプでその身を隠してはいなかったものの、ライン上でトールンストラにクリアされたナセル・バラジテのヘディングシュート以外には前半フェイエノールトの守備陣に迫ることはなかった。しかしその守備陣は後半開始直後に主審 ケフィン・ブロムによってカルスドルプへのレッドカード退場で破壊されてしまう。この右バックはボールを前に離しすぎてしまい、スライディングで再び自分のものにしようとしてクリス・クムに接触。この行為が最も重い処分で罰せられてしまった。

 

この突然の状況にファン・ブロンクホルストはカジム・リチャーズに代えてトニー・フィレーナ投入で対応。エクストラMFの追加とビラル・バサチコグルの緊急右バックでフェイエノールトは当然前にプレッシャーを強めてきたユトレヒトに対して必死のファイトを続けた。

 

ユトレヒトは攻撃的に出たことで残り15分でセバスティエン・ハレルが同点ゴール。しかしフェイエノールトはそこから素晴らしい粘りを見せた。超一級の労力でカリム・エル・アマーディが右サイドから上げたボールは相手DFラインの前を抜け、ファーに走りこんでいた途中出場 フィレーナがあわせて2-1.

 

このゴールがピッチ上10人のフェイエノールトとスタンドの約5万人のに大きな勢いをもたらした。デ・カイプは緊張感から解き放たれ、それでもまだ不十分というかのように80分にはカイトが自ら3-1のゴール。バサチコグルが受けたファールの後、このキャプテンが11mからこれ以上無い冷静さを保った。ロスタイム最後の1分位はハレルがPKから3-2にしたこともこの素晴らしいパフォーマンスを損なうことは無く、フェイエノールトエールディヴィジで好スタートを切った。

 

Feyenoord – FC Utrecht 3-2

Scoreverloop:

22’ 1-0 Kazim-Richards

74’ 1-1 Haller

77’ 2-1 Vilhena

80’ 3-1 Kuyt (strafschop)

90+5 3-2 Haller (strafschop)

 

Scheidsrechter: Blom

 

Gele kaarten: Nelom (Feyenoord), Ayoub, Cortie (FC Utrecht)

 

Rode kaart: Karsdorp

 

Opstellingen:

Feyenoord: Vermeer; Karsdorp, Van Beek, Kongolo, Nelom; El Ahmadi, Vejinovic, Toornstra (67’ Van der Heijden); Kuyt, Kazim-Richards (57’ Vilhena) en Başacıkoğlu (87’ Manu).

FC Utrecht: Ruiter; Klaiber (86’ Rubin), Van der Maarel (75’ Ludwig), Letschert, Kum, Nganioni; Ramselaar (75’ Cortie), Janssen, Ayoub; Barazite en Haller.

 

http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/programma/feyenoord-fc-utrecht-netherlands-eredivisie-2015-2016/verslag

 

ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト

「とても素晴らしい勝利。特に選手たちが今夜見せてくれたチームスピリットは賞賛に値するもの。特にカルスドルプへのレッドカードの後は正真正銘チームがピッチ上にいた。これが今夜のとてもポジティヴな点。おかげでこの勝利をベースに築いていけるからね」

 

「今週のトレーニングではFC ユトレヒトのプレースタイルにどう対抗するか、かなり気を遣っていた。5-3-2システムはオランダではあまり対戦することが無いからね。前半は早めにプレッシャーをかけるなど上手く対応していた。それにファンタスティックなゴールで先制もできた」

 

「一人少なくなった時点でディルク・カイトのようなベテランだけでなく、スフェン・ファン・ベークやヤン・アーリー・ファン・デル・ハイデンなども反抗する姿勢を見せていた。4-4-1でプレーしようとしたが、ラインが次第に下がってしまってボールキープができなくなった。ああいう状況から良い結果で終わってくれてホッとしているよ」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-%E2%80%98complimenten-voor-de-teamspirit%E2%80%99

http://www.fr12.nl/nieuws/32886-gio-opgelucht-dat-het-resultaat-nu-wel-goed-i.html

 

ディルク・カイト

「自分たちの臆病な殻を脱ぎ捨ててキャラクターを見せれば、このデ・カイプではたとえ10人になっても負けることはほとんどないということが今夜見えた。苦しんだプレシーズンにあったナイーブさを、僕らは今夜キャラクターで塗り替えたんだ。レッドカードの後で下がりすぎてしまったけど、各クラブがフェイエノールトに対してもっと畏敬の念を持つようでないと」

 

「チームビルディングがとても上手くいっている。チームが次第にフォームを得てきているし、今週もまた数人が加わった。今シーズンの僕らはとても良いチームで戦えるだろう」

 

「トニーには『チャンスが来る瞬間は思ったよりすぐ近くにある』と言っていたんだ。用意しておけってね。彼はそれはファンタスティックにやっているよ。ゴールを決めただけでなく、勤勉さも労働意欲も、チームのために自分を犠牲にしようとする姿勢も見ていて素晴らしいものがあるよ。これが正しい姿なんだ」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/kuyt-roemt-karaktervol-feyenoord-

http://www.fr12.nl/nieuws/32885-kuyt-naiviteit-voorbereiding-omgezet-in-wilsk.html

 

ヤン・アーリー・ファン・デル・ハイデン

「こんなにすぐに試合に出られて、僕は幸せな人間だ。ホームゲームでデビューできて3pts、特別な夜だったよ」

 

「一人多くなった彼らが何とかしようと僕らにもうフットボールをさせないようにするのは誰でもわかる。1-1で希望を与えてしまったけど、僕らはピッチ上でそれを跳ね返した。冷静さを失わず、プレッシャーを脱して再びフットボールをすることができた。2-1は本当に勢いを与えてくれたよ」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-der-heijden-geniet-van-vuurdoop

 

トニー・フィレーナ

「みんな満足しているし3ptsに喜んでいるよ。リックのレッドカードの後で難しくなったのは誰でもわかった。でも僕らは試合の流れを変えることができた。自分のゴールはとても嬉しい。ずっとやってきたし、感情が爆発した。でもそれについて話すつもりはないよ。コリンは兄のように思っているし、ディルクも試合前にチャンスはすぐ来ると言ってくれていた」

 

 

なんだかんだでけっきょくブロムの一人舞台。なんとか運良く勝てて良かったです…

5-3-2への対応に多少苦慮してましたがさすがにディルクが前で頑張ってボールを追いかけてくれて、後ろもそれなりにしっかりついてくると違います。まぁ正直ユトレヒトがそんなに良くなかったせいが大きいか。結局前半はほとんどチャンスが作れず、リックの退場から追いつかれて相手がさらに前に出てきたところを上手くついての勝利というところ。

 

大きいのはディルクが走行距離11km超でトップフィットを証明。テクニック面とメンタル面での貢献が大きく、コンディションを維持してくれれば1年間チームの支柱として期待に応えてくれそうです。あとはプレシーズン終盤gdgdだった中盤が健闘、トニーも念願のゴールで復活の兆しになると嬉しいですが。

 

ブロム劇場の後遺症で出場停止になりそうなリックのところはどうなるか、ウィルクシャーのコンディション次第です。