フェイエノールトは2007-2008シーズ以来のエールディヴィジで最高のスタート。FC ユトレヒトとSC カンブールを下しのに続き、監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームはデ・カイプでフィテッセに2-0で勝利。フェイエノールトはアヤックスを除けば並びリーグ戦でまだ勝ち点を落としていない唯一のチームだ。フィテッセ戦の2ゴールが生まれたのはどちらも最後の15分間。ディルク・カイトがPKを決め、ビラル・バサチコグルがほぼ直後にフェイエノールトでの公式戦初ゴールを決めた。
第3節を前にデ・カイプでのフィテッセとの対戦はフェイエノールトの記録にまだ新しいものだった。3ヶ月前にチームは自分たちのピッチでアーネムから来た相手に完敗(1-4)、これがシーズン最後の1ヶ月の破滅への序章だった。
この日曜の対戦での力関係は当時より遥かに拮抗し、その結果 前半はお互いのペナルティエリアの間で対等のバトルが展開された。フェイエノールトは連携からフィテッセのチームを切り崩すことがなかなかできず、度々ロングボールを蹴らなければならなかったが、ビジターチームもカウンターから危険なシーンを作ることはほとんどできず。
前半のフェイエノールトが作ったチャンスはコンゴロのクロスにレクス・インマルスのヘディングがGK ロームの手に収まった1回だけだっため、後半はチームに別のアプローチが必要なのは明らかだった。
しかし後半もフェイエノールトはフィテッセにほとんどチャンスを与えないことには成功していたが、ファン・ブロンクホルストのチームもゴールを感じさせるだけのプレーはできず。待望の新しい刺激がもたらされたのは70分を過ぎて、コリン・カジム・リチャーズに代わってスピッツポジションにミヒル・クラーメルが投入された時だった。先週のSC カンブール戦でゴールを決めてマッチウィナーになたクラーメルはデ・カイプでフェイエノールダーとしての初舞台にヘット・レヒューンの歓声で迎えられる。
70分までほとんどチャンスが無かったのに対し、最後の15分間であまりにも簡単に立て続けに2ゴールが決まった。1点目はコンゴロがPKを獲得し、カイトが今回も非の打ちどころのないシュートで決める。このFWにとっては3試合連続のPK成功に。
勝利はその直後に抜け出したバサチコグルが飛び出したGKを抜くシュートを決めて確かなものに。このFWはフェイエノールトのシャツでの自身初ゴールを熱狂するデ・カイプの芝に膝を滑らせて祝った。
Feyenoord - Vitesse 2-0
Scoreverloop: :
77’ Dirk Kuyt (strafschop) 1-0
79’ Bilal Basaçikoglu 2-0
Scheidsrechter: Serdar Gözübüyük
Gele Kaart: 24’ Dirk Kuyt, 28’ Lewis Baker, 60’ Karim El Ahmadi
Opstelling:
Feyenoord: Kenneth Vermeer; Rick Karsdorp (58’ Eric Botteghin), Sven van Beek, Jan-Arie van der Heijden, Terence Kongolo; Lex Immers, Marko Vejinovic (84’ Tonny Vilhena), Karim El Ahmadi; Dirk Kuyt, Colin Kazim-Richards (67’ Michiel Kramer), Bilal Basaçikoglu
Vitesse: Eloy Room; Kevin Diks, Guram Kashia, Arnold Kruiswijk, Rochdi Achenteh; Marvelous Nakamba, Lewis Baker, Valeri Qazaishvili; Milot Rashica (62’ Renato Ibarra), Abiola Dauda (80’ Dominic Solanke), Isaiah Jay Brown (66’ Nathan Allan De Souza)
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「3試合で9pts。これはとても嬉しい。今日は良いフットボールをするチーム相手で簡単ではなかった。前半はほとんどチャンスが無く、後半もPKまで鍵がかかっていた。PKに助けられたよ。カイトはほとんどPKを失敗しない。チームにとって重要な存在だ」
「カイトを最初左に置いたのは相手を考えてのこと、ビラルが右サイドからのクロスが最大のクオリティ。だが最初の10分間でのクロスをもっと上手くあげなければいけなかった。エリアの投入?だがカルスドルプの怪我ですでに1枚替えなければならなかった。それにフィレーナのアグレッシブさが中盤に有効だと思ったんだ。ビラルを変えても良かったが、彼は今シーズンほとんど全てのゴールに絡んでいる。彼は常に決定的存在になれる選手。実際2点目を決めてくれた。いずれにせよ控えの厚さはこのセレクションのプラスポイント。試合に勝つのはセレクション全体でだ。今夜はみんなでご飯を食べるよ。フットボール面でもっと良くならなければいけないのはみんな分かっていることだが、チームの成長が見えるし、どんどん強くなっている。とにかく3試合で9ptsとれたのはとても嬉しいし、この流れを続けていきたい」
PK疑惑のシーンについて
「確かに、ペーターの怒りは理解できる。リックのスライディングはかなりリスクが大きかったし、PK判定を受ける可能性が高かっただろう。そうなっても文句は言えなかった。彼はああいうスライディングをする状況に陥らないようにしなければいけない。結局我々は上手くPKを免れ、我々にPKが与えられた」
http://www.fr12.nl/nieuws/33133-gio-ziet-team-groeien-maar-het-voetbal-moet-b.html
http://www.fr12.nl/nieuws/33135-van-bronckhorst-karsdorp-neemt-een-te-groot-r.html
ディルク・カイト
「今日はファイトだった。フィテッセはなかなか良いチームだ。僕らは堅固にプレーして、この数週間よりずっと大人びていた。辛抱強くプレーし、決めるべき時に決めた。時にはそういうのが必要な試合もある。こういう試合で急ぎすぎて攻撃に出てはいけないんだ。そうするとフィテッセはカウンターで危険になるからね」
「左サイドで始めたのはビラルのスピードを活かしたかったから。僕は自分の役割をしっかり果たして、チームに貢献したい。最も重要なのはチームが勝つこと。自分はそれほど重要な役でなくても構わないんだ。10番でプレー?監督とは良い関係だし、彼が僕をベストの場所に置いてくれると信頼しているよ」
「今日の僕は枠内シュート1本だったけど、それが決まった。PKでどこを狙うかは純粋にフィーリングでやっている」
http://www.fr12.nl/nieuws/33132-dienende-kuyt-en-schot-op-doel-n-doelpunt.html
http://www.fr-fans.nl/nieuws/19237/kuyt-dan-maakt-het-me-niks-uit
ビラル・バサチコグル
「僕のゴールでフィテッセのまだ追いつけるかもという希望をするに消せた。初ゴールまで待たなければならなかったけど今日その瞬間が来て嬉しいよ」
「最近はケネト・フェルメールとGKコーチのパトリック・ローデワイクスと追加でシュート練習をしていたんだ。いつも上手く行く訳じゃないけど、今回は決まってくれた。ケネトが試合後 僕の方に来て『ちゃんと相手GKの動きを見てたな』って言ってくれたよ。僕にとってこのゴールは素晴らしいご褒美」
「5試合で5ptsだけだった昨年とは全然違うね。もちろん来週のPSVとのトッパーへ向けてもチームとして大きな自信になる」
今日も終盤まで緊張感がありながらなんとか勝利。危ないシーンはほとんど無かったものの、チャンスシーンも多くは作れず。相変わらず重心が後ろに偏ってますが、どうやらこうやって戦っていくシーズンになりそうな予感。
ディルクのサイド起用が攻撃面で迫力不足を招いてるのは否定できませんが、中盤に顔を出してボールをキープしてくれる貢献が大きいのも確か。ビラルとそろそろ出番の来るエリアとでどう使っていくか…。カジムには最終的にブーイングが飛んでましたが、まぁしょうがないですね。来週のトッパーはいよいよクラーメルがスタメンで登場となるかどうか。結局このプレースタイルなら4-4-2で良い気がかなりしますが。
どうもまだまだ運に助けられてるので、来週のトッパーに向けて少しでもフットボール面を向上させたいところです。今日はマルコとカリムがかなり良かったので、あとは組み立てとやはりFW陣の頑張りか。