フェイエノールトは新たなベーカーサクセスへ向けて軌道に乗っている。水曜夜にKNVBベーカーのアハトスト・フィナーレでADOデン・ハーグをディルク・カイト(3x)、ニコライ・ヨルゲンセン、カリム・エル・アマーディのゴールで問題なく5-1で撃破。テレンス・コンゴロがハムストリングの怪我から復帰を果たしている。
あと一つフィテッセ相手に光り輝けば、フェイエノールトにとって素晴らしいシーズン前半戦になる。次の土曜にデ・カイプで良い結果を収めればチームはエールディヴィジとベーカー戦の両方で完全に狙い通りのコースに乗ることになるからだ。
水曜にチームはベーカー戦のアハトスト・フィナーレで無力なADOデン・ハーグ相手に一瞬も問題に陥らなかった。フェイエノールトは最初の30分間雑だったものの、カリム・エル・アマーディのクロスをニコライ・ヨルゲンセンが頭で合わせて均衡を破ると、デ・カイプの空にはもう一つの雲もかからず。ヨルゲンセンにとってはフェイエノールトの公式戦ですでに16得点目。
HT明け直後にカイトがペナルティ・スポットからシュートを決めると、ADOデン・ハーグはもう勝利を信じることはできず。ルーカス・ヴァウデンベルフ、スティーヴン・ベルフハイス、テレンス・コンゴロが途中出場でピッチに入った後もフェイエノールトは残り30分間で車輪を回し続け、結果としてさらにいくつもの美しいハイライトともう3つのゴールが生まれた。
ADOデン・ハーグは大量得点を狙うフェイエノールトの行く手をほとんど阻むことができず。エル・アマーディがペナルティエリア内の密集地帯でさらに一人相手を抜き、インサイドでボールを浮かしてシュートを決めると、ビジターチームのまずい守備からカイトが自ら得たPKをしっかり決めた。先週日曜のAZ戦ではベンチに座らなければいけなかったキャプテンはすでにこの20分前にヨルゲンセンのパスをゴール前至近距離から決めており、これでこの夜3得点。
この夜のフローテ・ウィナーはデ・カイプで精力的なフェイエノールトをこれ以上無く楽しめたヘット・レヒューンだろう。それは終盤にジェラーノ・カスタネールのゴールによる失点でもほとんど変わらない。
Feyenoord - ADO Den Haag 5-1
Scoreverloop:
34’ Nicolai Jørgensen 1-0
50’ Dirk Kuyt (str.) 2-0
63’ Dirk Kuyt 3-0
68’ Karim El Ahmadi 4-0
79’ Dirk Kuyt (str.) 5-0
87’ Gervane Kastaneer 5-1
Scheidsrechter: Ed Janssen
Gele kaarten: 73’ Vilhena (Feyenoord), 49’ Meißner, 22’ Zwinkels, 28’ Ebuehi (ADO).
Opstellingen:
Feyenoord: Brad Jones; Rick Karsdorp, Eric Botteghin (69’ Terence Kongolo), Jan-Arie van der Heijden, Miquel Nelom (53’ Lucas Woudenberg); Karim El Ahmadi, Dirk Kuyt, Tonny Vilhena; Jens Toornstra, Nicolai Jørgensen (64’ Steven Berghuis), Eljero Elia.
ADO Den Haag: Robert Zwinkels; Tyronne Ebuehi, Tom Beugelsdijk, Thomas Meißner, Wilfried Kanon (69’ José San Román); Ashraf El Mahdioui (76’ Jerdy Schouten), Tom Trybull, Hector Hevel; Ruben Schaken (82’ Édouard Duplan), Gervane Kastaneer, Sheraldo Becker.
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「次のラウンドに進めたことが最も重要。この試合、特に後半我々が見せたハイテンポなプレーを維持できれば、簡単にゴールを決めて追加点を狙い続けられる。今日の我々はそれを見事に実践した」
「前半は左から右への動きが十分スピーディでは無かった。ADOは彼らの右サイドに問題を抱えていたし、後半は上手くそこを突けた。テンポが上がり、プレーにより勢いが出て、最後のところでよりスペースを得られるようになった」
「楽しめる選手が何人もいた。特にディルク・カイト。AZ戦でプレーできなかったのはディルクにとって面白くは無かっただろうが、今シーズンも昨シーズンも見せてくれていたように、今日も再び重要なゴールを決めてくれた。これは驚きでは無いよ。私が知っているディルクはまさに今日のピッチで見た姿そのもの。彼のゴールとプレーはこのチームにとって重要な要素」
「ニコライは当初から喜びを発散してくれている。チーム内の彼の役割にはとても喜んでいるよ。ゴールとアシストだけで無く、そのプレーにもね。チームメイトのことを学んでどんどん良くなっている。彼を通して我々はフットボールがより楽にできるようになってきた」
「テレンスを途中出場で出せたのもとても嬉しいよ。ヤン・アーリーが土曜のフィテッセ戦では彼が必要になるだろうからね。だから今日はCBでプレーさせた。チーム内の争いもますます激しくなっている」
「ベルフハイスは数週間プレーしていなかった。今は特に10日間で4試合がある時期、今日はスタメンで出さない方が賢明に思った。途中出場で出せて良かったよ」
「フィテッセ戦?監督にとっては贅沢な問題。この数試合はプレーした全員がフォームにあるのが嬉しいし、みんなが大きな自信を持てている」
「クラーメルが出れなくって怒った?どこから出た噂か分からない。ヨルゲンセンが太ももに痛みがあって、ネロムも休ませなければいけなかった。クラーメルは胃腸炎と下痢で室内に閉じこもって出てきていない」
「ウィンターストップに入るのが残念なのは確か。こういうフットボールができているからね。我々は再びフォームを得てリズムに乗れている。あとは土曜のフィテッセ戦だけだし、勝ってシーズン前半を良い形で終えたい」
https://www.fr12.nl/nieuws/40273-van-bronckhorst-we-hebben-het-uitstekend-gedaan.html
ディルク・カイト
「こういう試合で自分がゴールを決められることは分かっている。前半は数回運が無かったけど、PKで1点目を決めてからさらに2得点。僕はこれ以上もう何も証明する必要は無い。デ・カイプでプレーするのは最高だよ」
「みんなは僕がプレーできないと失望すると思わずにいられないんだろう。メディアはそうやって大事にしようとするもの。みんなが僕にそうやってプレッシャーを掛けるのはポジティヴなことかもしれない。僕は常にプロフェッショナルに振る舞ってきた。36歳で、全ての試合でセレクションに入り、全てのトレーニングに参加している。時には監督は選択をしなければいけないし、僕はその選択を尊重する」
「この前の日曜は僕らの今シーズン ベストの試合だったかもしれないけど、4日後には良いプレーをした選手の代わりにディルク・カイトが出ないと行けない。フェイエノールトにはそういう部分が足りないんだ。僕らはリーグ戦1日目からずっと首位にいて、ベーカー戦もクワルトフィナーレに進んだ。フェイエノールトのためを考えてやらないといけないんだ。ディルク・カイトのためでは無くね」
https://www.fr12.nl/nieuws/40272-kuyt-het-moet-over-feyenoord-gaan-niet-over-dirk-kuyt.html
カリム・エル・アマーディ
「勝ち進めたことが最も重要だけど、こういう形でできたのはさらに素晴らしいこと」
「1-0のアシストはファン・デル・ハイデンのおかげとしか言えない。彼がCKをすぐに蹴れと言って、僕がそうしたらニコライが見事なヘディングで決めたんだ」
「今日は序盤は難しくてなかなか相手の守備を突破できなかった。彼らはかなり下がっていたからね。でも1-0にできて、その後はスペースが得られた。その突き方はみんな分かっている。2点目以降も僕らがゴールを狙い続けて下がろうとしなかったのはポジティヴなこと。僕らは何度も良いフットボールをしているし、この数週間多くのゴールを決めている」
「土曜のフィテッセ戦はとても重要な試合。日曜にライバルたちが直接対決して僕らは差を広げられる可能性があるからね。全力でやらないといけないし、昨年のようにウィンターストップ前最後の試合で負けることはあってはならない」
両チームと両クラブの状況を見れば負ける要素は一つも無いね~と久しぶりに全く緊張感無く観てました。まぁ前半は相手がかなり引いてたのでなかなかテンポを上げられず。こういう時は慎重に我慢強く行こう、と思ったのかもしれませんが、単純にフェイエノールトも雑だったので、相手を舐めてただけかもしれませんが、ADOの攻撃もベッケルがスペースを得た時にちょっと脅威くらいでほとんど迫力は無し。まぁ向こうはいろいろ大変です。
前半は攻撃陣にほとんど良いボールが行かずになかなか上手く行きませんでしたが、ニコライの先制点とHT明けのPKが大きく、その後はADOが崩壊して完勝。今回も相手をしっかり壊せたことでチーム状態はやはり良い感じ。ウィンターストップに入るのが少し残念ではありますが、ベルフハイスとエリアのコンディションがもっと上がればかなりの迫力になるのは確かですし、リックは少しリフレッシュが必要ということで前向きに考えましょう。
で、問題が全く無いように見えて、ベーカー戦クワルトフィナーレはカリム不在の上にトニーが無駄なヘールで出場停止に。残ったチームはほぼエールディヴィジ組なので、これはどうすんでしょうね。
そしてディルクがしっかり活躍したのでさて、土曜のスタメンはどうなりますか…