フェイエノールトはベーカー戦の敗退から日曜に立ち直った。デ・カイプにN.E.C.を迎えたジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームはフレッシュで精力的な姿を披露。スティーヴン・ベルフハイスとエルジェロ・エリアが前半にゴールを決め、終盤にはニコライ・ヨルゲンセンの2得点で最終スコアを4-0とした。この勝利でフェイエノールトはアヤックスに5pts差を付けてエールディヴィジのコップローパーを維持。
フェイエノールトがN.E.C.相手に見せた精力的な姿勢をおそらく最も良く表していたのはジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストだろう。序盤にボールがサイドラインを割ると、ダッグアウトにいたフェイエノールトの監督はボールを取りに飛び出し、即座にチームにプレーを再開させた。このアクションはヘット・レヒューンからの拍手を受けただけではなく、試合序盤からフェイエノールトがN.E.C.に掛けていたプレッシャーを継続させることに大きく貢献。
アヤックスとPSVがすでに勝っているのは分かっていたため、触発されたフェイエノールトはスタートからナイメヘナーレンにハイプレッシャーを掛ける。チームは素晴らしいプレーが無くとも、エリック・ボテギン(シュートはブロックされる)、エルジェロ・エリア(クロスがGK ヨリス・デレに弾き出される)らによってゴールまで迫っていた。ただ反対側でもモハメド・ライーが同様に。デ・カイプに最初の歓声が上がったのは30分過ぎ。エリアが特徴的な動きでミカエル・ディレスタムを抜き去ると、そのクロスを受けたスティーヴン・ベルフハイスが強烈なシュートを決める。
エリアはHT直前には自らフェイエノールトを2点差でロッカールームに戻させるゴール。ディルク・カイトからのトス・ボールを受けると、この左バイテンは即座に振り向いてゴール隅への正確なシュートを突き刺した。
エリアはHTにビラル・バサチコグルと交代したため、これが最後のアクションに。そしてバサチコグルも後半最初の大チャンスにいきなり絡んだが、大きく展開するパスを受けたベルフハイスがGKとの1試合を決められず。この右FWはその前にもリック・カルスドルプとの連携からシュートチャンスをデレに阻まれた。イェンス・トールンストラもフェイエノールトに3点目をもたらすことに失敗。70分過ぎにバサチコグルの正確なクロスからヘディング狙ったがバーを直撃。
これらのミスで試合は蝋燭のようにあっけなく終わるかと思われたが、それはニコライ・ヨルゲンセンがいなければの話だった。フェイエノールトのトップスコアラーは最後の3分間で2押しで2得点。まずピッチに入って1分のバルト・ニューコープの見事なアクションから一押しし、それから程なく、バサチコグルがデレとの空中繊維勝ってゴールへ向かうボールに最後の一押し。これでヨルゲンセンはシーズン通算得点を14得点に伸ばしただけで無く、得失点差でフェイエノールトをライバルたちからさらに引き離すことにも貢献した。
こうしてヘット・レヒューンは日曜6時半ちょうどに良い気分で帰宅することができ、フェイエノールトは1月をリーグ戦3試合無失点で締めくくった。チームはN.E.C.相手にも大きなチャンスは全く与えず、十二分な自信を持って2月に向かうことができる。まずは来週日曜のFC トゥエンテとのアウエーゲームからだ。
Feyenoord - NEC 4-0
Scoreverloop:
30’ Steven Berghuis 1-0
45’ Eljero Elia 2-0
87’ Nicolai Jørgensen 3-0
90’ Nicolai Jørgensen 4-0
Scheidsrechter: Pol van Boekel
Gele kaarten: Vilhena, Nelom (Feyenoord), Dyrestam (NEC)
Opstellingen:
Feyenoord: Brad Jones; Rick Karsdorp, Eric Botteghin, Jan-Arie van der Heijden, Miquel Nelom; Jens Toornstra, Dirk Kuyt, Tonny Vilhena; Steven Berghuis (86’ Bart Nieuwkoop) Nicolai Jørgensen, Eljero Elia (46’ Bilal Basaçikoglu).
NEC: Joris Delle; Mikael Dyrestam, Dario Dumic, Wojciech Golla, André Fomitschow (80’ Taiwo Awoniyi); Ferdi Kadioglu (65’ Ali Messaoud), Janio Bikel, Gregor Breinburg; Jordan Larsson (75’ Kévin Mayi), Jay-Roy Grot, Mohamed Rayhi.
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「ベーカー戦敗退は全員にとって失望だった。木曜の後で全員が気持ちを入れ替え、しっかり答えを出すことが大事だった。木曜に目を向けるだけでは無く、我々はコップローパーなのだし、どの試合も勝ちたいのだから。それを我々はやって見せた」
「コンパクトな相手だったが、試合全体を見れば我々は良くやった。ただ最初の大チャンスをNECに与え、彼らがそれを逃したのは運が良かったと言わなければいけないだろう」
「我々のスタートは良かった。NECが非常にコンパクトで穴を見つけるのに苦しんだが、それでも素晴らしい2ゴールを決めた。終盤NECがスペースを広げたのを見ればもっとゴールを決めるべきだっただろう。最終的にもう2点獲れて良かった。ヨルゲンセンにとってもまたゴールを決められたことは重要。あれは彼にとっても我々にとっても大きな2得点だった」
「エリアはスプリントで痛みが出たが、リスクを犯さずに用心で下げただけ。今のところハムストリングにダメージは無いと見ている」
「ミケルもカルスドルプも攻撃面で非常に力強く、しっかりやっていたと思う」
「フィレーナはこの数週間新しいポジションでにおプレーだったが、どんどん良くなっている。今日も彼はとても良かった」
今夜のMarokko - Egypte戦について
「奇妙な状況。ある面では彼の成功を願っているよ。まか見てみよう」
http://www.fr-fans.nl/nieuws/28626/van-bronckhorst-in-dubio-het-blijft-een-rare-situatie
ディルク・カイト
「木曜はガッカリだったけど、先に進まなければいけない。今シーズンこれまでもそうだったように今日の僕らも良いリアクションを見せた。前半は支配、圧倒していた。ただNECが守備的なのは予想していたけど、極端に守備的で苦労したよ。それを考えればハイテンポでボールを動かして2つ良いゴールを決めた前半は良かったと思う。後半はちょっと低調になってしまったのが残念。だけどまだ2点決めることができた」
「トニーが戻ったのが快勝の理由?いや、そうは思わない。他の選手がしっかりやっていないということになるからね。カリムは重要だし、トニーも重要だけど、全員が良くやっている。大事なのは全員がフィットした状態をなるべく保ち続けること」
http://www.fr-fans.nl/nieuws/28625/kuyt-ik-denk-dat-we-er-uiteindelijk-goed-doorheen-kwamen
https://www.fr12.nl/nieuws/40831-kuyt-heer-en-meester-tegen-extreem-defensieve-tegenstander.html
トニー・フィレーナ
「多くのエネルギーを注ぐ自分のゲームができた。常に100%でやろうとするのが僕らしさ」
「僕らは1試合1試合で見ていかなければいけない。木曜の試合を振り返れば、あれはもう繰り返してはならないこと」
「Helden紙のインタビュー?そう以前のことでは無い出来事についてだから、もちろんいろいろな感情が反映されている。僕は全てを吐き出したからね」
「カリムとは連絡を取っているし、お互いのことは追っている。彼はアフリカ・カップでベストを尽くすべきだと思うし、勝ち進めるなら素晴らしいこと。今夜はビラルと一緒に落ち着いてどうなるか観戦するよ」
http://www.fr-fans.nl/nieuws/28628/vilhena-is-duidelijk-dat-mag-ons-niet-meer-gebeuren
スティーヴン・ベルフハイス
「木曜の失望はまだ残っているよ。前半はそれに良いリアクションを見せられた。後半は雑になってしまったね。フットボールは楽しいもの。後半も動き続けていれば楽しくなったはず。トニーが戻ったのは関係無い。僕は他の選手たちのことも信じている。フィテッセ戦だって前半は何の問題も無かったのに、後半はバラバラになってしまった」
「シーズンはまだまだ長い。今のところ僕らは多くのゴールを決め、堅固で、しかもリーグ戦1回しか負けていない。それでも僕らはもっと良くなれるはず。それができればまだまだ素晴らしい数ヶ月間になる」
「カリムにはお誕生日のお祝いと、早く戻ってくるように言っておいたよ」
https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/berghuis-%E2%80%98we-kunnen-nog-beter%E2%80%99
http://www.fr-fans.nl/nieuws/28627/berghuis-het-is-nog-steeds-zonde-van-afgelopen-donderdag
前半のゴールパフォーマンスについて
ベルフハイス
「エルジェロと試合前に話してアレをやろうと約束してたんだ。Salt Baeがインターネットで流行してるからね。それだけの理由。別に大した意味はないよ」
カイト
「僕はトルコ時代にたまたまあのコックのことは知っていた。イスタンブールに彼のとても良いレストランがあって、よく食べに行ってたんだ。いまSNSで彼の名前が付けられて、いろんな選手が真似してるね」
ようやく良い内容の試合で、文句無しの快勝。まぁトニーが良かったです。3試合目でかなり6番っぽくなってきました。周りがしっかり動いてフリーになれていたのが大きいですが、競り合いでエネルギッシュで、今日の試合はカリムの穴をまずまずしっかり埋めてくれたと言えるでしょう。
前線も久々に揃ってゴール。ベルフハイスは全体にそんな良くなかった気がしますが、エリアは前半力強く1ゴール1アシスト。後半代わって入ったビラルはやはり右サイドだと良いクロスを上げて決定機に絡めます。左サイドでももう少し効率よく仕事ができると使い勝手が良くなりますが・・・ で、心配だったニコライも久しぶりにゴール。依然として周りとの連携でチャンスを演出というシーンがなかなか生まれないのでちょっと苦しんでいる感がありますが、これで気分的に楽になってフィーリングが戻るのを期待。それにしても最後のゴールはそのままでも入ってたので、あれだけ利他的なキャラクターでもやっぱり自分のゴールが欲しいんですねぇ。