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あまりにも運に見放されたデ・クラシケル

日曜午後に行われたエールディヴィジ第6節、フェイエノールトアヤックス相手のデ・クラシケルで力強いパフォーマンスを見せたが、好結果に繋げることはできなかった。チームはホームで多くのチャンスを作りながらそれを得点に変えることができず、アヤックスが0-1で勝利。リカルド・ファン・ラインが試合序盤にFKから唯一のゴールを決めている。

 

アヤックスのGK ヤスパール・シレセンが守るゴールのクロスバーがもう1cm高かったら、フェイエノールトは今シーズン最初のデ・クラシケルを大量リードで折り返していただろう。だが現実は厳しく、チームは最初の15分間で3回バーに当て、アヤックスは運に恵まれた。その結果、ビジターチームは開始5分でファン・ラインの強烈なFKにより先制。

 

だがそれでもフェイエノールトは前半の自分たちを責めることはほとんどできない。前半アヤックスが作った最初のチャンスは実に30分を超えてから。元チームメイト アンワール・エル・ガージのシュートをケネト・フェルメールがスタイリッシュにセーブした。

 

これがランズカンピューンが前半に見せたたった1回の針の一刺しであり、前半はフェイエノールトが完全に手中にしていた。コリン・カジム・リチャーズをターゲットマンとしてスピッツに置いたチームはこの数試合よりも目に見えて良く、0-1のビハインドでHTに入ったにも関わらずヘット・レヒューンから拍手が起きたのも正当なことだった。その直前には、カジム・リチャーズに同点に追いつく大チャンスがあったが、シレセンとの1対1でシュートは枠外に。

 

後半もフェイエノールトはピッチ上で優位に立ったが、チームは前半ほどチャンスを作れなくなった。これは後半はリードを守るよりもプレッシャーをかけて2点目を取ろうとアヤックスの姿勢が変わったせいでもある。

 

そのため、ルテンは当然のように残り15分はミチェル・テ・フレーデをエクストラ・スピッツとして投入することを選択。これにより終盤はフェイエノールトにとって浮くか沈むかの展開に。この時点でフェイエノールトは本当に危険なシーンを作る事はできなくなっており、平日のSevilla戦の後ということと、アヤックス戦の前半で大きなエネルギーを費やしたのは明らかだった。ロスタイムに入ってようやくテ・フレーデが2回ゴールにあと僅かと迫ったが、1回目のシュートはライン上のDFにブロックされ、2回目はヘディングをシレセンに防がれた。

 

Feyenoord – Ajax 0-1

Scoreverloop:

5’ 0-1 Van Rhijn

 

Scheidsrechter: Blom

 

Geel: Viergever (Ajax)

 

Opstellingen:

Feyenoord: Vermeer; Wilkshire, Van Beek, Kongolo (78’ Te Vrede), Nelom; Clasie, Toornstra, El Ahmadi (70’ Vilhena); Schaken (70’ Manu), Kazim-Richards en Boëtius.

Ajax: Cillessen; Van Rhijn, Veltman, Moisander, Boilesen; Klaassen, Zimling (71’ Viergever), Serero; El Ghazi (84’ Kishna), Sigthórsson en Andersen (61’ Duarte).

 

http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/wedstrijden/feyenoord-ajax-eredivisie-20142015/verslag

 

フレッド・ルテン

「何も得られなかったのにはフラストレーションが溜まるよ。だが一方で我々が試合後に拍手を受けた事が多くを物語っている。今日は良いものがたくさん見れたが、自分たちのプレーに報いなければならない。モノを言うのはチャンスの数ではなく勝ち点だ」

 

「前半の我々は非常に良かった。自分たちが支配的なフットボールができることを示した。チームとしてまとまり、我々がこのチームに見たいフットボールをしていた。とてつもなくアグレッシブで、ボールを持った時もとても勇敢でガッツがあった。後半は両チームがより拮抗していたが、それでも終盤にはまだ数回チャンスがあった。1ptも取れなかったという結果には失望感で一杯」

 

「ビハインドで迎えた前半終了時に拍手が起きたことはヘット・レヒューンに感謝したい。このサポーターも拍手を受けるのに相応しい。試合後の拍手もこの試合を物語っている。私はカトリックの信者だが、今日は愛する主が我々の方を見てくれなかった。主が我々の勝利への扉を開けてはくれなかった」

 

「試合前はメディアは良いフィーリングを全く持っていなかったが、私は自信を持っていた。選手たちの力は分かっているからね。ディテールを除けばこのチームが良いプレーをできるのは見てきた」

 

これで6試合5pts

「結果は嘘をつかない。だが一方でこのチームがお互いにもっと慣れていけば勝ち点は付いてくると確信している。こういう負け方はフラストレーションが溜まるが、今日のような姿勢で今後プレーしていけば、もう3回バーに当てることは無いだろう。今度は決まるはずだ」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/rutten-%E2%80%98hadden-onszelf-moeten-belonen%E2%80%99

http://www.fr12.nl/nieuws/28254-rutten-onze-lieve-heer-heeft-ons-vandaag-niet.html

 

ヨルディ・クラーシ

「信じられないほどのフラストレーション。僕らはこれまでのデ・クラシケルと違い、90分間支配し、圧倒していた。試合開始直後から僕らがホームのボスだというオーラを出し、アヤックスに一瞬もやれるという気にさせなかった。ゴールを決め忘れてしまったことにとてもフラストレーションを感じる。この素晴らしいパフォーマンスを結果に繋げ損ねてしまった」

 

「この1週間はヴィレムIIとSevillaに負けて僕らにとって上手く物事が運んでいなかったのは確か。だから今日なんとかしなければならないのは分かっていたし、チームとして全力でやらなければならないのも分かっていた。そして僕らはそれを実行もしたのに。残念ながら結果が伴わなかった。それでもこの試合は今後数週間で勝ち点を得られるという自信になる」

 

ケネト・フェルメール

「僕らはとても良かったと思う。前へプレーし、プレッシャーも上手くかけていた。アヤックスは今日は一瞬も対応できていなかった。僕らは90分間支配し、数多くの大チャンスも作った。それなのに3回バーに当たり、ビハインドを背負ったのは普通じゃない。彼らがFKからゴールを決めてしまったのは格別に辛いよ。でも僕は最後の瞬間まで結果を変えられると感じていた。自分たちと観客に報いなければいけなかった」

 

「元チームメイト相手だし、だからこそいっそう勝ちたかった。僕だけでなく、チーム全体が勝つために全力を尽くしたんだ。自分たちが報われなかったのが信じられないほど辛い。ここのところ結果がついてきてないけど、僕らは今日のプレーを続ければ勝ち点を積み重ねていけると確信しているよ」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/clasie-%E2%80%98we-waren-negentig-minuten-heer-en-meester%E2%80%99

 

ジャン・パウル・ボエチウス

「最後まで報われないままだった。僕らは良いプレーだったけど、結局何も得られなかった。負ける事は考えてなかったし、後半も前半と同じようにプレーできると思っていたけど、多くのエネルギーを使ってしまった。これを続けられるようにするのが次のステップ」

 

「カジムとテ・フレーデはお互いに似たクオリティを持っている。カジムは良かったよ。DF2人を相手にボールをずっと収めてくれていた」

 

「15位という位置は、僕らがこれらの試合で絶対に勝ち点を取っていかなければならないということ」

 

「水曜のベーカー戦も全力でやるかって?その試合だけじゃなく、リーグ戦の全ての試合もだよ」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/28257-boetius-we-moeten-punten-gaan-pakken.html

 

コリン・カジム・リチャーズ

「HT直前のはこの試合最大のチャンスだった。普通なら僕はああいうチャンスはいつも決めてきたんだ。でも時間がありすぎ、選択肢もありすぎてトラブルに陥ってしまった。あのシーンは今夜100回思い返すだろうね。個人的には本当にイライラしてるけど、でもチームを誇りに思う。若い選手が多いのに、2敗した後にキャラクターをしっかり示した」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/28262-flinker-misser-kazim-maar-houd-ons-in-de-gate.html

 

 

なかなか信じがたい試合ですが、どうやっても勝てない試合もあります。なんでよりによってデ・クラシケルでそうなるんだと悲しくなりますが・・・

 

チームのプレーは非常に素晴らしかったです。2012年のデ・クラシケルでもこれほど圧倒はしてませんし、特に前半はこのチームの本当のクオリティをようやく示した45分間。ボールを持っていない時はほぼ完璧でボールを持った時もカジムがしっかりボールを収め、イェンスとカリムの走力が活き、チームとして前に大きな推進力がありました。連携がさらに上がってポジションプレーが向上し、ボエチウスがトップフォームになってくれば長く連勝できるポテンシャルはあります。

 

スタメンはおそらく今日の11人が第1選択肢か。あとはスハーケンをマヌか、トニーを中盤のスタメンに近い2番手で使っていく感じになるでしょう。今日は交代策含めてルテンは良い仕事をしました。プレッシャーがかかった試合でしっかり答えを出してくれたので、シーズン最後まで頑張ってもらいましょう。

 

ほとんど欧州戦の経験が無い選手たちで、スペイン帰りから中2日でエネルギー切れになるのは仕方なし。ハードスケジュールでもやはりこのスタイルで続けて欲しいものです。そのためのセレクションの層ですし、まずはベーカー戦。