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デ・クラシケルで痛ましい敗戦(第9節:020-thuis)

フェイエノールトは日曜午後のアヤックスとのホームゲームで内容より遙かに悪い1-4のスコアで敗戦。監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームは60分過ぎまで最も勝利に近かったが、最後の20分間に3失点を喫した。

 

デ・カイプでの62回目のデ・クラシケルは良いフットボールと言うよりも緊張感と激しさの優る試合に。デ・カイプの濡れたピッチで試合開始直後から情熱、バトル、そして多くの競り合いが生まれていた。前半やや優勢だったのはアヤックスだったが、非常に危険なシーンは生まれず。フェイエノールトにとって本当に注意すべきシーンが訪れたのは30分を過ぎてようやく。アミン・ユネスがフリーでシュートを放ったが、ブラッド・ジョーンスがセーブした。

 

このアヤックスのFWのチャンスはジャン・パウル・ボエチウスの雑なボールロストからであり、アムステルダマースのプレッシャーを受けて多くのフェイエノールダーが組み立ての早い段階でボールを失っていた。そのためフェイエノールトはほとんど相手ゴールに近づけなかったが、それが変わったのは前半最後の15分間。この時間帯に最大のチャンスが生まれたのも偶然では無かった。イェンス・トールンストラのFKにニコライ・ヨルゲンセンが触って方向を変えたが、アンドレ・オナーナがゴール隅へのこのシュートをセーブ。

 

フェイエノールトはHT明けも前半最後の部分の流れを続けようとしたが、その望みは数分で失望に。ソフィアン・アムラバトがダヴィド・ネレスの足元にボールを蹴ってしまい、クラース・ヤン・フンテラールが決めて0-1.

 

チームは5分以内に同点に追いつく最高のチャンスを得る。力強いプレーを見せたリチアーノ・ハプスがペナルティエリア内で倒され、ヨルゲンセンが11mから狙うことを許されたが、しかしそのシュートはオナーナによってヘット・レヒューンの悲鳴に変わった。だがそれから間もなく、このデンマーク人がマタイス・デ・リフトからボールを奪い、トールンストラへのパスでミスを帳消しに。トールンストラは一瞬の躊躇も無く強烈なシュートをゴール上部に突き刺し、1-1.

 

激しい後半最初の15分間の後、試合は遂に火が付き、フェイエノールトがそのまま2点目を目指して情熱を燃やした。そのゴールはすぐに決まってもおかしくなかったが、ヨルゲンセンのシュートはブロックされ、直後のフィレーナの強烈なシュートはサドネットに。

 

そしてフェイエノールトがゴールを決めるのに相応しかった正にこの時間帯に、アヤックスがリード。中盤でのボールロストからのカウンターを途中出場 キャスパー・ドルベルフが詰めて1-2.

 

フェイエノールトはこのショックから立ち直らなければならず、終盤まだ火の中から1ptを得ようとケヴィン・ディクスに代えてミヒル・クラーメルを投入。しかしチームが同点に近づくことはもう無く、残り時間でアヤックスが生まれたスペースを最大限に活用し、シーム・デ・ヨングとドルベルフにとってさらに1-4に。これによってフェイエノールトアヤックスに3pts差を付けられただけでなく、コップローパー PSVとの差は8ptsに開いた。

 

Feyenoord - 020 1-4 (0-0)

Scorverloop:

50’ 0-1 Huntelaar

58’ 1-1 Toornstra

72’ 1-2 Dolberg

89’ 1-3 S. de Jong

90’ 1-4 Dolberg

 

Scheidsrechter: Danny Makkelie

Gele kaarten: Jørgensen, Vilhena (Feyenoord), Huntelaar, Ziyech, Schöne, Neres (020)

 

Opstelling Feyenoord:

Brad Jones; Sofyan Amrabat, Kevin Diks (79’ Michiel Kramer), Jerry St. Juste, Ridgeciano Haps; Jens Toornstra, Karim El Ahmadi, Tonny Vilhena; Steven Berghuis, Nicolai Jørgensen, Jean-Paul Boëtius (56’ Sam Larsson)

 

https://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/feyenoord-ajax-netherlands-eredivisie-2017-2018/verslag

 

ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト

「失望しているのは明らか。まだ感情的だからあまり話をしない方が良いだろう。我々にとっては痛い結果。私自身の責任だ。今の我々の状況を考えれば勝っていればエネルギーを得られたし、それが必要でもあったが、今日の我々はほとんど勇気を示していなかった」

 

「この前の木曜日より遙かに悪い試合の入り方で多くのボールを失った。プレーにフレアと勇気が無く、試合に入ることができていなかった。前半ほとんどチャンスを作れなかったのも論理的な結果」

 

フットボールはミスのゲームだが、我々はPKを失敗し、その後さらに2つの大きなチャンスも逃してアヤックスを助けてしまった。実際上手く1-1に追いつき、その後やっと信じる気持ちがチームに出た。遅すぎるが、試合を自分たちのモノにするだけのチャンスも得ていた。しかしそれを決めるからりにリードを失い、終盤はアヤックスに上手くやられた」

 

「怪我でDFラインを入れ替えなければいけなかったが、それがこの弁解になるとは思っていない。もっと大きな問題がある?結局は自分たちのチャンスを決めなければいけなかった。そうしていればエネルギーと自信を得られていた」

 

「これだけ酷かったのが緊張のせいであることを願っている。これがこの選手たちのレベルでは無いからね。とても酷かった。毎試合良いフットボールで入っていたが、今日はそうでは無かった」

 

「もしかしたら私が選手たちに上手く準備させなかったかもしれないし、もしかしたら他のやり方をさせるべきだったかもしれない。これから数日間考えることはたくさんある。8pts差?我々はすでに多くの勝ち点を失ったが、PSVとの差は考えることの中で一番最後。今は自分たちに目を向けることが大事」

 

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-een-mokerslag

https://www.fr12.nl/nieuws/44646-van-bronckhorst-dit-is-een-mokerslag-voor-ons.html

https://www.fr-fans.nl/nieuws/33049/we-hebben-ajax-gewoon-geholpen-vandaag

 

カリム・エル・アマーディ

「全般的に酷い試合だったと思う。特に前半は両チームとも本当に悲劇的でほとんどフットボールになっていなかった。僕らも全くチャンスを作れなかったけど、後半は良くなった。後半は2-1か3-1にしなければいけなかったし、そうすれば勝てていた試合。実際まともなフットボールの試合になっていたのは実際20~25分くらいだろう。それ以外はなっていなかった。ただお互いに良いフットボールはしてなかったけれど、アヤックスが早めのプレッシャーを掛けるという僕らより良いプランを持っていたのは見れば分かる。彼らも前半は危険なシーンは無かったけど、後半は上手くゴールを決めた。この結果は行きすぎだし、もっと良い結果を得られたはず。でも最後の5分間の競り合い方では今日の僕らはアヤックスを倒すには十分では無かった。辛い敗戦。フットボールは酷かったし、結果も酷い。だから僕らは恥ずかしく思うべき」

 

「8pts差は大きいけど、まだシーズンの序盤だし、まだ何も失った訳では無い。でもこれからの数週間で何かを変えないといけない。この結果は厳しいけど、今はチームとして立ち上がらないといけない」

 

https://www.fr-fans.nl/nieuws/33046/el-ahmadi-hard-voor-feyenoord-we-mogen-ons-zeker-schamen

https://www.fr12.nl/nieuws/44649-el-ahmadi-ajax-had-een-beter-plan-dan-wij.html

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/el-ahmadi-dit-komt-hard-aan

 

ニコライ・ヨルゲンセン

「今はグループ内に失望が大きい。僕自身がもしかしたら最もガッカリしているかもしれない。PK失敗は一度はあり得るけど、今日得点できなかったのは僕にとってもっと大きな敗北。今日の僕は良い試合はしていなかった」

 

https://www.fr12.nl/nieuws/44648-jorgensen-penalty-missen-kan-maar-niet-scoren-is-erger.html

 

 

まぁお互い良い試合にはならないのは予想通りでしたが、その予想を超えるくらいお互いに酷かったです。近年も酷いクラシケルはあった気がしますが、間違いなく史上最低レベルのデ・クラシケルだったでしょう。

 

悲しいかなスフェンも痛んでどうするのかという、実際どうにもならない状況で仕方なく「ユースでCBだった」という理由でまさかのディクスを選択。ファーストプレーがいきなり良かったですが、あとは予想通り。特に組み立てが全くできなかったのがさすがに厳しい・・・ ディクスの隣で責任感ができたか、シン・ジュステは地味に結構良かった気がします。まぁこんな試合で気の毒ですが。チームとしてもなぜか早めのプレッシャーを全く掛けられず、普通なら前半でノーチャンスゲームになりそうな出来でしたが、まぁ相手も酷い状況なのはそれほど変わりなし。

 

後半はアムラバトのこれ以上無くつまらないミスで失点。そしてニコライがPK失敗。ただニコライはターゲットマンとしてかなり奮闘していたので、周りの選手よりは遙かに良い試合をしていたはず。イェンスの久々のゴールで追いついた後は急激に良くなって10分間くらい圧倒的なフットボールをしていましたが、ニコライがベストチャンスを決められず。ここ最近のデ・カイプでのクラシケルは大体こういうチャンスを逃して結果を得られてませんので、やっぱりちょっとどうにもならない感じに。

 

1-2の失点はトニーとシン・ジュステがドルベルフから目を離してフリーに。ディクスがどこにいたのかはもうあまり考えないことに・・・ 終盤のディクス→クラーメルの交代策がジオにしてはリスキー過ぎたのは本人も痛感しているでしょう。

 

いろいろ苦しい時期ですが、とにかくCBが2人揃わないとさすがに話にならないので、スフェンの具合が気になります。そして水曜のベーカー戦は気分を入れ替えるチャンスでもあり、多分あまりローテーションはせずに大勝を目指す試合になるはず。