あとたった1ptでグループ10の首位を決められるヨング･オランイェとコル･ポット。そうなればチームはWK 2013を賭けて10月のPOへ臨むことになるが、このタレント選抜を真剣に考えているボンズコーチ ルイ･ファン･ハールの万全のサポートを得られるはずとポットは考えている。
「もちろんフロート･オランイェが全ての中心だが、ヨング･オランイェもファン･ハールのプランの中で重要な位置にある。とにかく来年イスラエルでのEKには絶対出場しなければいけない。若手にとって大会で得る経験は計り知れないほど貴重なんだ。それはファン･ハールも同じ考え。特にヨング･オランイェは過去2回本大会を逃しているからね。前回は私の指揮のもとでだったし、私自身今もあの記憶に苦しんでいるよ」
当時のヨング･オランイェは予選で素晴らしい戦い振りを見せていた。無敗だったヨング･スペインも満員のカステールで2-1と破った。
「しかしウクライナとのPOでEK 2011のチケットを逃してしまった。ホームで1-3で負け、Kievでのプレーは素晴らしく、3年間ホームで無敗だったウクライナに0-2で勝ったが、1ゴール足りなかった。あれは悲劇だったよ」
しかしKNVBのディレクター ベルト･ファン･オーストフェーンも2009年からヨング･オランイェを率いているコル･ポットを何度となく励ましてきた。ルーク･デ･ヨング、ケヴィン･ストロートマン、ジェフリー･ブルマ、ジョルジニオ･ワィナルドゥム、ティム･クルル、エリック･ピータース、フルノン･アニタ、シーム･デ･ヨング、リロイ･フェル、リッキー･ファン･ヴォルフスヴィンケル、ニック･フィールヘーフェル、ステファン･デ･フライ、ブルーノ･マルティンス･インディ、アダム･マヘル、ルシアーノ･ナルシン、バス･ドスト。彼らは全員(予備的にしろ)ヨング･オランイェからフロート･オランイェへとステップを踏んでいる。
「今回のオランイェにはヨング･オランイェでもプレーできる世代の選手が6人いる。マルティンス･インディ、デ･フライ、マヘル、ナルシン、ファン･ライン、ヴィレムス。怪我で辞退したストロートマンとワィナルドゥムもいれれば8人だ」
ルイ･ファン･ハールがその気になれば、ポットは多くのタレントを起用できる。
「9月7日のオーストリア戦では絶対に1ptが必要。このチームならPOを突破して本大会へ進める可能性はかなり高いだろう。もしすでにオランイェ入りしている選手たちをヨング･オランイェに呼ぶことができれば素晴らしい事だ。ルイもその考えには夢中になってくれている。彼は就任決定後すぐに私と長期的なプランについて話をしようと言ってくれた。スカウティングには私も同行しているんだ。ヨング･オランイェのステータスははるかに向上していると感じているよ」
さらにポットは選手たちの素晴らしさについて話を続けた。
「ジョルジニオ･ワィナルドゥムが呼べれば夢のようだよ。彼は5月にポーランドとウクライナでのEKセレクションに落ちたのを知らされたが、すぐに頭を切り換えてヨング･オランイェでファンタスティックな活躍をしてくれた。我々はルクセンブルクとブルガリアにどちらも5-0で勝ったが、その大部分はお手本とすべきワィナルドゥムの姿勢によるもの。私はそう言いたい」
