ヨング･オランイェは金曜にオーストラリアとイスラエルでのEK前最後の練習試合を行い3-1で快勝。しかしEKで要求されるフォームになるまでにはチームとしてまだハードワークしなければならないことも明らかになった試合だった。
チームに声援を送り、EKへ送りだろうとする63000人のファンが集まったエメンでヨング･オランイェは素晴らしいスタートを切る。開始4分過ぎ、木曜のトレーニングで多くの選手が時間をかけていたFKを任されたのはアダム･マヘル。このMFはペナルティエリア際右側から、綺麗なカーブで壁とGKを破った。
しかし素晴らしいオープニングはその後に続かず。ヨング･オランイェのプレーテンポはあまりに低く、常にハードワークするオーストラリアを本当に苦しめるには至らなかった。ただ反対側でもGK イェルーン･ズートがアクションを起こす必要はほとんど無し。
30分過ぎにようやく再びスムーズな攻撃から2-0。多くのコンビネーションの後にボールは走り込んだジョルジニオ･ワィナルドゥムの所へ届くと、彼は難しいアングルからのシュートを決め、ヨング･オランイェでの8ゴール目。
HT直前には再びマヘルがオーストラリア･ゴールを襲い、GK Paul Izzoがセーブしたがリバウンドをキャプテン ケヴィン･ストロートマンが押し込むスピッツ･ゴールで3-0。
ヨング･オランイェはHTに大きく選手を入れ替え。エメン出身のユルゲン･ロカーディアを含む8人を新たにピッチに送り出した。だがPSVのスピッツは意欲に溢れていたもののアクションに運は無く、1回あったシュートチャンスもゴールの枠を逸れた。
オーストラリアが3回GK マルコ･ビゾットと1対1になった後で、オランダがそれでも無失点だったのはちょっとした奇蹟だった。2回はこのGKがボールに反応し、三回目は抜かれたもののパトリック･ファン･アーンホルトがライン上ぎりぎりでボールをクリア。しかしロスタイムにはその運も続かず、オーストラリアはようやくそのプレーに相応しいゴールを決めた。
6月6日のドイツとのEK初戦までにヨング･オランイェにまだやらなければならない事が多くあるのは明らか。週末の後にセレクションは月曜からトレーニング再開。初日はオランダで、火曜からはイスラエルのHaifaでトレーニング･キャンプを行う。その後にはオランダは三回目のユーロペース･ティートルを狙う用意ができているはずだ。
Statistieken
Nederland-Australië 3-0 (3-1).
Scoreverloop: 5. Maher 1-0, 31. Wijnaldum 2-0, 44. Strootman 3-0, 90. 3-1 Maclaren.
Scheidsrechter: Lardot.
Gele kaart: Van Ginkel.
Opstelling Nederland: Zoet (46. Bizot), Van Rhijn (46. Leerdam), De Vrij, Bruno Martins Indi (46. Nuytinck), Blind (46. Van Aanholt), Strootman (46. Vilhena), Maher (46. Duarte), Van Ginkel, Wijnaldum (46. Jozefzoon), De Jong (46. Locadia), Depay.
http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/15944/jong-oranje-verslaat-australi%C3%AB
コル･ポット
「お互いに慣れる必要があったと思う。ラインの間が空いて、そこをオーストラリアに使われてしまった。しかし本当に心配するほどのものは無かったよ。我々にとっては何もかも収獲」
「後半は若手をピッチに入れたかったが、その全員が責任を果たさずに多少自分の成功を狙いすぎた。だがもちろん彼らは自分たちの力を見せたいと思っているから、それもまぁ当然ではある。こういう事が起きたのが今日で良かった。渓谷にしよう。ドイツやスペインのようなトップ国相手では、こういう事は全て罰せられることになるだろう」
http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/15945/pot-maakt-zich-geen-zorgen
ケヴィン･ストロートマン
「ラインの間が離れすぎて、オーストラリアに何度もとても簡単にフットボールをさせてしまった。もっと多く、より早く、より上手くプレッシャーをかけて、お互いの約束事をはっきりさせないと」
http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/15950/%E2%80%98direct-duidelijk-wat-beter-moet%E2%80%99
後半は参考にならないとして、前半は圧倒的に支配していた割りにチャンスシーンは少なく、妙に効率の良いゴール。CBの組み立ては上手くいっているので、サイドと中盤の連携の問題でしょうか。今日はストロートマンとファン･ヒンケルが被ってあまり機能していなかった印象。結局替えの利かないのはストロートマンではなく、マヘルとクラーシのような気が。あとはいつもながらワィナルドゥムがボールを持ってない時に相手選手をフリーにしすぎるのがちょっと･･･。心配していたデ･ヨングはポストプレーをしっかりこなしていたものの、シュートチャンスが無かったのでまだ多少不安。
このチームのポテンシャルを考えれば5，60点くらいの出来でしょうか。EKまでにどこまで良くなるか。
