ヨング・オランイェにとって水曜夜のイタリアとの親善試合は紛れもない完敗だった。前半で最終スコアの0-3とされ、その時点でオランダはもう幸運を祈るしかなくなってしまった。
史上15回目のレーウヴァルデンでの試合において、ヨング・オランイェのスタートは悲劇的なものに。ブルガリア戦で文句なしの勝利(5-0)を収めたチームからDFラインの大部分が入れ替わり、あまりにも不器用さが目についてしまった。それをイタリアに突かれ、最初のチャンスを決められるのを止めることができず。ヨハン・カペルホフがLorenzo Insigneにかわされ、カーブを掛けたシュートでイェルーン・ズートの手の先を抜かれてしまった。
イタリアの光る、見事なプレーの前に、オランダは一瞬も自分たちのプレーに入ることができず。15分過ぎに再び守備の不味さが出て、今度はCiro Immobileのシュートに対してズートはノーチャンス。Alessandro Florenziが0-3とした後も、ヨング・オランイェがスコアボードに得点を刻むことはなく、何の慰めも無いまま前半は終わってしまった。
コル・ポットのチームが3点差で負けたのは過去1回だけ(スウェーデンとの親善試合で3-0)。HT直前にはルーク・デ・ヨングに最初の本物のチャンスがあったが、オラ・ジョンからのクロスをスピッツは合わせられなかった。
後半にオランダは数回良いプレーを見せ、何度かチームとして攻撃的な姿勢を出そうとする。しかし本当に危険なシーンを作るまでには至らず、特筆すべきは個人レベルの話しかない。ミチェル・ダイクスとナファロネ・フォールがヨング・オランイェでのデビューを果たし、リロイ・フェルがヨング・オランイェでの25試合目となった。
ヨング・オランイェは9月7日金曜日のオーストリア戦で1ptでも取ればにEKグループ予選首位を決定し、予選POへ進む。そのPOを勝ち抜ければオランダは2013年いイスラエルで行われるEK本大会へ晴れて出場することができる。しかしこのミッションに成功したいのなら、次の(数)試合ではもっとかなり良いプレーをしなければならないだろう。
Statistieken:
Nederland – Italië 0-3 (0-3).
Scoreverloop: 2. Insigne 0-1, 15. Immobile 0-2, 37. Florenzi 0-3.
Scheidsrechter: Mario Sant (Malta).
Gele kaarten: Van Dijk, Bacuna.
Opstelling Nederland: Zoet, Kappelhof (46. Dijks), Van Dijk, Blind, Van Aanholt, Bacuna, Fer (65. Van Haaren), Van Ginkel, Wildschut (46. Van la Parra), De Jong (65. Zeefuik), John (65. Foor).
http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/13370/itali%C3%AB-droogt-jong-oranje-af
コル・ポット
「本来のDF陣から5人もいなくなれば、チームとして壊れてしまう。今日は選手たちをリスペクトした上で言っても、多かれ少なかれセカンドチームだった。トップレベルの選手たち相手では苦しむことになる。実際非常に苦しんだ。あれだけ多くの選手がミスをすれば罰を免れることはできない」
「こんな試合でも誰が苦しんでいたかを見れば、次の試合へ向けての情報収集にはなった。0-3負けはきつい。しかし我々は全員が完璧に揃えば非常に良いチームなんだ」
http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/13373/cor-pot-raakt-niet-paniek
怪我人が出て最終的なセレクションが確定した時点で嫌な予感しかしませんでしたが、最終ラインは悲劇的でした。ズートお気の毒様。その上中盤も不用意なボールロストを繰り返せば、よく3失点で済んだなぁ、という試合。
毎度のことですがトップレベルの層が薄いオランダ。巡り合わせが悪ければこういう試合になる危険性はいつもあります。しかしなんのテストにもなりませんでしたね。次の試合もクラーシやステファンはいないでしょうから、全く油断はできませんよと。