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ロッベン、オランイェを勝利に導く

水曜夜のウェンブリーでオランダはイングランド戦勝利を記録。パッとしない前半の後、ロッカールームから出てきたオランイェはイングランドを支配し、15分間でロッベンフンテラールのゴールで2-0に。イングランドも終盤追いついたが、再びロッベンが素晴らしいゴールで2-3と試合を決めた。

 

HTにベルト・ファン・マルワイクは自分のチームを叱りつけたのだろう。後半ピッチに現れたのは別のオランイェだった。より輝き、よりシャープで、より精密。勇敢に前へとフットボールをした。

 

時にフットボールでは小さな事に左右される、いつもより少し遅いテンポに選手たちは慣れることができず、ミスを繰り返した。ライン間のスペースがかなり開きすぎていたため、相手の助けもなかったらさらに悪い事態になっていただろう。それが前半のオランイェだった。しかしロビン・ファン・ペルシに代わりクラース・ヤン・フンテラールが、エリック・ピータースに代わりスタイン・スハールスがチーム入り、ティータイムの後のウェンブリーは全く別のオランイェを観る事になる。

 

勇気のあるフットボール、堅固さ、正確なパス。それらは目に見えて効果をハッキリ、イングランドは下がるしかなかった。トレーニングでも非常に好調だったフンテラールがまず54分に警告を与えるシュート。3分後にもフンテラールが再び狙うと、ナイジェル・デ・ヨングの上手いインターセプトから決定的なカウンター。自陣でボールを得たエリエン・ロッベンがかつての姿で相手ゴールへ向けてスプリント。フンテラールが見事にDF二人を釣り出し、ロッベンは左足で対角線上にゴールを決めて0-1。

 

1分後にはディルク・カイトの正確なクロスにフンテラールが見事なヘディングシュートで再びネットを揺らして0-2。だがゴール後もフンテラールが神聖な芝を口にしたままピッチで起き上がれないままだったため、喜びはすぐにパニックへと変わる。彼はゴールを決めた際にChris Smallingと激しく衝突していた。

 

数分間の治療後、スナイデルとファン・ボメルに付き添われてフンテラールはピッチを後に。彼は途中出場で効果的なプレーを見せたが15分間でまた交代無ければならなかった。合彼のスピッツポジいションのライバルは前半低調なオランイェの中でほとんど何もできないプレーをしていたため、代わって入ったのは3人目のスピッツ ルーク・デ・ヨング。一方でSmallingは担架に乗せられ、観客の拍手を受けながらピッチを後にした。

 

イングランドはあっという間の2失点にもショックを受けず、オランダは大きなスペースを与えてしまうリスクあるプレーをしていたが、Daniel Sturridgeはゴールチャンスを決められず。84分にGary Cahillがついにゴール。さらに残り数分でAshley Youngのゴールによってイングランドは同点にまで追いついた。イギリス人は総立ちになったが、彼らはアリエン・ロッベンの存在を考えていなかった。

 

彼はロスタイム3分にHartの背後のゴール隅に綺麗なカーブを描いたシュートを決めて2-3。ロッベンにとってはオランイェへの素晴らしいカムバックだ。

 

何よりもオランダにとって素晴らし勝利。オランイェのスタッフが思い描いているフットボールをするために、今回もまた雷のような激しい説教が必要なのは明らかだが、EKへ向けて自信をつかむにはウェンブリーでの勝利は何よりだった。

 

Statistieken:

 

Engeland – Nederland 2-3 (0-0).

 

Scoreverloop: 57. Robben 0-1, 58. Huntelaar 0-2. 84. Cahill 1-2, 90. Young 2-2, 90+3 Robben 2-3.

 

Geel: Richards.

 

Scheidsrechter: Brych (Dui).

 

Toeschouwers: 76.283.

 

Nederland: Stekelenburg; Boulahrouz (82. Vlaar), Heitinga, Mathijsen, Pieters (45. Schaars); Van Bommel, De Jong; Kuyt, Sneijder (76. Emanuelson), Robben; Van Persie (45. Huntelaar/63. Luuk de Jong).

 

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/11508/robben-schiet-oranje-naar-zege

 

ベルト・ファン・マルワイク

「チームにより安定性が必要だったのは明らかだった。そこを直してまた前を向くことができる。選手たちに聞かなければ分からないが、みんなもこれには同意してくれると思う。我々はドイツ戦のようには相手のカウンターを許そうとしなかった」

 

「前半はボールを持っている時に雑だったが、どの局面でもイングランド相手にフットボールができるのは明らかだった。HTにいくつか修正し、後半も同じやり方を続けたが、約束が守られていた時間帯はかなり良くなった」

 

「15分で素晴らしい2得点を決め、最終的に3点目も入ったから、全て良い結果に見える。しかし私は0-0でも同じように言っただろう。もちろん2-3の方がもっと魅力的だという人たちはいるだろうがね」

 

2失点について

「我々はDF陣の3つのポジションを変えなければならなかった。スタイン・スハールスを実験的に左バックに入れ、フラールを入れた際にはジョン・ハイティンハを右サイドでプレーさせた。2失点したのは、誰か1m前に出るのを忘れた選手がいたから。前に出ていればオフサイドだった。誰かを言うのは微妙な話だが、それが事実だ」

 

フンテラールとSmallingの衝突について

「私もショックを受けたが、あれは見事なゴールだった。良いクロスと正真正銘スピッツゴール。だが彼はまだ脳震盪が残っていると思われる。用心のために病院へ行ってスキャンを受けさせる」

 

ファン・ペルシについて

「前半で彼を判断するのはフェアではない。こういう試合で選手への信頼を無くすことは私はしない。ロビンはファンタスティックな選手であり、それはこういう夜の後でも変わらない」

 

目標は達成'''

「我々は2試合良くない試合をしていた。だからここでは勝つことが重要だったんだ。特にEKへ向けて、我々にとっては非常に重要な試合だった」

 

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/11512/van-marwijk-doel-bereikt

 

マルク・ファン・ボメル

「前半はコンパクトなプレーをしようとしたんだ。ドイツ戦では前へ出て3回罰を受けた。今回はそれは避けたかった。それでチェスゲームになったが、後半は相手を圧倒しようとした。WKレベルのプレーだっただろう」

「ナイジェルはストロートマンやファン・デル・ファールトよりも多少守備的。彼とのプレーは最後の7分間以外はとても良かった」

 

「エリエンの最初のゴールの時にはクラース・ヤンの対角線上に逃げる動きが鍵になっていた。2点目もクラースの巧さ。後半に入る時にやれるのは分かっていた」

「2失点は不味かった。それは直さないといけない」

 

アリエン・ロッベン

「楽しいね。オランイェでの試合は楽しめる。今のオランイェはバイエルンとは別物。僕はリラックスしてプレーできるんだ」

 

 

ハンブルクでの悲劇的敗戦で批判も多かったため、とにかく勝利という結果と、WK当時の堅さを取り戻すのが重要だった試合。というわけでストロートマンではなく久々にナイジェル・デ・ヨングを起用。好調さが感じられて守備面はかなり安定してしてました。ただスナイデルがあの調子なので前の4人で点取ってね、という訳にはなかなかいかなかった前半。ロッベンも良いシーンもありつつ変なボールロストなど、まだ調子が上がってない印象でしたが、まさかあんな事になるとはw

 

後半はほんの少しだけテンポが上がってぽんぽーんと2得点。カイトは右サイドでかなり苦戦してましたが、きっちり仕事。スピッツはもういい加減いフンテラールで良いでしょう。ロッベンも左サイドからフリーロールにした方がみんなのためにいい気がします。あとはスナイデルの調子が上がることを期待して、ファン・ペルシに10番か右サイドを争わせる感じになるんじゃないかな~と。アフェライが完全復帰したらどうなるのかまた謎ですが。

 

コントローラー2枚は置いといて、問題の両サイドバックは。今日もダメダメ。ほぼ無理矢理招集のピータースはともかく、ブラルーズも組み立てにほとんど貢献できず、カイトを孤立させる始末。両サイドとも相手のスピードあるアタッカーにかなり押されてました。スハールスの左バック起用は最初それほど悪くないかと思えたものの、2失点目は彼のミスに責任もあるのでまだ微妙か。

 

終盤あたふたしましたが、イングランドの1点目はそもそも普通にオフサイドでしたし、まぁ良いか。EKへ向けてまたムードを上げられる勝利では。ロッベンが普通の調子で普通にプレーできれば圧倒的存在になるのは最後のヴェレルトクラッセなゴールでも明らか。ベルタスの指揮でのオランイェ100ゴール目ですが、ほとんどプレーできてないロッベンが取ってく当たりはさすがですw