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オランイェ、カザフスタンに苦戦の末の勝利

予想より苦戦したものの、オランダ代表は2016年にフランスで行われるEKへ向けての予選で初の3ptsを得た。金曜夜にアムステルダム・アレナで行われた試合は最初の10分間にようやく勝ち越して3-1の結果。

 

イタリア(練習試合)、チェコ(EK予選)に2連敗した後の立て直しをアムステルダム・アレナで計ったオランイェ。オランイェは試合開始直後から危険なシーンを作り、ロビン・ファン・ペルシのゴールで先制したかに思われたが、主審 Jugによってオフサイドの判定で取り消しに。そして直後にはカザフスタンが効率良くCKから先制。DF Renat Abduliが見事にヘディングを決め、アムステルダム・アレナを静まりかえらせた。

 

この驚きのスタートによって、オランイェが攻めてカザフスタンが11人で守るという試合展開はさらに一方的なものに。守備の穴を見つけようとするオランダは、特にファン・ペルシ(至近距離からのヘディングとシュート)とジェレマイン・レンスが同点ゴールに近づいたものの、驚きの0-1ビハインドというスコアでロッカールームに戻ることになった。

 

後半も攻撃的なオランイェとゴール前を固める相手という展開。特に10分を過ぎてクラース・ヤン・フンテラールがアタッカーとしてさらに投入され、彼が再びその価値を証明するのに長い時間はかからなかった。投入から5分後にヘディングでカザフスタンのGKを破って1-1.

 

ビジターチームはその直後にはDzolchiyevがアフェライへのファールでレッドカードを受けて10人で試合を続けなければならない事態になり、オランイェにはチャンスの雨が。ロッベンがFKでバーを叩き、その直後にも2-1のゴールに近づいたが、GK Mokinがフンテラールのシュートを止めるなど、ここでもヘルト・ロールに。

 

残り15分を過ぎて、オランイェにとってはFIFAランク127位の相手に恥をかく驚きの結果になるかと思われたが、しかし・・・そこにイブラヒム・アフェライがいた。残り8分、もう一度シュートを試みた時『三度目の正直』と彼は思っただろう。そしてそれまで2回のシュートとは対照的に、ネットを揺らして2-1.

 

最後の数分間には、ロッベンがまたしてもチャンスを逃したものの、オランイェはファン・ペルシがファールを受けてPKを獲得。キャプテンがこの棚ぼたのチャンスを自ら決め、オランイェはなんとか勝利。月曜には次の予選、アイスランドとのアウエーゲームが行われる。

 

Statistieken:

 

Nederland - Kazachstan 3-1 (0-1).

 

Scoreverloop: 17. Abdulin 0-1, 62. Huntelaar 2-1, 82. Afellay 2-1, 89. Van Persie (pen.) 3-1.

 

Rode kaart: 64. Dzolchiyev (Kazachstan).

 

Opstelling Nederland: Cillessen; Van der Wiel, De Vrij, Martins Indi (81. Fer), Blind; De Jong (55. Huntelaar), Afellay, Sneijder, Lens, Van Persie, Robben.

 

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/18970/oranje-wint-moeizaam-3-1?type=actueel

 

フース・ヒディンク

「度々良いプレーがあったし、今日は満足できる出来。HTに交代を行わなかったのは、前半のようにボールテンポを高く保ってポジションプレーを続けられれば遅かれ早かれゴールが決まるのは時間の問題と分かっていたから。いや、『またか?』とは思わなかったよ」

 

ロビン・ファン・ペルシ

「自分たちのプレーに対しては良いフィーリングを持てたよ。クレイジーに聞こえるかも知れないけど、前半の僕らのプレーはかなり良かった。1回のCKでビハインドを背負ったけれど、幸運にも追いつけて、その後逆転もできた。そで試合は終わった。最終的に3-1にできたし、素晴らしい結果。苦戦はしたけれど、日ハンドを背負っても僕らはフットボールを続け、たくさんのチャンスを作った。エキサイティングだったね。みんな出したお金の分は楽しめただろう」

 

フットボールはミスのスポーツ。ミスもフットボールの一部。もちろん失点の際にミスはある。そのところをまだこれから話し合うよ」

 

フンテラールはちょっと過剰な反応だったと思うよ。僕にはあの角度でシュートする権利はあると思う。まぁ大した事じゃない。こういうのもフットボールには付きもの」

 

クラース・ヤン・フンテラール

ファン・ペルシに怒ったシーンについて

「あれは重要な瞬間だったんだ。ゴール前でフリーだったら誰だってボールをもらいたいもの。僕はそういう時にボールが貰えなかったらいつだって腹が立つよ。ファン・ペルシが『過剰な反応』と言った?まぁ、こういうものだよ。彼は自分で決めたいし、僕らはみんなそうだからね」

 

アルイェン・ロッベン

「今日はハンドボールのような試合だった。あれだけ守る相手に穴を見つけるのは簡単では無い。僕らはその穴を探し続け、攻めて続けて最終的に3-1で勝てた。グループを祝福したい」

 

ファン・ペルシとフンテラールのやり取りについて

「僕も1回ボールを出さなかった。騒ぐ必要は無いよ」

 

イブラヒム・アフェライ

「僕にとってはとても素晴らしい結果。特にああいう長く、悲惨な時期を過ごした後だからね」

 

 

相手が相手なので特殊な試合ですが、戦術的に問題があるのも確かなので、特に中盤の組み合わせを今後どう考えるか、というところでしょうか。あれだけ引いた相手を崩すには細かいところで仕事ができるテクニックがある選手か、前に動きながら仕事ができるランナーが欲しいところ。スナイデルはプレッシャーを嫌ってかなり浅い位置でボールを蹴っていたので、アフェライの役目な気がしますが、彼も動きながらのアクションはほとんど無し。彼のポテンシャルを考えると残念な出来ですが、まぁ久しぶりなので仕方無しか。

 

ここで勝ち点を落とすようならヒディンク解任論が盛り上がっていたでしょうが、残念ながらこれでとりあえず落ち着くかどうか、次は月曜日。