Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

フェンロでミッション失敗。結局不安定なままシーズン終了

日曜に行われたエールディヴィジ第33節、フェイエノールトはデ・クールでVVVフェンロと対戦、先週のPSV戦で見せた説得力のある試合を続けられず、苦しい試合の末にホームチームのカウンターを鋭いカウンターを喰らって結局3-2で敗れた。ジョルジニオ・ワィナルドゥムとルク・カスタイニョスが共にゴールを決めてシーズン14ゴール目。ユトレヒトがアウエーでエクセルシオールに敗れたものの、この敗戦によってフェイエノールトのPOの可能性はごくわずかになった。

試合に先立ってこの冬VVVで現役を引退したパトリック・パーウェの公式引退セレモニーが行わ、2002年UEFA杯を勝ち取ったチームのキャプテンがスタンドで見守る中、ロッテルダマースは先週のPSV戦での成功の元となった毒を欠いてデ・クールで前半から苦戦。

最も良い例がHTに他10分前のアメト・ムサの先制ゴールだろう。フェイエノールトは中盤で3回連続1対1に敗れ、ミハエル・ウチェボにエルヴィン・ムルデルの守るゴールへ向けてフリーでの独走を許してしまった。このナイジェリア人のシュートはブルーノ・マルティンス・インディがゴールライン上でクリアしたものの、リバウンドをムサに決められた。

生気のないプレーにも関わらず、フェイエノールトは実際のところ前半からチャンスは作っていた。序盤にはマルセル・メーウウィスが角度の無いところからシュートを放ち、15分過ぎにはディエゴ・ビセスワールのパスを受けたルク・カスタイニョスが狙ったが、シュートは力無く決められず。ジョルジニオ・ワィナルドゥムにはデニス・ヘンテナールとの1対1の決定機があったものの、ユース代表のシュートはVVVのGKを敗れなかった。

後半に入ってもフェイエノールトのプレーはハイレベルなものとはならなかったが、それでも前半よりいくらか危険なものにはなった。例えばCKからアンドレバイーアヘディングで狙い、ワィナルドゥムも2列目からヘディングで狙うなどしていた。フィニッシュの部分でなかなかヘンテナールを超せなかったものの、66分ビセスワールのクロスからワィナルドゥムがヘディングを決めてようやく1-1。

同点直後にはビセスワールがあわや2点目に近づいたが、シュートはバーを直撃。フェイエノールトは逆転を狙い続けたが、実際には再びカウンターから失点を喫してしまう。ウチェボのお膳立て最後は再びムサがフィニッシュ。

フェイエノールトは強烈な一撃にも頭を下げずにすぐにカスタイニョスのゴールで追いついたが、数分でまたしてもホームチームにリードを奪われる。今度はムサからウチェボに逃しようのないチャンスが与えられて3-2となった。

マリオ・ベーンのチームはデ・クールで最後までゴールを狙ったが、途中出場セーレン・ラーセンのゴールもオフサイドで認められなかった。

VVV-Venlo – Feyenoord 3-2

Scoreverloop:

35’ 1-0 Musa

66’ 1-1 Wijnaldum

71’ 2-1 Musa

75’ 2-2 Castaignos

78’ 3-2 Uchebo

Scheidsrechter: Liesveld

Geel: Musa, Uchebo en Yoshida (allen VVV-Venlo)

Opstellingen:

VVV-Venlo: Gentenaar; Timisela, De Regt, Yoshida, El Akchaoui; Kruijsen (75’ Chula), Cullen, Vujicevic (69’ Ojo); Musa (90’ Nkume), Uchebo en Ahahaoui.

Feyenoord: Mulder; Mokotjo, De Vrij, Bahia, Martins Indi (46’ De Cler); Meeuwis, Wijnaldum, Fer; Biseswar, Castaignos en Simon (57’ Larsen).

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail/S1/10010000038367-999-10010000000003.aspx

マリオ・ベーン

「信じられないほどガッカリ。失敗作だ。我々は良い連勝をしていたのに、こんな形でそれが台無しになってしまったのは恥。先週PSV相手に素晴らしい結果を出したのに、今度はこれだ。ある意味今シーズンを象徴していると言えるかもしれない。我々は深い谷か高い山の入れ替わりだ」

PSVに勝ったのはそれだけのこと。当然その後VVVにも勝たなければどうしようもない。内心全ての面で相手を過小評価していたのだろう。選手たちにはみんなにとってキャリアで最も重要な試合だと私は言っていた。彼らには馬鹿げたことに聞こえたのかもしれないが、当然のことだったんだ。自分たちで道を外れてしまった事が格別に悲しい」

「試合の入り方があまりに安易すぎた。出足の悪さに驚かされたよ。特にDFからのフットボールが悲劇的だっし、常にこぼれ球をVVVに拾われていた。後半は十分なファイティングスピリットを見せたが、VVVのカウンターの刃にかかってしまった。攻守の切り替えができなければ止めようがない。シンプルなカウンターでやられた。大罪であり、極めてアマチュア的だ。シーズン後半、我々はPO争いに割ってはいるために必死に戦ってきた。それがこんな形で台無しになってしまった事は、自分たちを責めなければならない」

フットボール自体はとても良かった。だが自分の体以上の力を出そうとするメンタリティに欠けていた。PSV戦で見せたようなファイティングスピリットをVVV相手に出せなかったのが残念」

「私はずっとポジティブに奇蹟を信じてきたが、もうPOに進むにはとてつもない奇蹟に救われるしかない。シーズンは失敗に終わった?サポーターにとっては当然そうだろう。率直にいてもう期待できない。このシーズンは終わった。しかし財政面でもタレントの成長の面でも我々は前へと進んだ。今は来シーズンへ向けてチームが早くハッキリすることを期待しよう。そこから本当のチーム作りが始められるからね」

「最後のNEC戦でホームの観客のためにいい形でシーズンを終えなければ。我々のサポーターはそれに値する存在」

今シーズのヴァウデスタインでもこんな試合を観た気がします。確か第2節ですね、はい。結局半年かけて本当に成長したのかこのチームは・・・。不安定さは最後まで直らず3連勝止まりでシーズン終了。そりゃ1ヶ月前はPOなんて期待してませんでしたけど。PSVにあれだけの内容で勝って残りがVVV、NECだったらそりゃ期待しますよ。試合があればお金入るんですし。確かにシーズン全体を通してみれば、この時期にPO枠を争う位置まで来れたことを喜ぶべきなんでしょうが、さすがに改めて脱力感が大きい。久しぶりに「何をやってるんだおまえ等は」と観ててキレそうに・・・。

本当に今シーズンはいろんな事があったので冷静に振り返れば何を今さらという試合内容。チームとしてのミスも個人のミスも山ほど。ステファンもフェルも先週とは別人のようなパフォーマンス・・・。ビセスワールもシモンが左サイド出来ないのか、左サイドで試合に入ってチーム全体がgdgdに。今のチームにおける彼の重要度を考えると、これは選択ミスだったでしょうね。カブラルが怪我していたのが惜しまれる。シモンはこれで来シーズンはいない事に決定でしょうか。一人で走って違いを作ってくれるリオは駒数的にもまだ必要か。

それにしてもバイーアの悪さは予想通りというか予想以上というか・・・。ブルーノも悪かったけれど、デ・クレアがもう比べものにならないほどさらに悪かったという・・・。デ・クレアは今週インタビューでウダウダ言ってましたが、二人ともあと1試合でめでたく契約終了です。もう見ないで済みますように。

結局フラールとリオがいなかったために、バイーアという言っては悪いが大きなマイナスが入り、ビセスワールが左に回されてさらにマイナスになったような。でもそれにしてもみんなやる気なさ過ぎでしたから、弁解にもならない理由ですね。あ~ぁ。

最終節は2週挟んでデ・カイプでNEC戦。フレミンクスがトップスコアラー狙って元気です。ああ、そうですか。この夏も補強費は0ですし、契約延長問題もあって来シーズンの事を考えると頭が痛いですが、最終節はまた誰か一人二人でもユースから引き上げて夢を見させて欲しいモノです・・・。まったくもう・・・。