フェイエノールトは日曜にホームでタイトル候補のPSVと対戦する。ロッテルダマースにとってもアイントホーフェナーレンにとってもこの試合に勝つ意味は大きい。フェイエノールトはELへのチケットをかけたPO枠がかかっており、PSVにとってはカンピューンスハップ争いに決定的な意味を持つ。さらにフェイエノールトの監督 マリオ･ベーンは今シーズンアイントホーフェンで味わった「私のキャリアで最大の失望」という10－0の敗戦のリベンジを望んでいる。
数週間前になってロッテルダマースの監督は初めてあのPSV戦のビデオを見返したという。
「どこを見ても心が大いに痛んだ。しかし最初から最後まで見たよ。PSVの全てのゴールに心をえぐられた。6-0になった後も我々は6人で攻めに出てまた失点を繰り返した。ピッチサイドの我々は大声で叫んでいたが、まったく届いていなかった。非常に恐ろしい、屈辱以外の何物でもなかった」
2010/2011シーズンはフェイエノールトの歴史にとって最も辛いものの一つになるだろう。
「シンプルにこれだけ喪章を巻いたチームを見たことがあるだろうか。フレッド･ブランケマイヤー、クーン･ムーライン、エルヴィン･ムルデルの父親、日本の津波。そして今回はヴィール･クールフェルのため。多すぎないか？それにPSV戦の10－0の敗戦。ヴィレム･ファン･ハネヘムを取り巻く茶番劇。サポーターからの要求の手紙。レオ･ベーンハッカーの辞任。あれは不条理だった」
レオ･ベーンハッカーの辞任はマリオ･ベーンにとって驚きだったという。
「彼が即座にいなくなるとは予想していなかった。今でも彼とは週に2.3回は電話で話をしている。今でも私の友人だし、二人で多くの時間を過ごしたからね。これがフットボールの世界のやり方というのは分かってはいるが･･･。彼がいなかったら私は野垂れ死んでいたかもしれない。10－0で負ければ10クラブ中9クラブは監督を解任するだろう」
来シーズンへの補強についてマリオ･ベーンの考えはハッキリしている。
「今回も財政的にほとんど不可能だ。だが二人のスピッツを加える必要がある。最優先課題はステファン･デ･フライ、リロイ･フェル、ロン･フラール、ジョルジニオ･ワィナルドゥムと契約を延長すること。お金の制限はあるが、スピッツ。左バック、攻撃的MFは獲らなければならない。それは絶対に必要だ」
ロッテルダマースはここ2試合の大勝(ユトレヒト戦4-0、ヴィレムII戦6-0)でPO枠へ近づいているように見える。ただ日曜14:30からのPSV戦に勝てばフェイエノールトがライバルのアヤックスのタイトルへの道を作ってしまうことにもなる。
「確かにPSVに勝つことがアヤックスへの手助けになる可能性はあるだろう。もちろんフェイエノールトのサポーターはタイトルがアムステルダムへ行くのを望んでいないが。だからといって我々が試合に負けるように働きかけをするなどという話は全くのナンセンスだ」
http://www.vi.nl/Nieuws-item/199309/Been-Bel-een-paar-keer-per-week-met-Beenhakker.htm
