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失望のヨング・オランイェ。PO初戦をホームで敗れEK遠のく

土曜夜に満員のカステールでPO初戦に臨んだヨング・オランイェだったがEK出場の夢はたった8分で打ち砕かれてしまった。火曜日に行われるキエフでのアウエーで1-3から挽回するには奇蹟を願わなければならないだろう・・・。

スタメンは予想通り。スタンドでは子供たちにサインをねだられるマリオ・ベーン。

開始1分、左サイドでブルマが足を滑らせると接触していないウクライナ選手もなぜか倒れてファールの笛。Serhiy KryvtsovのFKからヘディングを叩き込まれていきなり失点。6分後には右サイドでブルマが相手選手と接触してしまうと再びファールを取られてFK。Yevgen Konoplyankaのキックは直接クルルの正面に飛んできたがキャッチングをミスしボールをこぼすとKryvtsovに詰められて2失点目。

落ち着いてボールを回そうとするヨング・オランイェだがミドルシュートであやうく3点目を奪われかける。さらにセットプレーからTaras Stepanenkoのヘディングがバー直撃とピンチの連続。

ウクライナのプレッシャーと堅い守備の前になかなかテンポの上がらないヨング・オランイェ。守備のミスも多く、クロスやセットプレーから何度も決定機を創られる前半。唯一のチャンスだったブルマの良い位置でのFKもセーブされ、マルセリスがタックルを足にかけてイエローカード

HT直前にようやくフットボールらしいフットボールを見せ始めたヨング・オランイェ。ロスタイムにホルテルのFKからファン・ヴォルフスヴィンケルがヘディングで1点返したかに見えたが、主審がポジション取りの競り合いで一瞬腕をつかんだのをファールを取られるというとんでもなくシビアな判定でノーゴールに。

ウクライナの強さとヨング・オランイェの不調と主審の判定にイライラしたファンのブーイングでHT。

コル・ポットはフェルを下げてストロートマンを投入し後半へ。

前への圧力を強め、両SBも上がって崩そうとするヨング・オランイェ。ルーク・デ・ヨングのヘディングはGKにセーブされ、CKからファーサイドVWのヘディングはポスト。なかなか決められないものの少しずつらしい攻撃を始めてチャンスを創ってゆく。CKからゴール前フリーのマルセリスのボールが届いたが、至近距離からのシュートは慌てて宇宙と大チャンスを逃す。

後半も危険なカウンターを見せていたウクライナ。Roman Zozulyaがオランダ守備陣を切り裂いたがクルルが飛び出してシュートはセーブ。しかしCKから正面のミドルシュートにストロートマンが手を出してのPKで致命的な3点目を奪われた。

残り15分でワィナルドゥムとVWを下げてカブラルとドストを投入。

ビセスワールのFKからルーク・ヨングが詰めてようやく1点返す。一旦はオフサイドの判定でまたしても取り消されたかに思えたが、主審が線審と話し合ってゴールを認めた。

わずかな希望が芽生えたヨング・オランイェは2点目を狙ったが、ドストの落としから走り込んだストロートマンがフィニッシュもまさかの枠外。

ロスタイムにはウクライナのクリアを止めようとしたホルテルが誰が見ても当然の一発レッドカードで退場となり、カブラルのFKが再びフリーのマルセリスに通るもやはり反応できず枠を外した。

Statistieken

Nederland – Oekraïne 1-3 (0-2).

Scoreverloop: 2. 0-1 Kryvtsov, 8. 0-2 Kryvtsov, 73. 0-3 Konoplyanka (strafschop), 78. 1-3 De Jong.

Rode kaart: Donny Gorter.

Gele kaart: Marcellis (Nederland), Chesnakov (Oekraïne).

Opstelling Nederland: Tim Krul, Daryl Janmaat, Dirk Marcellis, Jeffrey Bruma, Nicky Kuiper, Leroy Fer (46. Kevin Strootman), Luuk de Jong, Donny Gorter, Georginio Wijnaldum (77. Jerson Cabral), Ricky van Wolfswinkel (77. Bas Dost), Diego Biseswar.

コル・ポット

「非常に大きな失望。やることなすこと全て悪かった。敗戦は当然。試合は7分で決まっていた。もっと良い結果を期待してたんだが」

「前半は100%を出そうという意志と規律あるプレーが欠けていた。自己犠牲の精神が無かった。それは我々オランダにこれまでなかったもの-少なくとも南アフリカでのWKまで-、そして頂点に立つには必要なモノだ」

「予選グループ首位は直接本大会に進むべきだ。もちろんガッカリしているせいもあるが、私は前々から言っていた。この年代のEKは8カ国でなく16カ国で行われるべきなんだ。我々はグループ首位なのだから、POを戦う必要もなかった。システムが変わることを願っている。だがUEFAがコル・ポットのところまで話を聞きに来るかは知らない」

「チーム内に傲慢とゆるみがあったのは確かに気づいていた。何人かの選手は鏡を見た方が良いだろう。こんなやり方でトップに立とうと思っているのなら失敗すする。我々は非常に大人のチームから罰を受けた。シンプルにそういうことだ」

「だが我々はキエフでまだ状況を変えるために挑戦したい。どうやって?それを考えるにはまだ少し時間が必要」

ティム・クルル

「信じられない。僕はもっと良いプレーをしなければならなかった。とてつもなく大事な試合で酷いスタートを切ってしまったのがとても残念。キャッチミスしたFKはボールが揺れてクレイジーな動きをしたんだ。キャッチしようとしたけれど、実際はパンチングすべきだった。相手のシュートが素晴らしかったということ。僕らは毎週あのボールで練習しているんだから驚いたとは言えない」

「前半の僕らはまったく波に乗れなかった。持っているクオリティから見たら、全然そのレベルに達していなかった。でもHTにみんなでまだ後半あるから取り戻せると言い合ったんだ。でもPKで0-3にされてどうしようもなくなった。とても辛い。ホームで1-3は単純にこのレベルでなかったということ」

カウンターと共に気をつけていたはずのセットプレーからあっさり2失点。不運もありましたがミスも多く、そこから取り返すにはウクライナが強すぎました。フェルとワィナルドゥムは予想通りフェイエノールトでの不調を引きずったプレー。ビセスワールはなんとか良いところ見せようと気迫を出したものの、サイドのスペースを消されて違いを作るまでは至らず。

このチームはシーム・デ・ヨングの存在が大きいですね、やっぱり。オリンピックはともかく、EKには出て欲しかった。