フェイエノールトはソフィア児童病院のためのチャリティ・ゲームを大成功で終えた。ミヒル・クラーメルの2得点でFC ドルドレヒトに2-0で勝利し、多くのサポーターが観戦に来てくれたことで鎌状赤血球病の研究のために良い金額を集めることができた。
募金がこの夜の主要目的だったが、監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストにとっては同時に今シーズンあまり出場機会の無いフェイエノールダーたちのプレーを見る良い機会でもあった。ファン・ブロンクホルストはFC ドルドレヒト相手に19歳のマッツ・クヌーステルやナイジェル・ロベルタを試合開始から起用、後半にはヨルディ・ヴェールマンとアレックス・バングーラも投入し、ヘット・レヒューンの前に自分の力を見せるチャンスを与えた。非常に若いチームで臨んだフェイエノールトの中には、さらにグスタフォ・ハメルとモー・エル・ハンクーリも含まれている。
フェイエノールトはたった1回だけテンポを上げたことでHT前に先制。決めたのはクラーメルだが、大部分はマルコ・ヴェイノヴィッチとシモン・グスタフソンのおかげだ。ヴェイノヴィッチからの見事なノールック・スルーパスを受けたスウェーデンのMFが抜け目なく横パスを出し、クラーメルはゴール前で押し込むだけで良かった。
このリードはピッチ上の力関係を見れば正当な結果。両チームともプレーテンポは高くなかったが、フェイエノールトは優勢をタモリ、ベストチャンスを作っていた。試合序盤にはクヌーステルが遠目からのシュートで枠を外し、その直後にクラーメルがポストを直撃。
クラーメルは後半半ばに再びネットを揺らすことに成功。ヴェイノヴィッチからのパスを受けてのシュートでGK ニフ・アントマンを驚かして2-0. その直前にはディルク・カイトが途中出場でチームに加わりデ・カイプに大歓声も起きていた。
キャプテンが加わり、2点差になった残り20分でピッチ上のスペースは大きく広がっていったが、フェイエノールトはそれを突くことに失敗。ピッチの反対側では最後の数分間でビジターチーム最大のチャンスを見事なセーブで防いだケネト・フェルメールに拍手が贈られ、フェイエノールトはこのおかげで様々な意味で有益だった練習試合を無失点で終えることができた。
Feyenoord - FC Dordrecht 2-0
Scorverloop:
43’ Michiel Kramer 1-0
68’ Michiel Kramer 2-0
Scheidsrechter: Bas Nijhuis
Opstelling:
Feyenoord: Kenneth Vermeer; Gustavo Hamer, Wessel Dammers, Mats Knoester, Lucas Woudenberg; Bart Nieuwkoop (46’ Jordy Wehrmann), Marko Vejinovic, Simon Gustafson; Mo El Hankouri (66’ Dirk Kuyt), Michiel Kramer, Nigel Robertha (66’ Alex Bangura).
https://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/feyenoord-fc-dordrecht-friendly-matches-2017/verslag
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「募金が第一目的だが、それを別にしても我々にとって良い試合だった。あまり出場時間を得られていない選手たちにとっては重要な機会だし、ユースの選手たちがデ・カイプでどんなプレーをするか私も楽しんでいた。彼らは良くやっていたし、その意味でも満足できる」
「ミヒルは1週間離脱していたが、その後は上手く立て直した。良いトレーニングをしているし、再び出場時間も得て、精力的にプレーもしている。彼が2得点決めたのは自信になるだろうし、私も嬉しい。今後数週間でまだ彼の力は必要」
「これから選手たちには休暇を与える。この時期には良いこと。日曜からトレーニングを再開し、グループが全員揃うのは来週木曜になってから。焦点は完全にアヤックスとのアウエーゲームに置いている。そこで良い結果を得られればかなり大きなステップ。それを目指さなければいけない」
マッツ・クヌーステル
「ずっとこの時を待っていたし、とても素晴らしいこと。内容には概ね大満足。無失点に抑えられた。最初かなり緊張していたけど、デ・カイプでプレーするのは本当に言葉にできない時間」
「僕はフィジカルが強く、良いヘディングを持ったDF. でもこういう試合で対戦する選手たちを見れば、ユースとは全く別物」
https://www.fr-fans.nl/nieuws/29529/talent-tevreden-met-resultaat-dat-is-toch-anders-dan-in-de-jeugd
今年はタイミングの問題か、例年以上にリザーブ組+ユース組での試合に。前半はローテンポ過ぎてほとんど何もありませんでしたが、後半は多少ちゃんと走る様になってそれなりに見所もありました。この中では違いを作らなければいけないマルコ、シモン、ミヒルの3人が仕事できない時間が長かったものの、しっかり2点で決定的な仕事をし、特にマルコは機嫌が良くなったか良いプレーを見せてました。・・・でもこのプレースタイルでトップチームで出るにはかな~り良くないと辛いところ。シモンもまだまだ不十分と言わざるを得ず・・・
タレント組ではモーがいつも通り目立ってましたが、明らかに良いテクニックを持っているものの雑なパスミスも多く、状況判断もまだまだ。このあたりは実際にもっとプレーしないと難しいところなのでできればレンタル修行にやはり出したいところ。ナイジェルはちょっと厳しいか。久々に登場したルーカスがほとんど走力を見せられなかったのが残念。
バルトはやはりトニーの代わりの選択肢と見られてるようですが、まぁまずは抗議委員会でファン・ベンテムの活躍に期待。