ロッテルダムに戻ったフェイエノールト。セレクションとスタッフを乗せた飛行機は木曜夜にFC Zorya Luhans戦が行われたキエフからのフライトを終えて深夜3時半にスキポール空港に到着。そこからホテルで一晩をあかし、セレクションは金曜午後にデ･カイプに戻り、監督 フレッド･ルテンのチームは短い夜の後にすぐ次のリーグ戦へ向けての準備をスタートさせた。来たる日曜に待ち構えている相手はFC ユトレヒトだ。「フィジカル面でこの日程は我々にとって問題にできない。問題はメンタル面でしっかり日曜に準備ができているかだ」とルテンはスタディオンに戻って間もなくコメントした。
その点で、フェイエノールトがグループステージ到達へしっかり見込みを持てる結果で帰宅できたのは喜ばしい事だ。チームは欧州戦での終盤に勝利を手にする絶好機を逃したが、1-1の引き分けにより来週のデ･カイプでの試合に向けては十分なチャンスがある。「最後に決められなかったのが残念」と振りかえったルテン。「だが一方で、終盤我々にチャンスが来るのは分かっていたことであり、我々はそれをしっかり予期できていた」
フェイエノールトにはキエフから戻って次のFC ユトレヒト戦までわずか2日間しか準備期間がないが、ルテンは何をすべきかについて長く考える事はない。「問題は選手たちがこれにどう対応するかということ。経験から慣れている選手たちもいるが、若い選手たちにとっては新しい経験。その意味でこの旅は彼らにとって非常に良い経験であり、彼らの成長の糧となるだろう。我々が今シーズン なるべく長く週に複数の試合をこなしていける事を願っている。日曜にはユトレヒトが待っているし、頭を空にしていなければいけない。彼らは特に新しい監督と、多くの新しい選手たちのおかげでフレッシュな勢いのあるチームだ」
エルヴィン･ムルデルも回復時間が短い事は問題にしたくないと望んでいる。「欧州で試合をしたいなら、これでやっていかなければいけない。僕はなるべく多く試合をしたいし、FC ユトレヒト戦も今から楽しみにしているよ」と語ったGKは、キエフでの素晴らしいパフォーマンスも振り返った。フェイエノールトが後半苦しんでいた時間帯に、彼が何回も見事なセーブを見せてウクライナのチームの得点を防いだ。「チームのために重要な働きができるのはいつだって嬉しいことだよ」とムルデル。「試合全体については、僕らはベストチャンスを作っていた。それを1度しか決められなかったのが残念だけど、勝負を決めるリターンゲームが自分たちのサポーターの前でできるのはラッキーだ」
フェイエノールトは先週ヘーレンフェーンと引き分けに終わったため、日曜に今シーズンのリーグ戦初のホーム勝利を狙う。「長旅をした後で短い準備になるけど、それを弁解にはできないよ」とテレンス･コンゴロ。「この数日でFC ユトレヒトを分析する時間は充分ある。良い結果を得るために日曜に完全に集中しないとね」
Feyenoord – FC Utrecht
Zondag 24 augustus in De Kuip
Scheidsrechter: Blom
http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/wedstrijden/feyenoord-fc-utrecht-eredivisie-20142015
若手は明らかに慣れてないであろうこの状況、ウクライナでそれなりの手応えを得たメンタル面が良い方向に出てくれるかどうか、というところでしょう。今シーズンのユトレヒトはポゼッションスタイルに転換を図りつつ、ボールを持ってもそれほど脅威を作れている訳ではないので、焦らず落ち着いてやれば大丈夫･･･と思いたいところ。そろそろミチェル以外の人のゴールも見たいですね。
そろそろ決まりそうなトールンストラは怪我で欠場、という雰囲気。代わりは誰なんですかねぇ。
