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スペクタクルな展開から力強く、説得力のある勝利

日曜午後に行われたエールディヴィジ第19節、フェイエノールトは非常に説得力のある形でシーズン後半戦をスタートさせた。2014年最初の公式戦においてロナルド・クーマンのチームはヘルヘンワールトでFC ユトレヒト相手に2-5の勝利。前半のスペクタクルな展開の中で生まれた5ゴールの内、フェイエノールトは3ゴールを決め、後半にはルーベン・スハーケンとトニー・フィレーナのゴールによって勝負が決まった。前半はグラツィアーノ・ペッレ、ステファン・デ・フライ、スハーケンが得点し、ホームチームではイェンス・トールンストラが2ゴール。

 

監督 ロナルド・クーマンはこれまでフェイエノールトが前半の内に3ゴールを決めるのは見たことがなかったが、それでも彼はおそらくチームの効率性について完全には満足いかなかっただろう。前半最後の10分間で圧倒的優位に立ったロッテルダマースは多くのチャンスを作り、タイスコアでロッカールームに戻れるはずだった。しかしトニー・フィレーナとジャン・パウル・ボエチウスのシュートはロビン・ライテルに阻まれ、さらにこのGKはグラツィアーノ・ペッレの素晴らしいボレーにも見事な反応でセーブ。

 

だがそのペッレと、ルーベン・スハーケン、ステファン・デ・フライがすでにユトレヒトの守護神を圧倒しており、特にイタリア人のゴールは目を瞠るものがあった。力強いプレーをしていたこのイタリア人スピッツはダリル・ヤンマートの低いクロスをかかとであわせ、軸足の後ろを通してネットを揺らしてみせた。この数瞬間にはスハーケンがフィレーナのスライダーのパスから同点ゴールを決めており、ペッレのゴールによってフェイエノールトホームチームに新たな一撃を食らわせた形だった。ロッテルダマースのボールロストから得たチャンスにイェンス・トールンストラがミドルシュートを決めた12分過ぎの失点によるビハインドはこれで完全に帳消しに。

 

しかしフェイエノールトのリードも長く続かず、数分後にまたしてもトールンストラがゴール。スティーヴ・デ・リデルのパスをこのMFがゴール前至近距離で決め、ハルヘンワールトでの試合は20分を過ぎて2-2という途中経過に。しかし同点ゴールからいくらかピッチに落ち着きが戻ると、フェイエノールトがもう一度リードを奪う。ボエチウスの低いCKをマーカーの前に出たデ・フライが見事なタッチで合わせ、ニアポストを破って2-3。

 

前半終盤に数チャンスを逃したてもチームの自信には影響がなかったことは、後半開始直後に明らかに。中盤でのコンビネーションによる数回見事なピッチプレー、スハーケンとボエチウスが度々対面の相手を圧倒していたサイドからの多くの脅威。そして最もポジティヴに思えたのは、リードがたった1点だったのにも関わらず、ボールを持った時にチームが落ち着きを放っていたことだろう。

 

ペッレ、フィレーナ、ボエチウスにリードを広げるチャンスがあった後、残り15分でフェイエノールトのピッチ上でのパフォーマンスをスハーケンがゴールに繋げた。快足右バイテンのゴールはこの午後初めてではない、素早く流れるような攻撃から。ブルーノ・マルティンス・インディとボエチウスがコンビネーションから相手ゴールに向い、そのゴール前で待ち構えていたスハーケンが正確なクロスを最後に触って2-4。

 

ホームチームの最後の抵抗はスハーケンのこの午後2点目で崩れ去り、その後はフェイエノールトが残り時間圧倒。そこから規定時間の最後に5点目が生まれ、ライテルがペッレのヘディングを弾いたものの、そのリバウンドに詰めたフィレーナに対してはノーチャンスだった。このMFがリーグ戦再開に完璧なエンディングをもたらし、フェイエノールトは説得力のあるパフォーマンスでその力を披露してみせた。

 

FC Utrecht – Feyenoord 2-5

Scoreverloop:

12’ 1-0 Toornstra

17’ 1-1 Schaken

18’ 1-2 Pellè

22’ 2-2 Toornstra

34’ 2-3 De Vrij

73’ 2-4 Schaken

89’ 2-5 Vilhena

 

Scheidsrechter: Vink

 

Geel: Vilhena (Feyenoord)

 

Opstellingen

FC Utrecht: Ruiter; Van der Maarel, Heerings, Markiet Bulthuis; Toornstra, Ayoub, Oar (75’ Schepers); Duplan (82’ Badjeck), De Ridder en Diemers.

Feyenoord: Mulder; Janmaat, De Vrij, Mathijsen, Martins Indi; Clasie, Immers, Vilhena; Schaken, Pellè en Boëtius(82’ Goossens).

 

http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/wedstrijden/fc-utrecht-feyenoord-eredivisie-2013-2014/verslag

 

ロナルド・クーマン

「ようやく全てがハマったよ。我々は自分たちのストロング・ポイントがどこにあるのかをだんだん分かってきたと言える。自分たちの強みとクオリティを出すプレーができた。このプレースタイルには勇気と、野望と、フォームと、フィットネスが必要。それが今日は全て揃い、出だしから明らかに優勢だった。このチームに本当に満足している」

 

「我々のベターゲームの一つ。私がフェイエノールトの監督になってからこれがベストゲームではないが、ベストのアウエーゲームと言えるだろう。これだけのチャンスを作った試合は覚えがない。5ゴールで批判はできないが、まだ我々の得点は少なすぎたと思うし、もっと早く試合を決めるべきだっただろう。でも良い、フットボール面ではホームゲームのようだった。それがこの試合最大の収獲かもしれない」

 

「2失点は我々の不注意から。1失点目はヨルディ・クラーシがボールを失った。ボールを失う事はあり得る事だが、あの位置では許されない。2失点目はスローインへの対応が良くなかった。しかしチームがその失敗から上手く、素早く立ち直ってフットボールを続けたのが良かった」

 

「ボエチウスは太ももの痙攣。かなり走っていたからね。スハーケンとボエチウスによって我々はサイドから多くの脅威を作れていた。相手の弱い所は分かっていたし、それを証明できた。ペッレも中央でほとんど全てを上手くこなしていた。彼は本当によくボールをキープしてくれたし、美しい攻撃から華麗なゴールも決めた。脱帽だよ」

 

「外野からは我々のセットプレーが低調だという声が時々ある。しかし我々は定期的に練習しているし、数字で見ても我々のセットプレーの効率性は極めて高い。この午後はそれを改めて見せる事ができた」

 

スローインのゴタゴタの後でなぜトニーにカードが出たのか、彼が何を言ったのか私には分からない。しかし彼のカードは私のこの試合の計算に入っていなかった」

ユトレヒトでもデ・リデルに2回同じような状況があった。両者に同じなら私は何の問題も無いんだが」

 

「水曜のベーカー戦に向けて良い準備をしたい。アムステルダムでも勇敢なプレーをしないといけないが、アヤックスは別の、より上の相手だ」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/koeman-met-veel-bravoure-gespeeld

http://www.voetbalprimeur.nl/nieuws/item/koeman-mag-eigenlijk-niet-meer-kritisch-zijn

http://www.voetbalprimeur.nl/nieuws/item/kaart-vilhena-niet-het-beeld-van-de-wedstrijd

http://www.fr12.nl/nieuws/24770-koeman-ze-hebben-het-laten-zien.html

 

ルーベン・スハーケン

「ゴールを決めることによって自分には用意ができていることを見せたかったし、あれで試合も決まったね。今シーズンこれまでの僕らは相手をあまりに長く生き延びさせすぎていたけど、今日はその点で前進したことを見せられた」

 

「あの2失点のように自分たちで不必要に難しくしてしまったのは間違いない。でもその一方でアウエーゲームで5ゴールなら絶対に文句は言えないだろう。これは素晴らしいチーム・パフォーマンスだよ」

 

「もちろん調子はかなり良い。今日の試合前にも自分がどんどんトップフォームに近づいていると言っていたけど、それを実際に見せないといけないからね。それができて嬉しいよ」

 

「今日は僕らは準備ができていることを見せたかった。それを全員がしっかり理解していたんだ。だからこの勝利は次の試合に向けて自信になるし良い勢いが付くよ」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/schaken-we-moesten-het-laten-zien

 

グラツィアーノ・ペッレ

「僕らは勝ちにここに来たし、やらなければいけないことをやった。僕らはとても一生懸命やったし、タフな試合で自分たちの力を見せられて良かったよ」

 

「とても美しいゴールだったね。ああいうゴールを決めれて嬉しいよ。普通、僕は典型的なヘディングでゴールを決めるスピッツと思われているけど、足でシュートするのも大好きだからね。ダリル・ヤンマートのクロスも素晴らしかった。僕が1回目をミスした時に彼がもう1回クロスを上げると約束してくれていたんだ」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/24769-pell-we-lieten-zien-dat-het-moest-vandaag.html

http://www.rijnmond.nl/sport/19-01-2014/graziano-pelle-zingend-de-kleedkamer

 

 

アウエーで5得点はいつ以来でしょうか・・・。激しいファイト、見事なポジションプレーに美しいゴールという素晴らしい内容で、たったの1点差でHTなのが不思議でしかたなかったですが・・・ 失点の仕方はあふぉ過ぎますね。自陣深くでのトニーとクラーシのコミュニケーションミスと、スローインの瞬間に鼻血を気にして集中力をマタイセンという個人のミスでコロッと失点。

 

まぁそれ以外は非常に良かったので結果的には近年苦戦が続いていた年明け初戦で会心の勝利。スハーケンがトップフォームに戻り、ペッレも久々に力強く、ブルーノも集中力が切れません。両サイドが好調だとチーム全体のポジションプレーが全然変わりますね、しかし。ただトニーも久しぶりに良い試合をしていたのに、残念なイエローカードで次節出場停止。フォルメルもいないんで、それだけは避けたかったですが・・・。

 

来週末のADO-uitの前にまずはベーカー・クラシケル。ボエチウスはおそらく間に合わず、ステファンも出場停止。順当なスフェンとホーセンスが代役か。チームとして今日くらいのパフォーマンスが出せればアムステルダムでもなんとかなる・・・かなぁ。このフォームを維持できればコールシンゲルまで行ける気がするので、良い試合をしてなんとかしてもらいたいもんです。