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デ・カイプでユトレヒトに勝利

日曜午後に行われたエールディヴィジ第7節、フェイエノールトはホームにFC ユトレヒトを迎え、ハードファイトの末に1-0で勝利、順位を5つ上げることに成功した。前半残り10分にグラツィアーノ・ペッレのお膳立てからトニー・フィレーナがこの試合唯一のゴール。ジャン・パウル・ボエチウスが長期離脱から初めてスタメン出場している。

 

前半45分間を終えて1-0のリードはチャンスの数を見れば妥当なものだが、運が良かったと言える面もあった。開始8分でイェンス・トールンストラの見事なFKがエルヴィン・ムルデルを超えてバーを直撃、チームは危うくビハインドを背負うところだった。

 

フェイエノールトの序盤の苦戦を見ればビジターチームが先制していたとしても不合理とは言えなかっただろう。チームはハードファイトはしていたが、不注意なパスと説得力に欠けるプレーで、最初の20分間 ロビン・ライテルが守る相手ゴール前は静かなまま。この時間帯フェイエノールトがほとんど危険なシーンを作れなかったのは、守備陣がしっかり鍵を閉めていたビジターチームの組織力のためだったとも言えるだろう。

 

そしてロナルド・クーマンのチームは前半最後の15分間でFC ユトレヒトゴールにかなりプレッシャーをかけることができたことも賞讃に値する。DFの足に当たってコースが変わったグラツィアーノ・ペッレのシュートには対応できたライテルも、突然目の前に現れたフィレーナのシュートにはノーチャンスだった。イタリア人スピッツとの連携からフリーで走り込んだこのMFが目を瞠る冷静さで決めて1-0。

 

フィレーナのゴールはチームにとって待望のモノだったが、それによって望まれていた落ち着きはチームにもたらされなかった。特に後半はユトレヒトがより支配力を強めたことで、フェイエノールトは自陣に押し込まれてしまう。その結果左サイドからフリーになったヴィレム・ヤンセンに大チャンスが訪れるも、至近距離でムルデルの見事なセーブ。

 

FC ユトレヒトが優勢さを危険な得点チャンスに結びつけることができず、フェイエノールトも大きく広がったカウンターのスペースを活かすことができなかったために、両チームの点差は1点のままに。ヨルディ・クラーシとペッレには点差を広げるチャンスがあったが、遠目からのシュートもライテルの至近距離からの大チャンスも決められず。

 

時間が経つにつれてビジターチームの信念も消えて、フェイエノールトの勝利にもはや危険はなかった。主審 ビヨルン・カイパースの最後の笛と共にデ・カイプは大きな安堵感に包まれ、フェイエノールトは3ptsを得て順位を8位まで上げることができた。

 

Feyenoord – FC Utrecht 1-0

Scoreverloop:

35’ 1-0 Vilhena

 

Scheidsrechter: Kuipers

 

Geel: Mathijsen, Goossens (Feyenoord), Ayoub, Bulthuis (FC Utrecht)

 

Opstellingen:

Feyenoord: Mulder; Janmaat, De Vrij, Mathijsen (46’ Nelom), Martins Indi; Clasie, Immers, Vilhena; Armenteros (60’ Schaken), Pellè en Boëtius (71’ Goossens).

FC Utrecht: Ruiter; Markiet, Derijck, Heerings, Bulthuis; Janssen, Ayoub, Martensson (76’ Scheepers), Oar (59’ Van der Gun); Toornstra en De Ridder.

 

http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/wedstrijden/feyenoord-fc-utrecht-eredivisie-2013-2014/verslag

 

ロナルド・クーマン

「守備面は良かった。後半の我々は後方に下がってスペースを小さくすることを選んだ。この時間帯では我々は間違いなく全くチャンスを与えていなかった。ただ我々も攻撃面でほとんどチャンスを作ることができなかった。ボールを持った時のプレーが標準を下回っていた。落ち着きが無く、選択ミスをしていた」

 

「順位が上がったことは喜びたいが、フットボール面は今日見せたものよりももっと良くしなければいけない。でももっと試合に勝っていけば落ち着きと自信は戻ってくる」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/koeman-%E2%80%98weinig-weggegeven-weinig-gecre%C3%ABerd%E2%80%99

 

マタイセンの交代はリスクを冒したくなかったから。FC ユトレヒトは2スピッツでプレーしていたから、時々1対1の状況になり得る。10人でプレーしなければならない事態は避けたかった。交代に対するヨリスの反応?知らない。月曜に話をする」

 

http://feyenoord.netwerk.to/nieuws/artikel/30210__.php

 

「ボエチウスは何度も良いプレーがあったがもっとやれる。今日はボールを持ちすぎてあまり奥行きを出そうとしていなかった」

「アルメンテーロスは良いプレーをしていたが、NEC戦同様今回のユトレヒト戦も良くなかった。彼は攻守の切り替えももっと気をつける必要がある」

 

http://www.voetbalprimeur.nl/nieuws/item/koeman-bo%C3%ABtius-zocht-te-weinig-de-diepte

 

スハーケンへのファールでブルトハイスに2枚目のイエローカードが出なかったことに

「私は審判の批判をするのは好きではないし、相手選手の退場を求めるためにここにいる訳ではないが、ルールに則って笛を吹けばあれは明らかなイエローカード。カイパースはブルトハイスを無罪放免にした。あらゆる主審が同じような状況でもそうるのなら構わないが、それはあり得ない事」

 

http://www.voetbalprimeur.nl/nieuws/item/koeman-verbaasd-kuipers-spaart-bulthuis

 

ステファン・デ・フライ

「今は結果が最重要。今のの段階の僕らには3ptsが必要だったんだ。だから方法は問題じゃない。美しくも最高でも無かったけど、要は3pts」

「ずっと1-0だったから緊張感はあった。後半はちょっと下がりすぎてボールにほとんどプレッシャーをかけられなかった。でも一つ二つの小さなチャンスの後はほとんどチャンスを与えていなかったし、最後まで鍵をかけ続けることができた。だからもっと早く試合を決めることもできたはずだけどけど、これは良い勝利」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/23702-de-vrij-het-was-niet-groots-maar-in-deze-fase.html

 

トニー・フィレーナ

「今日は苦戦したけど、3ptsが何より重要」

「ゴールは練習通りの形。ああやってグラツィアーノの近くでMFが絡むのはたくさんトレーニングしているんだ。僕はしばらくゴールが無かったから、今日は今シーズン初ゴールを決められてとても嬉しいよ」

 

ブルーノ・マルティンス・インディ

「無失点に抑えるのはいつだっていい気分。間違いなく自信になる」

フットボールは苦労した、特に序盤はかなりきつかったね。3ptsを引き寄せられて良かったよ。それが何より重要」

「順位が上がったことが勢いになるだろうけど、僕はリーグ戦のこの時期ではそれほど気にしていない。自分たちの事だけを見ている。今日の守備はこれからの数週間へ向けてベースにできるはず」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/vilhena-blij-met-eerste-competitietreffer

 

 

後半はとにかくgdgdな内容でしたが、結局危ないシーンはほとんどなく無事に3ptsをゲット。お疲れさまです、という感じですね。出だしはプレスがかからず後手に回りまくってどうなるかと思いましたが、次第に修正されて良い感じにボールが取れるようになったものの、今度はボールを持った時のプレーが雑でテンポが上がらず。相変わらずマタイセンのロングボール攻勢でしたが、結局そこからペッレの落としでトニーのゴール。うーん、何と言いますやら・・・

 

後半はもうどうしようもないですね。それにしてもアユブは脅威的。ツィエク同様とても欲しい選手ですけど誰か高く売れないかな。

 

ペッレは今日はいまいちな動きでニコ・ヤンセン超えのデ・カイプ10試合連続はならず。なかなかチャンスの無かった前半、フリーのボエチウスを無視してシュートしていたあたりかなり狙ってそうでしたが・・・

 

中盤はレクスとトニーがなかなか良い仕事をしていたので、バッカルがフィットしてもさぁどうぞとはいかない気がしますが、どうするんでしょうかねぇ。まずはドルトレヒトとのベーカー戦で多少入れ替えると思いますので楽しみにしましょう。