日曜午後に行われたエールディヴィジ第12節、1週間後のデ･カイプにコップローパー AZを迎えるフェイエノールトはsc カンブールとのアウエーゲームで0-2と非常に重要な勝利を挙げた。フェイエノールトにとっては苦しい前半だったがレクス･インマルスがHT直前に先制ゴール。途中出場 ミチェル･テ･フレーデが終了15分前にフェイエノールトでのリーグ戦初ゴールを決め、チームに安全圏に導いた。
フェイエノールトがレーウヴァールデンで笑顔でロッカールームに戻れたのは完全に前半最後の1分間のおかげだった。この試合フェイエノールトの初めての流れるような攻撃からレクス･インマルスがジャン･パウル･ボエチウスのクロスをアウトサイドキックであわせてゴールに突き刺した。
この先制はピッチ上の力関係とは真逆であり、フェイエノールトは特に序盤は激しいプレッシャーにさらされていた。熱狂的なホーム･サポーターによってカンブールは力強いスタートを切り、アグレッシブで前向きなフットボールによってフェイエノールトをトラブルに陥れていた。何本ものパスが全く不必要にサイドラインを割ったり、そのまま相手に渡ってしまったいたことがこの時間帯を象徴していただろう。
ホームチームのプレーに圧倒されていたように思えたフェイエノールトは最初の20分間ほとんど自陣から出れなかった。10分過ぎには前半その後何度も危険なミドルシュートを放っていたマルセル･リッツマイエルが突然ゴール前でフリーになったが、エルヴィン･ムルデルが至近距離で素晴らしいセーブ。
先制したことによって後半のフェイエノールトは前半よりも自信を見せ、逆にカンブールには前半のハードワークを続けるだけの力はなかった。フェイエノールトはレーウヴァールデンの人工芝で次第にフットボールを始め、その中でボエチウスのヘディングがクロスバーを直撃。
グラツィアーノ･ペッレの出場停止によってスピッツ･ポジションでプレーしていたサムエル･アルメンテーロスがほとんど脅威になれなかったことで、ロナルド･クーマンは残り30分でミチェル･テ･フレーデをピッチに投入。HSV フークとのベーカー戦でフェイエノールトでの公式戦初ゴールを決めたスピッツは10分以内に2点差とするゴールを決め、そのチャンスを両手で見事にモノにした。
テ･フレーデがチームを安全圏に導いたゴールはルーベン･スハーケンの力強いプレーから生まれたもの。この右ウィンガーは残り15分間あまりで多くのクロスを上げ、ゴール前で相手選手を圧倒していたテ･フレーデがヘディングであわせたボールはバーの詩たがを叩いてゴールの中に。
子のゴールで試合は決まり、フェイエノールトはエールディヴィジのトップとの差を詰めることに成功。チームは多くのライバルが再び勝ち点を落とした今節の勝者の1人となった。
Sc Cambuur – Feyenoord 0-2
Scoreverloop:
45+1’ 0-1 Immers
73’ 0-2 Te Vrede
Scheidsrechter: Van Boekel
Geel: De Vrij (Feyenoord), Leeuwin, Droste (sc Cambuur)
Opstellingen:
Sc Cambuur: Nienhuis; Droste, Leeuwin, Van der Laan, Bijker; El Makrini, Ritzmaier, Bakker; Lukoki, Hemmen en Brands (66’ Christovao).
Feyenoord: Mulder; Janmaat, De Vrij, Martins Indi, Nelom (46’ Mathijsen); Clasie, Immers, Vilhena; Schaken, Armenteros (65’ Te Vrede) en Boëtius (80’ Bakkal).
ロナルド･クーマン
「今日は後半と結果は良かったが、前半はフェイエノールトに相応しいものではなかった」
「HTにかなり怒った。我々が酷いプレーをしていただけでなく、カンブールの方が我々よりずっとアグレッシブで獰猛だった。カンブールの選手は我々よりフィジカルが強いわけではない。だからこれはメンタリティの問題。その点で我々はすべき事をしていなかった」
HTの交代について
「多くの選手が良いプレーをしていなかったが、HTに何かしなければいけなかった。ネロムのプレーは酷かったし、ヨリスは洞察力と経験の面で安心感がある。だから彼を入れた」
「この数週間我々はあまりにも得るモノが少なかったが、今日はそれがあった。前半の酷いプレーでチームが壊されなかったのはラッキーだったし、さらに別の形に訂正することもできた。今日はミチェルが効率性を見せてくれて、私にとってはさらに選択が難し鳴った。だが来週もまたいろいろな事が起きるだろうから、結論を急いではならない」
「アルメンテーロスはよりボールを持ってプレーするタイプ。彼が苦戦していたのはチームの他の選手たち同様にアグレッシブさが十分でなかったからだと思う。後半にはテ･フレーデでクロスから脅威を作れた。彼はとても良いヘディングを持っている。だからあの交代は上手くいった。彼はクロスに対してより脅威になれるスピッツ。サムエルはよりフットボールをするスピッツであり、試合の中でとても上手くやれるが、彼がああいうプレーなら選択は簡単になる。来週？ホームゲームだしゴール前で強いスピッツを選ぶ。つまりテ･フレーデがスタメン？まだ考える時間はある」
http://feyenoord.netwerk.to/nieuws/artikel/30495__.php
ヨルディ･クラーシ
「前半の僕らは先制されなくてラッキーだった。良くなかったし圧倒されていた。不必要なボールロストで相手を助けてしまった。勇敢にフットボールをすべきだったん。後半はずっと安定して良かったよ。もうトラブルに陥ることは無く、二つの良いゴールで重要な3ptsを取れた。3ptsが何より重要。特に先週の後で上位に留まるためには絶対に勝たなければいけなかったからね」
「レクスは凄い走力を持っていて、僕らにとって重要な存在。批判を受ける時もあるけど、グループは全員彼に満足しているし、それは彼も知っている」
http://www.fr12.nl/nieuws/24094-clasie-iedereen-is-tevreden-over-immers.html
ミチェル･テ･フレーデ
「スピッツはゴールを決めなければいけないけど、今日の僕はそれができた。もちろん自分のゴールで試合を決められたことは嬉しいけど。これはチーム全体の勝利」
「リザーブの監督のピエールはトップスピッツだったし、僕のことをとても気にかけてくれている。ピッチ上でどう動くべきかや、僕の苦手なことを教えてくれるんだ。カンブール戦尾ゴールもそのおかげかもね」
http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/te-vrede-blij-met-eerste-competitiegoal
ルーベン･スハーケン
「前半はファイティング･ゲームだった。カンブールのようなチーム相手にはみんなそれは避けたい。僕らはコンビネーション･プレーで危険を作れるクオリティはあるけど、前半はそれを見せられなかった」
「ミチェルが初ゴールを決めて僕も嬉しいよ。彼はペッレに似た所があるから、自分のプレースタイルを彼に合わせようと気にする必要が無いんだ。でも一方でアルメンテーロスのような違ったプレーができるスピッツもチームにいるのは良いこと」
「今日は良いプレーができたけど、僕らは賞讃をそのまま受け入れるべきじゃないだろう。でもまたリズムがちょっと良くなって来たのは嬉しいね」
http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/te-vrede-blij-met-eerste-competitiegoal
ジャン･パウル･ボエチウス
「怪我するのも仕事の一部。針で縫ったし、もうそんなに問題は無いよ」
「効率性をもっとあげないといけないけど、その点では今日の僕らは効率性を見せられた。現時点では美しいフットボールよりも結果が優先。もちろんフットボールをもっと良くしないといけないけど、今日はここで3pts取れたのを喜ぶべき。もちろん前半の内容は話し合わなければいけないし、みんなで悪かった所を確認する。でも僕らが欲しかったのは3ptsだからね」
「自分のプレーにはまだ完全に満足してないけど、ベースが戻るまでゆっくり着実にやっていく。いまはチームの約束事をしっかり守るという基本を抑えて、とても注意して一歩一歩進んでいるところ。例えば本当に良い試合ができている時はパンナが成功したりするけど、まだいつもそう上手くいく訳じゃない」
http://www.nusport.nl/voetbal/3618878/boetius-dit-was-wel-potje-efficientie.html
ヨリス･マタイセン
「フットボール選手ならみんないつだってプレーしたい。僕もそう。今回の途中出場は上手くいった。後半も無失点で抑えられたし、追加点も取れた。文句はないよ」
「僕は決して構想から外されている訳じゃない。でもチームは勝ってるし、僕はチャンスを待たなければいけなかった。カンブール戦でようやく僕の番が来た。AZ戦でのスタメン？それは監督に聞いてくれ。でも僕は常に期待は持っている」
http://www.fr12.nl/nieuws/24097-mathijsen-elke-voetballer-wil-spelen-ik-ook.html
前半はかなり酷かったようですが、エルヴィンのセーブと妙な効率の良さでアウエーでの勝利。苦手な人工芝、難敵カンブールと嫌な材料ばかりだったものの、まぁたまにはこういう幸運も良いモノ。
レクスのゴールは見事なテクニックの産物であり、こういうのがゴール量産への良いきっかけになると良いですが･･･。テ･フレーデはチャンスをつかんで非常に良くやっています。来週は考えても良いんじゃないですかねぇ。
020サポーターがやりたい放題やってくれましたが、順位表ではさらっと抜いてAZとは2pts差で来週日曜に直接対決。ここで勝てればウィンターストップまで良い勢いが持てますが、さてどうなることやら。
