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ヘーレンフェーンで力及ばず(第21節ヘーレンフェーン-uit結果)

水曜夜に行われたエールディヴィジ第21節、フェイエノールトは今シーズンのアウエーゲームで2敗目を喫した。監督 フレッド・ルテンのチームはフリースラントでsc ヘーレンフェーンに3-1と圧倒された。前半にコリン・カジム・リチャーズが見事なゴールを決めて先制したが、シモン・テルンとサム・ラルソン(2)のゴールがフェイエノールトの息の根を止める結果に。

 

オランダ北部の気温は0℃を下回っていたが、ヘーレンフェーンフェイエノールトの試合を訪れた観客はほとんど寒さを感じなかっただろう。アベ・レンストラ・スタディオンではキックオフから22選手が魅惑的なファイト・フットボールを展開。フレッド・ルテンの予想どおりホームチームは積極的に攻撃に出たが、フェイエノールトも勝利を目指してプレーしていた。

 

両チームのプレースタイルから両ゴール前で危険なシーンが数多く生まれていたため、最初の15分間で得点が生まれなかったのは小さな奇蹟と呼べるだろう。デ・ローンのFKがあわやゴールと迫り、ジョーイ・ファン・デン・ベルフがGK ケネト・フェルメールと1対1になろうかというシーンを寸前でスフェン・ファン・ベークが見事にストップ。反対側では開始7分でイェンス・トールンストラのFKからレクス・インマルスがネットを揺らしたが、オフサイドポジションにいたためて認められず。

 

しかしその直後にロッテルダマースがお祝いをできたのは完全にコリン・カジム・リチャーズのおかげだ。このスピッツはおよそ30分過ぎにハリド・ブラルーズからのスルーパスを受けると、難しい角度から破壊的に強烈なシュート。ボールはノーチャンスのクリストーファ・ノルトフェルトを破ってゴール上部に突き刺さり、このトルコ・イングランド人FWのリーグ戦8ゴール目となった。

 

だがこの時点で相応しかった先制点がプラスαの自信を与える替わりに、この先制点がフェイエノールトの下り坂の始まりになってしまった。それは必死に同点ゴールを狙い出したホームチームのぷれースタイルのためでもある。そしてその同点ゴールも前半終了直前にシモン・テルンから生まれた。数風前にもポストに当たる危険なシュートを放っていたこのMFはHT 2分前にほぼ同じポジションからゴールを決めた。

 

ヘーレンフェーンのゴールの後、HTに息を整えることができた両チームは後半の殺人的なハイテンポで試合に入る。そこで向かい風を得たのはホームチームであり、その結果としてフェルメールの珍しいスリップ。60分過ぎにサム・ラルソンのシュートを問題無くつかめると思われたが、これによってフェイエノールトはこの夜初めてのビハインドを背負うことになった。

 

フェイエノールトは残り15分でハリド・ブラルーズに買えてミチェル・テ・フレーデを投入して最後の攻撃に出たが、カジム・リチャーズが同点ゴールを決めるチャンスを逃し、反対側ではヘーレンフェーンがトドメの一撃。マルク・ウートから完全にフリーのラルソンに渡ると、冷静にこの夜自身2点目、完全にフェイエノールトの息の根を止めた。

 

sc Heerenveen – Feyenoord 3-1

Scoreverloop:

28’ 0-1 Kazim-Richards

43’ 1-1 Thern

58’ 2-1 Larsson

77’ 3-1 Larsson

 

Scheidsrechter: Liesveld

 

Geel: De Roon, Van den Berg (sc Heerenveen), Kazim-Richards (Feyenoord)

 

Opstellingen

sc Heerenveen: Nordfeldt; Marzo, Van Aken, Otigba, Van Anholt; De Roon, Van den Berg, Thern (89’ Schmidt); Slagveer (83’ Duarte), Uth (90’ Veerman) en Larsson.

Feyenoord: Vermeer; Boulahrouz (71’ Te Vrede), Van Beek, Kongolo, Nelom; Clasie, Immers, El Ahmadi; Toornstra, Kazim-Richards en Boëtius.

 

http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/wedstrijden/sc-heerenveen-feyenoord-eredivisie-20142015/verslag

 

フレッド・ルテン

ヘーレンフェーンが同点にしてからの我々のプレーの仕方は我々に相応しいものではなかった。負ける事はあり得る。しかし試合をコントロールして相応しい先制もしたのに、その後の我々がもうこれがフェイエノールトというプレーをしていなかったことにとても驚いている。

 

「リードしてからの我々はほとんど横柄と言ってもよかった。特にボールを持った時が安易だった。前半の我々は普通の試合をしていたのに、その後は全く反対のフェイエノールトだった。雑になり、相手との競り合いでも粘り無く負けていた。さらに良くない時間帯に同点ゴールを許してしまった。実際我々はそのダメージからもう立ち直れなかった」

 

「我々のストロング・ポイントは普通ならボールを守れるところにあるが、今日はそれができず、後半の我々のプレーは標準を下回っていた。ビハインドを追いつくために全力を尽くしし、まだ良いチャンスも数回あったが、3-1にされて我々としては終わった。これは失望の結果だ」

 

「私は何度も言っているが、我々は1試合1試合をやっていくし、なるべく多くの勝ち点を取りたい。我々は自分たちだけを見て、他のチームのことは見ていない」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/rutten-%E2%80%98niet-des-feyenoords-gespeeld%E2%80%99

http://www.fr12.nl/nieuws/30273-rutten-verbaasd-het-was-bijna-hautain.html

 

ヨルディ・クラーシ

「常に目標は持っているけど、僕らはもう2位について話をすべきじゃないと思う。それは現実的じゃない。だったらこういう試合に勝たないと。3位ならもちろん2位を狙うもの。でもそれはいま最重要なことじゃない。僕らはまず地に足を付けてやっていく必要がある」

 

「僕らは自分たちのミスで死んだ。前半はほとんど問題無かったのに1-1にされたのは自分たちを責めるべき。前半終盤はとにかくリードを守ってHTに入る事が重要だったけど、徐々にコントロールを失ってしまった。オフ・デー?僕はそう思う。前半と後半の差が大きすぎた。後半の僕らはもうフットボールをせず、さらに全ての競り合いに負けていた。そのせいでこんな非常に失望の夜になってしまった」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/clasie-%E2%80%98groot-verschil-tussen-eerste-en-tweede-helft%E2%80%99

http://www.fr12.nl/nieuws/30271-off-day-feyenoord-we-moeten-eerst-met-beide-b.html

 

ケネト・フェルメール

「僕がミスしたのはトゥエンテ戦と今日だけ。ボールをつかもうとしたけど、ああいうブレ球は弾き出さなければいけなかった。判断ミス。もう無いよ」

 

「普段の僕らは前進守備だけど、今日はほとんど下がってしまっていた」

 

「僕らはまだ全力で2位を目指す。2位になれなければ今シーズンは失敗?そこまで先は考えてない」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/30275-vermeer-een-verkeerde-keuze-meer-is-het-niet.html

 

 

2位が遠のく痛い敗戦。ヘーレンフェーン-uitで負ける事はあり得る結果ですが、普通に圧倒されてほとんどチャンスも創れない内容がちょっと悪すぎます。ASO戦から中2日、平日の18:30からヘーレンフェーンで、と悪い条件が綺麗に重なって、大変だったのは間違いないでしょうが、2試合続けて水準を遙かに下回る試合。次の日曜のカンブール-thuisもこの調子だと事故では済まずに負のスパイラルに陥る可能性もあるので、ここらでフレッシュな要素が何か欲しいところですが・・・ まぁこのタイミングで何かできるわけでもなく。

 

今日はとにかく全員が低調だったので妥当な敗戦。