Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

新年最初の練習試合は無得点

フェイエノールトは土曜午後に新年最初の練習試合を行い、デ・カイプでAOVV相手に0-0の引き分けに終わった。クーマンはこの練習試合でトップチーム初出場となるAユニオールのルーカス・ヴァウデンベルフとスフェン・ファン・ベークを含めて計22選手を起用。フェイエノールトは特に後半は力強くゴールを狙ったがネットを揺らすことはできなかった。

 

AGOVVとの試合に先立って監督 ロナルド・クーマンは練習試合に数多くのチケットが売れたことを賞讃していた。実際3万人以上のサポーターがデ・カイプに集まり、この日発表されたトップスコアラー グラツィアーノ・ペッレの新契約のニュースを聞いて素晴らしい雰囲気を作っていた。

 

ただサポーターがこのイタリア人スピッツのプレーを見ることができたのは、大きな拍手の中 オマール・エルアプデラウィと交代でピッチに入った残り30分まで待たなければならなかった。クーマンはスタメンにこの数ヶ月あまり出場機会が無かった選手を多く起用、Aユニオールのルーカス・ヴァウデンベルフもトップチームでの初出場となった。この数ヶ月定期的にトップチームのトレーニングに加わっていたこの才能溢れるDFは左バックでスタメン出場。

 

チームはAGOVVの荒いプレーに何度も判断ミスを繰り返し、前半は苦戦という印象を残した。ビジターチームはジョーイ・フデーとペディ・ジョンを通してピッチ上で最も危険なチームであり、FW陣がもう少しシャープだったらリードを奪う可能性もあっただろう。ただフェイエノールトもルート・フォルメルにもう少し運があれば先制することはできた。彼は前半半ばに見事なロングシュートを放ったが、バーを直撃している。

 

前々からの予定通り、フェイエノールトはHTにチームを完全に入れ替え。ヴァウデンベルフに続いてスフェン・ファン・ベークもAユニオールからトップチームでの初出場を果たした。しかし後半テンポはすぐに上がったものの、チームは相手ゴール前で本当に危険なシーンを作ることには依然として苦しんでいた。

 

60分にペッレが交代でピッチに。大歓声で迎えられたスピッツはすぐさま脅威となり、投入後数分でダリル・ヤンマートのクロスから先制ゴールを狙ったが、GK ニック・ヘンゲルマンに惜しくも防がれた。その後もヘディングでゴール前に入ったレクス・インマルスに繋いだが、MFのヘディングシュートもAGOVVゴールが好セーブ。

 

フェイエノールトは特に最後の15分間高いテンポでリードを奪おうとし、アチャバール、レールダム、クラーシにチャンスがあったが、皆フィニッシュを決められず。チームは最後の最後までビジターチームにプレッシャーをかけ続けたものの、ゴールに繋がることはなく新年最初の練習試合は0-0の引き分けに終わった。

 

Feyenoord – AGOVV 0-0

Scoreverloop:

 

Scheidsrechter: Higler

 

Geel: Van Beek, Pellè (Feyenoord), Reekers (AGOVV)

 

Opstellingen:

Feyenoord eerste helft: Mulder; Mokotjo, De Vrij, Mathijsen, Woudenberg; Vormer, Singh, Vilhena; Elabdellaoui, Te Vrede en Boëtius.

Feyenoord tweede helft: Lamprou; Janmaat, Van Beek, Martins Indi, Nelom; Leerdam, Immers, Clasie; Elabdellaoui (59’ Pellè), Achahbar en Fernandez.

AGOVV: Hengelman; Tissingh, Evers (46’ De Corte), Pinarci (79’ Bloemendaal), Bakx (46’ Klos); Godee (77’ Hofland), Schulmeister (61’ Reekers), Cruz Vicente (61’ Brouwers); Receveur (77’ Laghmouchi), Fischer en John (61’ Kortzorg).

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130105_verslag

 

ロナルド・クーマン

「ゴールを奪えなかったことにはガッカリしている。こういう試合は多くの選手にとってビジネスカードを得るチャンスなのに、前半はあまりに振りかえられるものが少なかった」

 

「後半は試合を決めなければいけなかった。よりアグレッシブにプレーしていたが、ゴールを決められなかったのは残念」

 

「我々は多くの怪我人で右サイドに問題を抱えているが、アナスがその穴を埋められるところを見せてくれたのはポジティヴだった」

 

「ペッレの契約が決まったのはクラブにとってファンタスティックなニュース。この数ヶ月、彼がチームにとってどれだけ重要な存在なのかは目に見えて明らかだった。彼をチームに長く確保できたことにはとても喜んでいるよ」

 

「Aユニオールの二人はセレクションと共にマルベラでのトレーニングキャンプに参加する。二人とも才能ある若者でありステップアップをする時期。彼らにとっては素晴らしい機会だ」

 

「マルベラの理想的な環境でシーズン後半戦へ向けてコンディションとメンタルを整えられるだろう」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130105_koeman_reacie

 

ルーカス・ヴァウデンベルフ

「自分としてはまずまずな試合だったと感じているけど、結果はちょっと残念。トニーやジャン・パウルとはこの舞台で一緒にプレーできるのはとても特別だと試合前に話していたよ。何度か良い連携があったけど、いつだって改善できる。でもこの試合にはそれなりに満足。対面の相手には小さなシーン以外ほとんどやらせなかった。ウォーミング・アップの最中はデ・カイプのピッチを満喫していたけど、始まってからはしっかり試合に集中した」

 

スフェン・ファン・ベーク

「ここに立つのは子供の頃からの夢だった。全く予想してなかったし、健全な緊張感があったけど、良い試合ができたと振りかえられるよ。セレクションと一緒にトレーニングキャンプに行けるのはもちろんとても嬉しい。僕にとってはグループをしっかり知れる理想的な機会だからね。当然選手としてももっと成長したい。今日はなかなか良い雰囲気のデ・カイプでプレーできてとても良かったけど、もっと良い体験ができるはず」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130105_woudenberg_vanbeek

 

 

冬休みボケというか、前半はシャープさが足りず、力強さと正確性に欠けて低調な出来。右サイドでテストされたオマールも決定的アクションは一つも起こせず、ミチェルもハードワークはしていた印象だけれど周囲との連携の取り方に課題。安定して見えたのは中盤で存在感があったフォルメルと、数回のピンチで好セーブを見せたエルヴィンくらいか。

 

後半はさすがにテンポが上がり、特にやはりクラーシがいると全く違うというのが正直な実感。フォルメルがコントローラーでチャンスを得るのは何か起きない限り難しいでしょうね~。久々に出たレールダムもアグレッシブで現状トニーより安定感はあるかも。15分間スピッツポジションで見せ場の無かったアナスも右サイドに移ってからは輝くプレーを見せて好印象。どうやらスハーケンの代役は決まり。ペッレの完全移籍でしばらく第2スピッツ決定になってしまったので、他のポジションでも出場機会が得られるのは良いことです。腐らずに頑張って成長してペッレからポジション奪って欲しいもの。