FC Rubin Kazan - FC Twente 0-2 (0-0)
77' Luuk de Jong: 0 - 1/ 88' Peter Wisgerhof: 0 - 2
Geel: 25' Denny Landzaat / 33' Roberto Rosales / 34' Theo Janssen / 70' Cristian Ansaldi
この時期-30度のカザンからモスクワに会場を移し、さらに二日前には現地13時キックオフに変更されたものの、厳しい寒さに開催が問題視されていた試合。試合開始1時間前に-15℃を下回っていた場合は中止との合意がされていたが、トゥエンテの持ち込んだ温度計と、ロシア気象庁公式発表が-17℃を指していたにも関わらず、UEFAが自分たちの計測では-14℃と試合開始15分間に試合強行を決定した。
急遽ウォーミング・アップを開始したトゥエンテだが、動きは重く前半は堪え忍ぶ展開。しかし後半しだいに主導権をつかむとショート・コーナーからテオ・ヤンセの入れたボールをルーク・デ・ヨングが競り勝って貴重な先制ゴール。さらにCKからヴィスヘルホフが決め、最後までルビン・カザンに決定機を与えず完勝。生命にも関わる状況下で最大限の収穫を得た。
ミシェル・プレドーム
「チームはパーフェクトな仕事をした。カザンに一つのチャンスも与えなかった。我々がプレッシャーをかけていくと。彼らは混乱していた」
「状況が難しい事は前から分かっていた。試合が行われるかどうか不確定な中で選手たちはしっかりと集中を保っていた。彼らは節度を持ってプロフェッショナルな態度を示してくれた」
ペーター・ヴィスヘルホフ
「貴重な体験をできた特別な日になった。とてつもなく寒かったけど、フットボールができなくはなかったね」
Anderlecht - Ajax 0-3 (0-1)
32' Toby Alderweireld: 0 - 1 / 59' Christian Eriksen: 0 - 2 / 67' Mounir El Hamdaoui: 0 - 3
Geel: 35' Daley Blind / 45' Mbark Boussoufa / 57' Toby Alderweireld / 68' - Roland Juhász
前半CKからアルデルワイレルトが先制ゴール。後半生まれたスペースと前掛かりになったアンデルレヒトの裏のスペースを突いたアヤックス。エリクセン、エル・ハムダウイが次々と抜け出して3得点。ステケレンブルフの好セーブとアンデルレヒトのPK失敗で無失点に抑えて予想外の快勝。
フランク・デ・ブール
「スタートは良くなかった。ナーバスになっていたようだが、幸運にも我々にはステケレンブルフという優秀なGKがいる」
「大きな自信になることは間違いない。特に後半はスペースを上手く使えた。もちろん相手がPKを失敗してくれた事も助かったが、我々は良いプレーを続けていた。とても満足している」
Lille - PSV 2-2 (2-0)
6' Idrissa Gueye: 1 - 0 / 31' Túlio De Melo: 2 - 0 / 83' Wilfred Bouma: 2 - 1 / 84' Ola Toivonen: 2 - 2
Geel: 13' Ludovic Obraniak / 51' Pierre-Alain Frau / 53' Erik Pieters / 65' Orlando Engelaar / 79' David Rozehnal / 88' Aurélien Chedjou / 90' - Otman Bakkal
リーグアンで首位を走り、1954年以来のカンピューンを狙っているリールは先日のリーグ戦から8人を入れ替えたBチーム。PSVもクーフェルマンスがベンチ外のサプライズ。
開始6分CKからこぼれ球をミドルレンジから叩き込まれて失点。イサクソンは完全な資格からのシュートに反応できず。予想以上に劣悪なピッチコンディションとリールのプレッシャーの前にまったくフットボールにならないPSV、その後も主導権をつかめず30分すぎに左サイドからクロスを入れられるとバウマとマザが背後のFrauに簡単にヘディングを許して2-0でHT。
後半も低調なプレーを続けたPSVだが、エンゲラールに替えてスタイン・ヴァイテンス、レンスに替えてバッカルとカードを切り次第に圧力を強める。残り10分CKからファーポストのトイヴォネンがダイレクトでシュート。バーを直撃したリバウンドにバウマが反応して1点返すと、ベルフのポストから中央で前を向いてボールを持ったトイヴォネンがそのまま持ち込んでDFに囲まれながら強引にシュートを放つと、DFの足に当たりゴール。ロスタイムにはカウンターから4対2という大逆転の絶好機を得たがジュジャクが工夫無くシュートでそのまま終了。
しかしほぼ全員が本来のレベルを下回っていた試合でアウエーゴール2点を決め手てのドローは悪くない結果と言える。
フレッド・ルテン
「すべての競り合いに負けていた。特に中盤。早い時間帯の失点にショックを受けて試合に入れなかった。後半はかなり良くなった。最も大きいのは同点にできたこと。欧州戦ではアウエーゴールが何よりも重要だからね」
「デニーには全般的に満足していない。ADO戦の後、私は彼に不満だった。だから先週はベルフを選んだんだ」