オランダ勢はPSVがホームで引き分けてアウエーの4-2負けを取り返せずそのまま敗退。
トゥエンテはアウエーでフンテラールのハットトリックなど4-1で完敗し敗退。
AZは開始2分でレッドカード&PK、15分で2点目を奪われる悲劇的スタートから大きなアウエーゴールを奪って唯一ベスト8へ。
19:00 PSV - Valencia 1-1 (0-0)
47' Adil Rami: 0-1 / 63' Ola Toivonen: 1-1
Rood: 89' Adil Rami (Valencia)
コクー&ファーベル体制初試合のPSVはワィナルドゥムとラビアトのポジションを入れ替え。CBはマルセロとバウマ。GKはイサクソンが怪我でティトン。ピータースはスタメン出場。
珍しく大入りで妙にハートウォーミングな雰囲気のフィリップス・スタディオン。
あまり無理せずチャンスを窺うヴァレンシアに対してボールを回すPSV。25分直前にマノレフのクロスからトイヴォネンがゴール正面ドフリーでヘディングもGKの前。HT直前には相手のループシュートをティトンがぎりぎりでセーブ。
後半開始早々のCKのこぼれ球からあっさり失点。CKからマノレフのヘディングをGKにセーブされるが、ラビアトのクロスをトイヴォネンが胸トラップから突き刺して1点返す。
残り10分、ストロートマンに二度の決定機もバーの上とGKの好セーブにあい、終盤両チームにカードがばらまかれる展開でそのまま終了。
トータル 5-3で敗退。
メルテンス、ワィナルドゥム、マタフスの調子に変わりはなく、ファンの雰囲気だけが良くなった。
フィリップ・コクー
「チームのプレーには満足しているが、引き分けより良い結果にできたと思うから複雑な気分」
「中盤が機能したのには満足。ラビアトとストロートマンのコンビネーションや、最終ラインとの連携も良かった。この試合は良いベースになる。この姿勢を保てれば。我々はどんな相手も怖れる必要は無いとても強いチーム。それをどんな試合でも見せる事ができるようにならないといけない。チームが効率的に機能することが何より重要。今日はバランスが良かった」
19:00 Udinese - AZ 2-1 (2-1)
3' Antonio Di Natale: 1-0 (Pen.) / 15' Antonio Di Natale: 2-0 / 31' Erik Falkenburg: 2-1
Rood: 2' Nick Viergever
怪我のマルテンスの代わりはファルケンブルフ。
中盤のボールロストからロングボール一本でペナルティ・エリア内でフィールヘーフェルが相手を後ろから倒してPK&一発レッドの悲劇的スタート。フェルベークはベーレンスを下げてクラファンを投入するも15分にディナターレに決められて第1試合のリードが消える。
しかしプレスが甘く、AZにフットボールをさせてくれたウディネーゼ。30分、ホルマンとポウルセンの連携からパスを受けた中央ファルケンブルフが素晴らしいボールコントロールからDFかわしながらの見事なフィニッシュで大きなアウエーゴール。
デ・モスは「ウディネーゼは戦術がなってない」とプレスのかけたかの悪さを指摘。
後半アルティドールがロングボールに競り勝ち始めると、60分過ぎにアルティドールのポストからペナルティ・エリアに侵入したホルマンが倒されてPK。しかし名手エルムがまさかのバーの上!70分にはアルティドール、リバウンドにマヘルと決定的も共にGKがセーブ。
ウディネーゼに危ないシーンを作られるも、シュートが枠外に飛び続けくれたお陰もあり無事に逃げ切り。
トータル2-3で余裕を持ってベスト8へ。
ヘルトヤン・フェルベーク
「とても見事なパフォーマンスだった。何と言っても我々はほとんど90分間を10人でプレーしたのだから」
「ここで失った物も何も無い。ファルケンブルフが2-1にした後は、もう問題に陥ることも無かった。チャンスも我々の方が多かったし、PKも外していた。我々が恥じ入ることは何も無い」
ラスムス・エルム
「これ以上悪くしようがないくらいのスタートだった。あっという間に2-0にされたけど、それでも冷静さは失っていなかった。試合の中で良くなっていったし、もちろんファルケンブルフのゴールは大きかった。あれで彼らは4点が必要になったからね」
「PK失敗はとても酷い。弁解のしようがない」
21:00 Schalke 04 - FC Twente 4-1 (1-1)
14' Willem Janssen: 0-1 / 29' Klaas-Jan Huntelaar: 1-1 / 57' Klaas-Jan Huntelaar: 2-1 (Pen.) / 71' Jermaine Jones: 3-1 / 81' Klaas-Jan Huntelaar: 4-1
ヴィスヘルホフが軽い怪我で欠場しベンソン。フェルとジョンをベンチに置いてロイヘルスとバイラミをスタメン起用。ティエンダッリもスタメンに戻ってロサレスが久々に右バック。
試合前にヨハン・デルクセンが「マクラーレンには申し訳ないが、彼は守備的なプレーでカウンターを狙いたいようだ。ちょっとアドリアーンセっぽいスタメン」とコメント。
シャルケがアウエーゴールを奪われたくないのか、先週より相手のプレスに苦しまずにボールを回すトゥエンテ。左サイドからチャドリとルーク・デ・ヨングの連携で崩し、オープンスペースに走り込んだヴィレム・ヤンセンが突き刺す「マクラーレンらしい」素晴らしい攻撃で先制。さらにチャドリに決定機も巻こうとしたシュートは大きく枠を外れて頭を抱える。
フンテラールがダグラスとの接触で倒れるもシュワルベでイエロー。しかし次第にシャルケペースに持ち込まれると、右サイドからのクロスに対してCB二人がニアのラウールに釣られてファーのフンテラールをドフリーにして同点。
戦前の予想通り、シャルケが攻めてトゥエンテがカウンターという展開に。決定機はむしろトゥエンテに多かったが、決める事はできず。
後半シャルケがペースを上げて入ると、ヴィレム・ヤンセンの明らかなハンドでPKを取られてトータル2-2。マクラーレンはバイラミを下げてジョン投入。しかしシャルケが圧倒する展開は変わらず、ラウールのヒールからジョネスに決められてついにトータル3-2。
75分、フンテラールにフリーで決定機を与えるもミハイロフが神セーブ。
80分にトゥエンテがようやくCKを得るも、カウンターを浴びて3対2からフンテラールに決められてトドメ。
トータル4-2で敗退。
スティーヴン・マクラーレン
「フォーカスもプライオリティもエールディヴィジにある。我々にとって欧州戦はボーナスのような物」
ジョンとフェルをスタメンから外したことについて
「ゴールを決めなければならない状況に備えて、手元に残して置きたかった」
クラース・ヤン・フンテラール
「僕はチームの一部として自分の仕事をしているだけ。今日はみんなとても良かったし、勝利を分かち合えて嬉しい。スタートは良くなかった。自分たちからプレッシャーをかけていくのに慣れてなかったんだ」
シュワルベを取られたシーンについて
「先週は同じような状況でPKだったから、僕も貰えると思ったんだけど」