フェイエノールトにはトップスポーツ･メンタリティが完全に無くなってしまった。日曜日にはアヤックス戦が中止になったことを誰もが喜んでいたようだ。アレナに渋々行かなければならないという態度なら、どこを相手にしても怖々とやることになるだろう。
批判しているのではなく、私は怖れているんだ。10-0にならないようにとか、まだ我々はデ･クラシケルをやる時では無かったとかいう声は、こんちくしょうだ。私のフェイエノールトがそういう風になっているのは、現在我々がいる順位と一致している。だが我々はこの順位にまったく甘んじるつもりはないし、だからまったく違った考え方をしなければならないんだ。フェイエノールトはクライネ･クラブに成り果てたという話は、まったく理解できない。何度でも言わせてもらうが、フェイエノールトは完全なフローテ･クラブ、クラブのフェノメーンであり、巨大なファン層を持ち、国外のジャーナリストたちからも信任されているクラブ。フェイエノールトという言葉は実際とてつもなく偉大な単語なんだ。現在のところ我々はとても貧乏だし、順位もあまりに低い。我々はトップチームのこれほどつまらないパフォーマンスを、運営陣の態度と結びつけて考えなければならない。実際彼らの態度はあまりにも卑屈だ。
今回の中止の後に私の怒りはさらに酷くなった。先週のフェイエノールト－エクセルシオール戦でロベルト･エーンホールンとも話をした。アメリカでベースボール選手として素晴らしいスポーツキャリアを築いた彼は、熱狂的なフェイエノールト･ファンでもあるが、彼も私同様イライラしていた。我々は自分たちのフェイエノールトが降格候補地して多少なりとも危惧されているのを拒むことはできないんだ。フェイエノールトに使えるお金がほとんど無いことも誰もが理解している。
だがもしお金があっても、不味い投資に使われていただろう。「お金」が入れば問題は解決するのだろうか？そうはあまり思えない。始まりはどのクラブ、どのチームでも同じ。そこにはあるメンタリティ、トップスポーツ･メンタリティが必要なんだ。私のクラブにそれが完全に失われているのが悲しい。
主に守備面が問題にされているが、私は小さな事だと思う。それよりも攻撃面を考えなければならない。より前へ出ることで、もっと楽しめるものになる。攻撃こそ我々の起源と言うことは誰も否定できないだろう。攻撃を考えるには、トレーニングでどうやるか、どういうプレーをしたいかをまとめて考えなければならない。この点について、私はまったくポジティブにはなれない。
人々は私を時にネガティブだと思っているようだが、私はフェイエノールダーの平均よりも10％はポジティブだ。私はクラブを信じているし、何よりも我々の選手たちを信じている。一度お気に入りの服をぼろ切れ回収業者に差し出すのはどうだろう。
インテル･ミランがカスタイニョスを欲しがっている。私はそれほどおかしな話だとは思わない。だが半年前にこの選手がビッグスターになれると電話が来たなら、口を閉ざさなければならない。それは選手から落ち着きを奪い、プレッシャーを与えることになる。やめろ、と言ってやることだ。そこからフェイエノールトはもっと多くの事を成し遂げられるようになる。
アヤックスでのヨハン･クライフのキャンペーンを注目して見ていたが、彼はクラブのためにできるだけのことをやろうとしたと思う。私はこの点ではまったく違う。私は誰かを追い出して他の人たちを入れろと叫びたくはない。それはクラブの判断に委ねたいんだ。
私が度々呼びかけているのは、全ての事を活発、健全にしておきたいからだ。私のクラブは、特に運営陣は、弱った病人のようだ。財政面で大きな前進をしようとしていることはよく分かっている。ピム･ブロクラントと彼の仲間たちには私もとても感謝している。育成が優秀な素材を生み出していることも分かっている。だがクラブ内に成長の刺激が見えてこないのが、私は何よりも気になるんだ。
スポーツの面では我々は悪くなっており、これ以上は防がなければならない。今の順位も低すぎる。こうして注意を呼びかけている元フェイエノールダーが私一人というのは理解できない。フェイエノールトで偉大なことを成し遂げた人たちはどこにいるんだ？ピエール･ファン･ホーイドンクだけが時々何かを言うのが聞こえるだけだ。今こそ我々のクラブを助ける時なんだ。フェイエノールトには我々が必要なのは間違いないと私は思っている。
もし助けるつもりがあるかと聞かれれば、私は応じる。私が'nee'と言うのはおかしいだろう。だが私から何か提案すると、クラブからいつもちょっと変わった反応を受ける。だから現在のフェイエノールトの人々は少し私を怖がっているんじゃないかと、時々感じるんだ。そんな必要は全く無い。私はクラブを愛しているし、もっと楽しみたいし、クラブの中にガッツを取り戻したいし、何かを成し遂げるためにできるだけの助けをしたい。そして多くの元選手も私と同じ事を言ってくれると期待しているよ。
彼らも私も直接フロントに入る必要は無い。だがフロントに対して話とアドバイスはできる。彼らはフェイエノールトで偉大なことを成し遂げたし、そのためにはどうしなければならないかも知っているんだ。
