1月3日木曜の午後にマースヘボウの2階において、各セクションから選手、監督、ディレクター、従業員、多くのゲストが集まり。100人以上のフェイエノールダーが乾杯で新年を祝った。ジェネラル・ディレクター エリック・フッデはレセプションでの伝統のスピーチで2012年をポジティヴに振り返り、2013年へ期待を語った。
「2012年を振りかえればスポーツ面でも財政面でも満足する他無い。もちろん我々はフットボールクラブであるから、スポーツ面を見れば、フェイエノールトは再びオランダのトップクラブの争いに戻ることができた。国中にいるとてつもなく多くの、そして信じられないほど忠実なサポーターたちが再びクラブを誇れるようになったんだ」
フッデとはスピーチの中で特に、テクニカル・スタッフ、トップチームのセレクションとユース育成について賞讃した。「いまや喜ばしいことに、ほとんど全てのタレントたちがキャリアを成功させるベースを築くために何が最良の道かを認識している。タレントたちはここでまずユース契約を結び、フェイエノールトで若手としてトップチーム入りを目指せば、今シーズンのように代表選手にもなれるということが証明されたんだ。そこからデ・カイプで何年か素晴らしい有意義な年月を過ごせば、国外への大きなステップアップも成功する」
またフッデは最新のニュースも伝えた。「それにクラブが、我々から見てあまりに早くフェイエノールトの巣を去った選手にとっても未だ指針となれることもある。Chelseaでナタン・アケがクリスマスの2日目にNorwichとのアウエーゲームでちょうど1分間のデビューを果たしたことで、フェイエノールトには追加で10万ユーロの収入になった」
スポーツ面以外でも、フェイエノールトは財政面で2012年は追い風を受け、さらなる健全化へ向けて重要な前進を果たしたとフッデ。「オーナーも無く、オイルダラーも無く、信用貸しも無く、不言実行で再建を果たしたことはロッテルダムの典型であり、フェイエノールトの典型と言える。素晴らしい事だ。サポーター、一個人、MKB会社、大企業、投資家、大小それぞれ多くの人が自分たちの方法で貢献してくれた。最後の人々はもちろんフリーンデン・ファン・フェイエノールトだ」
フェイエノールトのポリシーはこれからも変わることなく、黒字運営が神聖にして冒すことのできない目標だとフッデ。「ただスポーツ面で即効性のある重要な補強に対して、投資をする余裕が多少でてきたのは間違いない。この冬は昨夏の移籍市場よりも移籍を実現させる能力が僅かだがある。もちろん最優先なのはさらなる財政健全化だ」
フッデはスポーツ面での良い流れをさらに継続させると共に、フェイエノールトにとって重要な二つのポイントを指摘した。第1はクラブが探している新たなシャツスポンサーだ。「我々は4,5の盤で同時にチェスをしている状況。どれも難しい仕事だが、上手く行って後半戦の残り半分になった頃にはハッキリさせられると確信している」
新メインスポンサー捜しの他には、新スタディオンと新トレーニング施設は非常に大きな、そしてフェイエノールトの将来に向けて決定的な挑戦だ。「ニュー・スタディオンが繊細な問題なのはよく理解している」とフッデ。そこには現在のスタディオンのファンタスティックな雰囲気についての言及も含まれた。「だがクラブ・ディレクター、スタディオン・ディレクターとして例えばアヤックスとの財政レポートを見比べれば、我々がフェイエノールトとその継続的成功を願うなら感傷を引きずるべきではないということが残念ながら実感だ。ニュー・スタディオンはフェイエノールトの財源を大きく伸ばすだろう」
フッデは新スタディオンについて、新たなホームが地域一帯の社会的関心を引き受けることになると指摘。「ニュー・スタディオンは63.000人のサポーターが素晴らしい試合を楽しめるだけでなく、時にはコンサートや他のイベントも行われ、ザイトの中心で多くの社会的活動を引き受けられるだろう。誇張ではなく、私はニュー・スタディオンは全てのフェイエノールダーにとってだけでなく、全ての社会的関心を持つロッテルダマーにとっての夢とすべきだと言いたい」
ジェネラル・ディレクターは最後にグラスを掲げて語った。「素晴らしい年は過ぎ去り、さらに美しい未来が待っている。2013年、全ての関係者がニュー・スタディオン建設に向けて勇気と理解と断固とした決定をお互いに下せると信じている。そして人々は後に言うだろう。『2012年はフェイエノールトにとって素晴らしい年だった。しかし2013年に起きた事はクラブと街にとってさらに何倍も素晴らしく重要だった』と」
http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130103_nieuwjaarsreceptie