Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

フォッペ 「楽しむことを忘れてはならない」

オランダはウルグアイに3-2で勝利し決勝進出を決めた。そのパフォーマンスは誇りに思って良いものだが、また自分たちで試合を難しくてしまった。前半だけでなく、終盤もね。この準決勝は良いスタートを切ったのに、まったく不必要だった。

最初の20分のオランダのプレーが良かったのは間違いないし、ジョバンニ・ファン・ブロンクホルストのゴールで報われてもいた。あれは素晴らしいゴールと言うほか無い。ただその後にもう一撃加えなければならなかっただろう。特にこれはノックアウトなのだからね。ボクシングの試合のようなものだ。速いテンポで試合を決めようと相手をダウンさせれば(相手はフラフラで8カウントまで起き上がれない)、すぐ相手に不安を与えることができる。相手に立ち直る時間を与えてはならないんだ。すぐにもう一点決めれば試合はこちらのものになって、もっと簡単にやれたはず。

だが実際オランダはそれに失敗し、ディエゴ・フォルランの同点ゴールを許してしまった。あれがマールテン・ステケレンブルフのミスだったかどうかは私には分からない。判断するのは難しいね。だがオランダからダイナミズムとスピードが突然失われたのはよく分かった。パスを見れば一目瞭然だろう。急に何もかも後ろ向きになり、静かになってしまった。マルク・ファン・ボメルですらそうだった。残念ながら彼のウルグアイ戦でのプレーは良くなかったね。実際最後まで一人芝居だったのは見ていてハッキリしていただろう。

だがその一方でアリエン・ロッベンは今回も良かったと思う。私は彼がマン・オブ・ザ・マッチだと信じているよ。ウェズレイスナイデル同様、彼も美しいゴールを決めたしね。だが完全にトドメを刺すことはできずに、ウルグアイにまだ戦意を残してしまった。エキサイティングになった終盤はオランイェは組織面でも衰えていた。最後の5分はほとんど全員がペナルティエリア内にいた。そう、それがトラブルを招いていたんだ。

端的に言えば、結局の所、見事な試合ではなかったが、非常に堅固で保守的な試合だった。このトーナメントの他の試合と同様にね。まぁ、不満を言うべきではないだろう。いまはフィナーレに進んだことを喜ぼう!空前の偉業だよ。オランダのすべてのもの、すべての人々にとってもちろん素晴らしい事だ。ファンや選手、監督たちだけでなく、国自体にとってね。国のイメージにとってとても良い事は間違いしないし、最高の広告だ。

ただ、選手やテクニカルスタッフには是非楽しむように忠告したい。もちろんそれはとてつもなく難しいことだ。だが彼らならできるはず。私はヨング・オランイェで2回EKのフィナーレに進んだ時も選手たちに言ったものだよ。楽しむことを忘れるな!とね。もちろん水曜日、木曜日は次の試合、フィナーレに向けて集中しなければならないが。

オランイェにとってどちらの相手がやり易いか、私個人としては好みはない。簡単にやれることなど無いし、もちろんWKのフィナーレではね。でも私はドイツが相手になるのを望んでいる。スペインよりも良いチームだからだ。スペインはとても派手なプレーをしているがね。もちろんドイツはこの大会で力強いプレーをしており、我々はさらに苦しむだろう。

だから私はオランダがタイトルの最大の候補だとはまだ見ていない。だがもう一度繰り返しになるけれど、フィナーレに進んだことはもちろん空前の偉業だ。そんなにあった事ではない。正直に言って私は予想してなかった。このWK前に私は準々決勝で挫折すると思っていたんだ。でも自分が間違っていたのは全然残念ではないよ。