Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

今シーズン ブレイクしたタレントたち

Doelman

アンドレ・オナーナ (アヤックス・21) プロ3年目 (年齢はシーズン終了時)

ヨング時代もほとんど注目されていなかったことを考えれば今シーズン最大の発見であり、驚き。アヤックスのGKとしてフットボール能力の高さは当然として、反射速度、特に1対1での対応をほとんど間違えることがなく、決定的ピンチを防ぎ続けた。批判の少なくなかったシレセンの記憶を完全に消し去り、すでにそれと比較にならない高評価。既にエールディヴィジのトップレベルにあり、将来的に本当のトップレベルに到達する可能性も。

 

Verdediger

ジュスティン・ホーフマ (ヘラクレス・18) プロ2年目

18歳という史上最年少の若さでエールディヴィジ全試合フル出場は驚異的な記録。プレー内容も競り合い勝率こそまだ低いものの、ファールも少ないクリーンな守備、ロングボールが少なく常にフットボールに解決策を求める姿勢、それを可能にする戦術眼と高いフットボール能力を示し、早くもこの夏のステップアップの可能性も。

 

マタイス・デ・リフト (アヤックス・17) プロ1年目

リーグ戦6試合出場とプチブレイクだが、欧州戦、さらに代表にもデビュー。致命的ミスも何度も冒したものの、良いプレーをした試合では高いポテンシャルを見せたのも確か。年齢を考えれば競り合い勝率も驚くほど高く、怪我とスタミナの問題が無ければ来シーズンはスタメンが濃厚。

 

ジョヴァンニ・トゥルペー (ユトレヒト・19) プロ3年目

昨シーズン既に片鱗を見せていたが、今シーズンはスタメンを掴んでリーグ戦26試合にスタメン出場と見事にブレイク。攻守にアグレッシブなプレーと豊富な運動量でユトレヒトの5バックと4バックの切り替えで重要な役割を担う存在でもあった。

 

ヒデ・テル・アーヴェスト (トゥエンテ・19) プロ3年目

ユースからなかなかタレントを輩出できなかったトゥエンテで財政危機を切っ掛けにブレイクした象徴的存在が遂にスタメンを不動のものに。カルスドルプと共通するクオリティの多いモダンなバックで、すでに多くのクラブからも追われている存在。不安定なチームの中で試行錯誤しつつの1年を終えて、キャリア選択の夏か。

 

デンゼル・ドゥムフリース (スパルタ・21) プロ3年目

ジュピラー・リーグで活躍していたトップタレントがエールディヴィジでも実力を示し、フィジカルを活かしたパワフルな攻め上がりでスパルタの大きな武器に。しかしシーズン半ばからトーンダウンし、迷走するチームの中で同様に輝きを失ってのシーズン終了。PSVの補強候補との噂もあったが、トップクラブへのステップアップは時期尚早だろう。

 

Middenvelder

ソフィアン・アムラバト (ユトレヒト・20) プロ3年目

ムセラールの穴埋めという難しいタスクを課されながら、見事に応える成長ぶりで29試合にスタメン出場。ゴール数こそ無かったが(POで初ゴール)、高いフットボール能力のあるBox-to-boxプレイヤーであり、1年での活躍でこの夏のステップアップが濃厚。

 

フレデリク・イェンセン (トゥエンテ・19) プロ1年目

バイテンスペーラーとの触れ込みでユースから上がってきたが、10番のポジションでブレイク。高い走力で常にゴール前のスペースを狙い、後半戦はスタメンを掴んで4得点2アシストと好印象を残した。来シーズンは不動のスタメンが濃厚。

 

レウフェン・ニーマイヤー (ヘラクレス・22) プロ1年目

マチュアからスカウティングされて1年目でシーズン終盤にスタメンに定着。ベル・ハサーニの穴埋めで試行錯誤していた10番のポジションに収まり、11試合出場で3得点。

 

フェルディ・カディオグル (NEC・17) プロ1年目

クオリティの無い外国人部隊と批判の多かったNECの中でヒバラが大胆に起用。9試合にスタメン、計27試合に出場して4得点3アシスト。苦しい残留争いの中でスタメン定着はならなかったが、果敢にアクションを起こすスタイルで才能を示した。チームの降格によりこの夏はキャリア選択の時に。

 

Aanvaller

ジュスティン・クライフェルト (アヤックス・18) プロ1年目

リーグ戦スタメン7試合とまだプチブレイクだが、1年前はヨングでもプレーしていなかったことを考えれば欧州戦も経験した現状は天と地の差。スピードとアヤックス育ちらしい傲慢さで常に奥行きを狙う姿勢で停滞感のあったチームのプレーに違いをもたらした。当然まだまだ不安定だが来シーズン以降もこのプレースタイルを続けられるかどうか。

 

ケスパー・ドルベルフ (アヤックス・19) プロ3年目

ヨングでもプレーしていなかった10代がユースから出て突然トップクラブのスピッツに収まったのは驚愕。久々に登場したアヤックスらしいスピッツとして、批判の多かったミリクの存在をデビュー戦で掻き消し、特にシーズン前半戦は高いパフォーマンスだった。万能だが元バイテンスペーラーらしくトップスピードでの正確なボールコントロールが最大の武器だろう。さすがに長いシーズンで調子を落としたが、来シーズンもこのまま怪我無くプレーし続けられれば本当のトップスピッツに。

 

ジラーノ・ケルク (ユトレヒト・21) プロ4年目

昨シーズン レンタルされたヘルモントから戻り、今シーズン後半戦はジヴコヴィッチからスタメンを奪う成長ぶり。13試合にスタメン出場し3得点4アシストと出場時間の少なさを考えれば高い活躍度。まだ競り負けるシーンが多いが、スピードとテクニックを備えた万能系スピッツであり、ハレルとジヴコヴィッチが去る来シーズンはスタメンが期待されるはず。

 

ケルヴィン・ステングス (AZ・18) プロ1年目

タレント揃いのヨングAZからシーズン終盤にトップチームでチャンスを得るとPOで大活躍。右サイドから自由に中に入っての視野の広さとキックテクニックを活かしたスルーパス、トラップなど基本技術の高さでAZのフットボールにおいて決定的な違いを作るまでの存在に。来シーズンはさらに出場機会を得て大ブレイクするタレント候補の最有力。ヨングAZのタレントたちの多くがこのレベルなら怖ろしいことだが・・・

 

ジェイ・ロイ・フロート (NEC・19) プロ1年目

得点力の無い攻撃陣の中でチャンスを与えられて17試合にスタメン出場。大きな体格を活かしたフィジカルで5得点を記録。外国人部隊と揶揄されるチームの中で数少ないユース出身のオランダ人選手として奮闘。降格によって来シーズンは移籍かジュピラー・リーグで成長を目指すかの選択に。