Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

今シーズン ブレイクしたタレントたち

今シーズンも多くのタレントが新たに登場したエールディヴィジ。大小さまざまにブレイクを見せたタレントたちを独断と偏見で紹介。

 

Doelman

イェルーン・ズート(RKC・21)

PSVが輩出したフロート・タレントがレンタル先でその才能を見事証明。果敢なフットボールでサプライズを起こしたRKCだが彼が見せた数々のスーパーセーブで勝ち点を拾った試合は多かった。すでにイングランドのクラブからの関心も受けているが、来シーズンもアイントホーフェンのベンチには戻らずワールワイクでレンタル延長の方向。

 

Verdediger

ジェフリー・ハウウェレーウ(ヘーレンフェーン・20)

プレシーズンの怪我で出遅れたものの、復帰後早々にスタメンを獲得して期待通り即不動のものに。素晴らしいボールテクニックでヘーレンフェーンの攻撃的フットボールを最後尾から組み立て、再三前線へ攻め上がってはFW顔負けのシュートを決めるモダンなCBとしての評価を確立した。フロート・タレントなのは疑いようがない。

 

ブルーノ・マルティンス・インディ(フェイエノールト・20)

当初左バックで不安定さを見せていたが、デ・フライの負傷によってCBでチャンスを得るとスピードと高さとパワーを活かした力強い守備で対人守備能力の高さを証明。シーズン終盤は再び左バックに戻っても、数々の強力なウィンガー相手に競り負けることはなくなった。

 

リカルド・ファン・ライン(アヤックス・20)

どうやらアヤックス・ユースから久々の本物か。vdヴィールの長期離脱によってトップチームに昇格すると、時にすでにオランダ代表スタメンの前者を凌ぐ好プレー。アヤックスはこれで安心してvdヴィールを売却できるだろう。

 

イェトロ・ヴィレムス(PSV・18)

ピータース、タマタの長期離脱によって最後の手段として抜擢されたO/17オランイェの欧州カンピューンの一人。力不足は否めずにミスでチームの敗因になった試合もあったが、試合数をこなすにつれて自信をつかみ、守備の安定だけでなく攻撃面でもいいものを見せるようになった。

 

ロレンゾ・ブルネット(フローニンゲン・21)

アヤックスとの契約打ち切りでフローニンゲンに拾われ、トップチーム1年目で好パフォーマンス。特に前半戦ではタディッチとの連携で左サイドから好クロスを連発。だが残念ながら冬場以降元気のないチーム同様にトーンダウンしてしまった。

 

マイク・ファン・デル・ホールン(ユトレヒト・19)

ユトレヒト野戦病院化でチャンスをつかむと、落ち着いたプレー振りで高評価。来シーズンはスタメンをつかめるか。

 

ドゥーク・スミット(ヘーレンフェーン・20)

ロールダに続く、ユース出身のフリーゼン。ヤンマートの怪我によって起用され、特に守備面では安定したプレー振り。ヤンマートが抜けた来シーズンはスタメンにつくだろう。

 

ケネト・オメール(ADO・18)

ウィンターストップにチェルシーからレンタルされ、なかなか出場許可が下りなかったが9試合に出場し、特に右バックとしてスピード、フィジカル、テクニックと多くの面で異彩を放った。終盤CB起用では不安定だったが、VVV戦では1G1OG、2枚目退場のVVV戦など記録にも記憶にも残る選手に。まだ来シーズンの去就は不明だが、もう1シーズンエールディヴィジで見たい選手。

 

Middenvelder

アダム・マヘル(AZ・18)

フェルベークが期待を込めて与えた背番号8に見事応え、今シーズン前半戦最大のサプライズを起こしたスーパータレント。18歳とは思えない戦術眼と落ち着きのあるボールテクニックでAZのコンビネーション・フットボールの中心としてマルテンスの穴を埋めて見せた。後半戦はウェルンブロームの抜けた中盤右に入り、よりチームの組み立ての面で貢献。終盤はさすがに疲れを疲れを感じさせた。

 

ヨルディ・クラーシ(フェイエノールト・20)

贔屓目抜きにして今シーズン最も成長した選手だろう。昨シーズンすでにエクセルシオールで高い評価を受けていたが、デ・カイプに戻った今シーズンはそれを踏まえた上での期待をも遙かに上回った。高い戦術眼、小柄な体で当たり負けしないフィジカルで相手からボールを奪いまくり、正確なボールテクニックによる長短のパスでチャンスメイク。エル・アマーディとのコンビで特にトッパーでは圧倒的な存在感で中盤を支配。すでにエールディヴィジトップクラスのコントローラーと言って間違いない。

 

ザカリア・ラビアト(PSV・19)

期待の新星がついに大ブレイク。レンスからポジションを奪うとアフェライを彷彿とさせるスピードあるドリブルとパスで不可欠な存在に。コクーに交代後はフットボール能力を見込まれてワィナルドゥムから中盤のポジションも奪った。ユース出身としてPSV復権の中心的存在になるはずだったが、契約延長オプションの効力が無く、フリー移籍でオランダを去ることに。

 

ナファロネ・フォール(NEC・20)

途中出場でチャンスをつかむと高いフットボール能力と決定力を見せてvdフェルデンからスタメンを奪った。シェーネ、ホーセンスが抜けた来シーズンは攻撃の中心的存在として期待がかかる

 

レリン・ドゥアルテ(ヘラクレス・21)

すでにスパルタでウィンガーとして十分な経験を積んでいたが、アルメロでは中盤起用され、スペルマーカーとして再ブレイク。ペーター・ボスの慧眼に心から感服する。切れ味のあるドリブルと、創造性のあるパスでチームのコンビネーション・フットボールの中心に。ベーカーフィナーレが出場停止だったのが惜しまれる。

 

ローランド・アルベルフ(エクセルシオール・21)

AZではチャンスをつかめなかったが、新天地でデビューするとこの1年で大きく成長。10番として各クラブが注目する存在に。

 

トニー・フィリェナ(フェイエノールト・17)

フロート・タレントを輩出し続けるフェイエノールト・ユースからまた新星。O/17オランイェの欧州カンピューンの一人であり、まだBユニオールではあるが、バッカルの出場停止で初スタメンとなったトゥエンテとのアウエーゲームにおいて、まったく競り合いでフィジカル負けすることなく、冷静さと大胆さを併せ持ったスーパータレントであることを証明した。終盤はフェイエノールトがKNVBに要求してO/17オランイェのEK合流を遅らせたほど、すでにトップチームの戦力として不可欠な存在に。貴重な左利きMFだが、来シーズンはホーセンスとの競争か。

 

 

Buitenspeler

ルシアーノ・ナルシン(ヘーレンフェーン・21)

昨シーズンすでにベーレンスの代役として結果を残していたが、ベーレンスが去った今シーズンは不動のスタメンに定着。一瞬でトップスピードに達する瞬発力で何人ものDFを手玉に取り、ドストへと正確なクロスを提供し、フリット以来の20アシスト達成。

 

オラ・ジョン(トゥエンテ・19)

スーパータレントがジョーカー役から不動のエースに。左右の足で遜色なくボールを操り、巧みなフェイントでDFを翻弄。ゴール前のルーク・デ・ヨングへクロスを送るだけでなく、自ら裏に抜け出して華麗なループシュートを決めるなど、創造性の無くなったトゥエンテの前線で違いを作った。

 

ヤニク・ヴィルツフット(VVV・20)

昨シーズン ズヴォレで33試合出場していたと言っても、プロキャリア2年目でエールディヴィジ初シーズンだったことを考えれば脅威的な成長スピード。特に後半戦は安定感が出てきたチームの中で攻撃の中心的存在として2,3人のDFを前にしても全く怖れることなく切れ味鋭いドリブル突破を見せた。さらなる成長の可能性を感じさせる本格派ウィンガー。国内の移籍市場でも人気銘柄で先が楽しみなタレント。

 

ライフ・ファン・ラ・パラ(ヘーレンフェーン・20)

フェイエノールトユースを飛び出し、フランスでチャンスをつかめず戻って来たウィンガーがヘーレンフェーンでようやくキャリアスタート。怪我のアサイディに代わって悪くないプレーを見せた。まだ伸びシロがあることを期待したい。

 

メンフィス・デパイ(PSV・18)

O/17オランイェ欧州カンピューンメンバーのウィンガー。終盤途中出場で数回出場得て、スピードを活かして3得点でプチブレイク。

 

 

Spits

ジョン・グイデッティ (フェイエノールト・20)

タレントという枠を超えて今シーズン最も注目を浴びた選手であることは明らか。マンチェスターからレンタルできたスウェーデンスピッツはムードメーカーとしてチームを牽引、そしてアヤックス、トゥエンテとのトッパーで連続ハットトリックなどフェイエノールトエールディヴィジの歴史に名を刻んだ。ロッテルダムを愛し、ロッテルダムに愛された素晴らしいスーパータレント。マンチェスターでチャンスをつかめるか。