Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

序盤戦を振り返って

カンピューンスハップ争いは?

今シーズンもアヤックス、トゥエンテ、PSVの3強が争うのは間違いないが、現在首位のAZどこまで競れるかが注目。厳しい財政状況から今シーズンもシクトルソン、スハールス、モレーノ、ロメロを失ったが、優れたオートマティズムと精度の高いR.エルムのセットプレーで、ここまでエールディヴィジ一のクオリティを見せている。スピッツのアルティドールのコンディションがさらに上げられれば少なくともウィンターストップまでは十分競り合えるだろうが、代表戦の度に大西洋横断など不安はある。スモールセレクションのため、他の選手たちも合わせてコンディションが保てなければ欧州戦との連戦で「定位置」の4位に落ち着くだろうが。

 

3強で最も可能性を感じさせるのは「金でカンピューンチームを買った」クラブことPSV。特にホームゲームは高い攻撃力を見せており、前掛かりになった時の迫力は昨シーズンのアフェライ、ライスがいた時と比べても多少近づいてきたか。ただ受けに回った時の守備面はかなり不安がある。アヤックスは予想通りテオ・ヤンセンの組み込みがまったく上手く行っていないことと、スピッツのシクトルソンが少なくともウィンターストップまで絶望の怪我。ポジションプレーの質はいまだに高いが、良い時でも昨シーズン後半に比べて相手ゴールの近くで迫力に欠ける印象。トゥエンテはテオ・ヤンセン、ルイスが去った事で、ここまで完全にクオリティ不足を見せているが、チャドリがようやくカムバック間近となり、再びクリエイティビティが生まれるか。なかなか結果を出せないベルフハイスに対してジョンが左サイドで輝いているだけ合って、10番かサイド起用かも見物。

 

サブトッパーの浮き沈み

前半先制しての後半逆転負けパターンで勝ち点を押しまくったフローニンゲン、守備の構築が遅れたヘーレンフェーン、主力が尽く抜けた上に今シーズンも怪我人多数のユトレヒト、昨シーズン旋風を起こした反動のADO、一時代が終わった間のあるローダなど、サブトッパー勢がまったく波に乗れない序盤戦だったが、それぞれ少しずつ立て直しの気配を見せており、特に第8節はフローニンゲンがホームでアヤックスに、ADOがアウエーでフェイエノールトに完勝。少しずつ自信を取り戻していけるか。

 

旋風を巻き起こすチームはあるか?

サブトッパーが出遅れた裏で6位7位に付けたのがフィテッセRKC。昨シーズン、ジョルダニアの会長就任の騒動で見る影も無くなっていたフィテッセだが、この夏ファン・デン・ブロムの招聘に成功。多少オランダ人選手も増え、今のところはその求心力で多国籍軍をまとめ上げているが、期待のかかるウィンガー チャントゥリアが再三エゴイスティックなプレーを見せるなどまだまだ不安も。当初ファン・ヒンケル、プロッペル、ホフスの3センターでシーズンスタートするなど、やりたいフットボールの方向性は明確だが、さすがに中盤の守備力は低く、アナンが期待に応えられるか。まだ未知数の新戦力も多いため、昨シーズン同様期待はずれれば苦しくなる。現実的にはリンカーライチェ入りが目標だろう。

序盤戦最大のサプライズだったRKC。昇格決定後のスタメン3トップの移籍で絶望的かと思われたが、テン・フォールデとカスティリオンという力のある若手スピッツ、そして期待のGK ズートのレンタルに成功。さらに心臓の疾患から新天地でカムバックしたスノが決定的なプレーを見せており、ポゼッションフットボールをカウンターフットボールの両方に対応できるだけのクオリティがある。ただ今後は相手に研究されてくることで試合を落としていくだろう。リンカーライチェに入れたらとってつもない奇蹟。

プレシーズンに「サプライズを起こせる」と息巻いていた新生NECだが、序盤戦を終えてたった7ptsと期待はずれ。シェーネのスピッツ起用は完全に企画倒れに終わり、ナイラントも全く期待に応えられてないが、第8節PSV戦では終盤まで優勢に試合を進めるなど、今後にかなり可能性を感じさせるチームではある。しかしやはりリンカーライチェ入りは現実的とは言えない。

 

残留争い

エクセルシオールは明らかに選手のクオリティ不足で、エールディヴィジのレベルに無い。それでもここ2試合は自分たちの時間帯に少なくないチャンスを作れるようになり、実際第8節トゥエンテ戦は初勝利まであと一歩だった。トマソン等テクニカル・スタッフ陣の健闘に期待だが、それでも現状最下位候補なのは間違いない。

充実したプレシーズンで昨シーズンの雪辱が期待されたVVVだが、8節を終えて完全に迷走状態。完敗に終わったAZ戦後にはキャプテン メーウウィスが監督デ・ブークの戦術に対してメディアの前で疑問を抱くコメントをするなど、セレクションの空気は悪い。攻撃面でナイジェリア選手の個人技に頼りたい気持ちは分かるが、プレシーズンに機能していた4-4-2のコンパクトなプレッシングは見る影も無くなって完全に迷走状態。選手のクオリティを考えれば十分残留できるはずだが、このまま立て直せなければ最下位で降格しても不思議はないほど状況は悪い。

 

ブレイク中のタレント

今シーズンまず大ブレイクしたのがAZのアダム・マヘル。マルテンスの離脱でチャンスを得た18歳の若きスペルマーカーは本来の10番の不在を感じさせないプレーを披露。クリエイティビティの面は前者に劣るが、守備面、戦術面ではむしろ優っており、時にロナウジーニョばりのノールックパスでゴールをアシスト。ここまで全試合出場を素づけており、フェルベークのもとで大きく成長できるか。

他に序盤戦でインパクトを残した選手は、GKではPSVからRKCへレンタル中のイェルーン・ズート(20)、DFでは怪我で出遅れながらもヘーレンフェーンのCBポジションをつかんだ ジェフリー・ハウヴェレーウ(20)、MFではアヤックスから故郷ユトレヒトへレンタルされたロドニー・スナイデル(20)、ウィンガーではトゥエンテのオラ・ジョン、フェイエノールトのジェルソン・カブラル、そしてVVVのムサ。スピッツではNECアヤックスからそれぞれRKCへレンタルされているリック・テン・フォールデ(20)とジュフリー・カスティリオン(20)、そして「ブレダのボンバー」ことNACのアレックス・スハルク。

 

カムバック組

長い怪我から今シーズン戻ってきたのがユトレヒトのムレンガ、RKCのスノ、フェイエノールトのダニ・フェルナンデス。前二人がさっそくピッチ上で結果を出す一方で、ほぼ2シーズンほとんどプレーできなかったダニ・フェルナンデスは第8節ADO戦で致命的ミスを犯して不安定なプレー。スタメンをつかむチャンスを逃してしまった。