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フェルがEvertonへ

FC トゥエンテはフェイエノールトとのトッパーを終えた翌日、リロイ・フェルの移籍についてプレミア・リーグのEvertonと合意したと発表した。火曜日中にも移籍が正式に決まると予想される。移籍金は総額1.000万ユーロと報じられており、フェイエノールトには50~60万ユーロの臨時収入となる。

 

フェイエノールト・ユース最高のタレントと呼ばれていたフェルは2007/2008シーズンにベルト・ファン・マルワイクのもと18歳でトップチーム・デビュー。翌2008/2009シーズンはヘルトヤン・フェルベークの下で一時トップ下にコンバートされ、以後フェイエノールト不動のスタメンに。2010/2011シーズンは第2キャプテンとしてロン・フラールの離脱中はキャプテンマークを巻いたが、自身もキャリア初の長期離脱を経験。フェイエノールトの契約延長オファーにサインすることなく、2011年夏にFC トゥエンテに550万ユーロで売却された。

 

トゥエンテではコ・アドリアーンセの下でしばらくベンチ生活を強いられたが、ここでも中盤3センターの全ポジションをハイレベルでこなせるクオリティを評価されてポジションをつかみ、オランダ代表にもデビュー。しかし2012/2013シーズンに再び長期離脱を経験したことで結局1年半、リーグ戦わずか35試合出場でエンスヘデでを去る事になった。

 

Evertonでプレーするオランダ人選手としてはレイモンド・アッテフェルト、アンディ・ファン・デル・メイデ、サンデル・ヴェスターフェルト、ロイストンドレンテ、現在所属のジョン・ハイティンハに続いてフェルが6人目。

 

フェルがプレミア・リーグで通用するかは置いておいて、カンピューンスハップを狙うトゥエンテとしてはあまりにも痛い損失だろう。テオ・ヤンセンが抜けて以来中盤のフットボール能力の低下は明らかで、その中でボールを奪い、前に運べるフェルの能力は大きな価値があった。しかし1.000万ユーロという大きな移籍金を得ることでオランダ国内の移籍市場は残り数日で一気に活性化することになる。トゥエンテの「後継者リスト」には、かねてから獲得を望んでいた、現在のエールディヴィジ最高のスペルマーカーであるヘーレンフェーンのフィリップ・ジュリッチという本命以外にも、PSVで苦しい日々を送っているジョルジニオ・ワィナルドゥム。ヘラクレスでステップアップの機会を窺っているレリン・ドゥアルテ、そしてかつてフィテッセなどでプレーしていた現FC Kopenhagenのクラウデミールが入っていると言われている。

 

チームがジュリチッチのクオリティに大きく頼っているヘーレンフェーンは、引き抜かれた場合の穴埋めとしてADOデン・ハーグのイェンス・トールンストラを候補に。さらにADOはトールンストラの穴埋めとしてアヤックスで出番の無い若手左バック コッペルスの獲得を期待している。