フェイエノールトは日曜に行われたエールディヴィジ第3節、ポルマン・スタディオンでヘラクレス・アルメロと1-1で引き分け、勝ち点1は得て無敗も継続。60分過ぎに途中出場のグリノール・プレットに先制ゴールを奪われたが、途中出場ルーベン・スハーケンの個人技からギオン・フェルナンデスが同点ゴール。フェイエノールトは3試合で勝ち点7を得てエールディヴィジのトップに留まった(2時間後にトゥエンテが勝利して勝ち点9で首位)。
序盤からポルマン・スタディオンは両チームとも勝利目指して激しい攻め合い。フェイエノールトは前半のほとんどをポゼッションしたが、チャンスは小さいものが数回に留まり、リードを奪うには至らず。その中でもリロイ・フェルが2回ゴールに近づき、序盤にフリーで自らシュートもレムコ・パスフェールにセーブされ、HT直前にもCKからファーポストからフリーでヘディングを狙ったが、ヘラクレスゴールには届かなかった。
後半も両チーム共に積極的にゴールを狙い続け、明らかに前半よりも大きなチャンスが両側にあって中立の観客にとっては十分楽しめるゲームに。セク・シセが2列目から危険なシュートを放ち、ギオン・フェルナンデスのヘディングはわずかにクロスにあわず。
しかし最大のチャンスがあったのは間違いなくホームチームサイド。後半出だしにサムエル・アルメンテーロスがエルヴィン・ムルデルの目の前からシュート。5分後にもアルメロースにチャンスがあり、ダール・ダグラスが迫ったが共にエルヴィン・ムルデルのセーブで難を逃れた。
ヘラクレスのダイナミズムを警戒していたフェイエノールトだが、それを防ぐことはできず、60分過ぎに先制点を奪われた。途中出場のグリノール・プレットがピッチに入って1分、アルメンテーロスのアシストから最初のボールコンタクトをそのまま突き刺して1-0。
しかしフェイエノールトにも15分後に途中出場ルーベン・スハーケンのアクションから同点ゴールが生まれる。今回もシセから替わったウィンガーは左サイドからドリブルで中に切り込み、数人の相手をかわしてゴール前へのボールでパスフェールも破ると、ゴール前で待ち構えていたフェルナンデスがしっかりとがら空きのゴールに押し込んで1-1。
フェイエノールトはヘラクレスと同様に最後まで勝利を目指し、両チーム共にさらに数回チャンスを作ったがゴールは生まれず、今シーズン初の引き分けに終わった。
Heracles Almelo – Feyenoord 1-1
Scoreverloop:
63’ 1-0 Plet
78’ 1-1 Fernandez
Scheidsrechter: Wiedemeijer
Gele kaarten: Everton, Quansah, Van der Linden (allen Heracles Almelo), Fernandez, Leerdam (beiden Feyenoord)
Opstellingen:
Heracles Almelo: Pasveer; Breukers, Van der Linden, Rienstra, Looms; Quansah, Overtoom, Vejinovic; Douglas (62’ Plet), Armenteros (82’ Duarte) en Everton (89’ Pedro).
Feyenoord: Mulder; Leerdam, De Vrij, Vlaar, Ramsteijn; El Ahmadi, Clasie (81’ Mokotjo), Fer; Cabral, Fernandez en Cissé (75’ Schaken).
http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20110821_heracles_verslag
ロナルド・クーマン
「1点リードされてから追いついたのだから、この結果にも満足できるよ。過去にはビハインドを背負ったらもう何もできないことが何度もあった。今日はそうではなかったし、これは自信になる」
「終盤は我々の方が強かったと思う。ヘラクレスよりより冷静な印象を受けたし、数回チャンスを作った。もちろんヘラクレスもまだゴールできたかもしれないがね。とにかく1-1は正当な結果ということ」
「このチームには多くのフットボール能力があるし、前線にスピードと前進力がある。そういうクオリティをもっと有効に使えるようにしたい。もちろんいつだって上には上があるが、このチームにはまだまだ良くなれる部分が多い」
「ルーベンは本当に良くやってくれた。彼はかなりスピードと前進力があるし、ボールを失った時の対応もとても規律がある。自信を持ってプレーできているし、いつもスタメンに近いところにいるよ。こういう選手を持てていられるのは嬉しい事。贅沢な悩みだ」
ルーベン・スハーケン
「同点ゴールの時は僕がギオンかお互いによく分からなくて、さまよってしまったね。ギオンがちょっとだけ欲を出したんだ。僕はゴールではなくアシストになったけど、もちろん重要なのはチームとして1pt取れたこと」
「もちろんスタメンで出たいけど、それは僕が決めることじゃない。今は好調な感じがしているし、今日は監督から与えられた仕事を果たして価値を示すことができた。とても上手くやれたと思う」
「昨シーズン後半の膝の怪我から戻って今はとても力強くなった感じする。何ヶ月もリハビリに付き添ってくれたメディカル・スタッフに感謝しているよ」
「最後のチャンスはヘディングしたけど、胸でトラップした方が後から考えると良かったかもしれないね。でも終わってしまったことだし、もうどうしようもない」
ロン・フラール
「前半は向こうの方が良かったけれど、本当に危険なシーンは無かった。後半彼らに何度かチャンスがあったが、それは僕らも同じ。終盤でまだ勝てただろうけど、残念ながら決められなかった。でも1ptで満足できる。ヘラクレスは良いフットボールをするチーム。ネガティブになる必要は無い」
というわけで今シーズン初の失点と引き分け。まぁチャンスは向こうの方が多かったので負けなくて良かったという感じです。中盤でクアンサー、フェイノヴィッチにかなりやられ、DFラインもダグラスやオーヴァートムに苦戦。相手は経験不足なCBだったし、こういう時に終盤の2トップ作戦ができるだけの駒があると良いんですが・・・。ダニは人工芝回避でベンチ入りせず。代わりに唐突にエルヴィス君が初のセレクション入りでベンチに座るも出番は無し。
押された原因は向こうのダイナミズムに対応できなかったことで、前からもっとプレスかけろとか、中盤もっと走れとか、ボール持ったらロングボール蹴らずにもっとちゃんと繋げとかいろいろありますが・・・。1度後手に回るとなかなか改善出来ない体質の中、あの展開で同点にできたのはスハーケンのおかげ。今シーズンは確かにいい動きを見せています。セクがなかなか本当の自分を見せられずにずーっとgdgdが続いてるので、左サイドで使うんだったら正直あまり代わりはないかなぁと。今日のカブラルはさすがにしっかりと対応されてあまり仕事はできず。というか試合中のポジションチェンジとかいう選択肢は無いんですかね・・・。
来週は日曜日にデ・カイプでヘーレンフェーン戦。アタッカーは恐ろしいほど強力ですが、守備陣は悲しいほど脆いのでゴール量産といきたいけれど、こっちもそんないいスピッツがいるわけでもなく、どうなることやら・・・。