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アルメロで不必要に苦戦の末に辛勝

日曜午後に行われたエールディヴィジ第3節、フェイエノールトアルメロでのアウエーゲームでヘラクレスアルメロを1-2で下して今シーズン2勝目を挙げた。ダリル・ヤンマートとレクス・インマルスが共にフェイエノールトで初ゴールを決めてHTまでに0-2とリード。HT直前のPKをセク・シセが決めていればその差はさらに広がっていたはずだったが、コートジボワール人のキックはクロスバーを直撃。HT明け早々にヘラクレスがレリン・ドゥアルテのゴールで1-2としたことでフェイエノールトは後半不必要に苦しむことになった。ホームチームに何度か大きな決定機があっったものの、フェイエノールトは1-2のリードを守り、苦戦の末にアウエー勝利を決めた。

 

ポルマン・スタディオンの人工芝が激しい雨で大部分水浸しになったため、試合が行われるかどうか45分前まで分からなかった。主審 ピーター・フィンクが人工芝の専門家とピッチを点検した後、マンパワーによってピッチが使える状態になったことで試合が無事に行えることになった。

 

試合直前の準備が理想的からほど遠かったのにも関わらず、試合開始の14.30にはすでに照っていた太陽のようにフェイエノールトは力強いスタート。今シーズンこれまでの試合でフィニッシュに苦しんでいたチームは、最初のチャンスを即得点に結びつける。セク・シセが右サイドに見事な展開を見せると、ダリル・ヤンマートが果敢なオーバーラップ。ルーベン・スハーケンとのスピードある連携から左足でGK レムコ・パスフェールを破り、フェイエノールトでの初ゴールを決めた。

 

それに続き前半の終わりにはレクス・インマルスフェイエノールトでの初ゴール。アルメルースのDF陣背後のスペースを何度も突いていたスハーケンへ絶好のパスを出すと、戻って来たボールをゴール前で流し込んだ。

 

この瞬間までフェイエノールトは相手に全く恩情をかけずに試合をコントロール。むしろヘラクレスがDF陣の背後に作ったスペースをもっと利用できなかったことに対して自分たちを責めるべきだっただろう。ホームチームはローテンポと雑なプレーで前半何度となくホームの観客から批判を浴びていた。

 

0-2のリードでクーマンのチームは落ち着いてHTに入れると思われたが、実際はその差をもっと広げなければならなかった。前半最後の1分にはシセがパスフェールに倒されて得たPKを失敗。このミスが後半に大きく響くことになる。後半開始数分でヘラクレスがレリン・ドゥアルテのFKで反撃のゴールを決めると、ホームチームは同点ゴールを狙って前掛かりになり、フェイエノールトは押し込まれる展開に。

 

クーマンのチームは前半見せていた自信あるプレーの面影はもはや無く、プレーは雑になり、自分たちを不必要な苦しみに追い込んでしまう。フェイエノールトを後方に押し込んだホームチームは数回同点ゴールに迫ったが、GK エルヴィン・ムルデルがその度にチームを救うセーブを見せた。ヘラクレスアルメロの猛攻を凌いだフェイエノールトは途中出場ハルメート・シンとギオン・フェルナンデスに試合を決める大チャンスが数回訪れたが、スコアはそのまま1-2で終了。フェイエノールトは今シーズン2回目のアウエー勝利で3ptsをつかんでロッテルダムへ戻った。

 

Heracles Almelo – Feyenoord 1-2

 

Scoreverloop:

 

4’ 0-1 Janmaat

44’ 0-2 Immers

52’ 1-2 Duarte

 

Scheidsrechter: Vink

 

Geel: Davidson (Heracles Almelo), Vormer, Mulder, Clasie (Feyenoord)

 

Opstellingen:

 

Heracles Almelo: Pasveer; Koenders (37’ Bruns), Rienstra, Davidson, Paljic (46’ Te Wierik); Quansah, Overtoom (86’ Castillion), Duarte; Pedro, Armenteros en Everton.

 

Feyenoord: Mulder; Janmaat, Martins Indi, Kongolo, Nelom; Leerdam, Clasie, Vormer (79’ Singh), Immers; Schaken (68’ Fernandez) en Cissé.

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120826_verslag_heracles

 

ロナルド・クーマン

「前半で試合を決めるべきだった。PKを決めて0-3にすれば決まっていた試合。結局最後の最後まで緊張感を残してしまったのは全く余計だった。PKは獲得したがシセはPKのスペシャリストではない。普通ならレクス・インマルスかルート・フォルメルがPKを蹴る約束だったはず。予め決めていた約束が守られなかった。これはこのチームの未熟さだろう。これは遊びじゃないんだ。こういう事を起こしたに事に対して私はチームを非難する。ヨルディがはっきり口を出すべきだっただろう。ヒエラルキーと序列の問題。選手として大物になりたければ言うべき事を言わないと。こんなことは決して起こしてはならないんだ」

 

「前半のプレーはとても良かったし、我々は試合を完全にコントロールしていた。後半は残念ながら落ち着きが無くなり、怖がってしまった。最後には試合を決める素晴らしいチャンスも数回あったがね。これを教訓にして学ばないといけない」

 

「インマルスは重要なゴールを決めたが、そのゴールを別にしても彼は今日の我々のベストプレイヤー」

 

「テレンセは良くやってくれた。時々雑だったが、試合中に良くなっていき、サムエル・アルメンテーロスのような強力なスピッツ相手に素晴らしい守備をしていた。これはポジティヴなことだし、それにFC ユトレヒトヘラクレスアルメロとの難しい二つのアウエーゲームで6pts取れたのは事実だ」

 

「エルヴィンの酷いキックにはもちろん怒っている」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120826_reactie_koeman_herfey

 

ヨルディ・クラーシ

「セクとは話してないよ。彼が決めていれば誰も何も言わなかった。彼が普通にボールの後ろに立ったんだ。僕がどう思ったか?それはチーム内のことに留めておく」

 

「HTまでに3-0か4-0にしておくべきだった。前半と後半の差が大きすぎる。それは残念だけど、リードを守り切れて良かった」

 

レクス・インマルス

「ちょっと待たなければならなかったが、ゴールがその内決まるのは分かっていたよ。ゴールがずっと決まらないままというのはあり得ない。もちろん決まったのは良い気分だけど、それは3pts取れたのが大きな理由。0-2にしてこれで決まったと思ったけど、まだ苦しんでしまった。リードを守って重要なアウエーでまた勝てて良かった」

 

「デン・ハーグにとっても素晴らしい週末。昨日は歓声を上げたよ」

 

ダリル・ヤンマート

「初ゴールは嬉しい、特別な瞬間。左足でのゴールは奇妙でもないよ。これまでも何度も試してたけど、やっと上手く飛んでくれた。サポーターと自分のゴールを祝えて熱狂的な気分。来週はスピッツでプレーしてるかもね、ハハハ。それとも右ウィングかなw」

 

「前半は完全に支配していた。ただPKを決めて差をもっと広げておくべきだった。後半は前半できていたコンロトールができなかったけれど、それでもチャンスはほとんど与えていなかったと思う。重要なのは勝ったこと。3試合で7ptsは自信を持ってPraagへ向かえるよ」

 

「テレンセは素晴らしいデビューだったね。しっかりとした守備だった。人工芝なことを考えれば良くやっていたよ。彼は相手にするにはとても大変な選手」

 

「今シーズンのフェイエノールトは勝つのに苦労しているけど、簡単に負けてもいない。これは良いこと」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120826_reactie_immers_janmaat

 

テレンセ・コンゴ

「デビューは素晴らしい瞬間だった。それなりのプレーはできたと思う。監督にも満足してもらった。緊張はしたけど、特別な緊張感では無かったよ。いつもと同じ」

 

 

ふ~、やれやれという感じで2勝目。試合ができるかどうかも微妙だったので、見る方としてはテンションがイマイチ上がらない中で試合開始となりましたが、前半はなかなか良かったです。ダリルの先制から完全に試合してヘラクレスに全く組み立てをさせず。もうちょっとシュートシーンがあったら良かったですが、2スピッツで速攻はしっかりゴール前まで行けていたので、もう何点かとれたはず。レクスのゴールは嬉しいですね~。いつか決まるとは思ってましたが、彼にとってもチームにとっても非常に大きなゴール。これで本来の彼に戻ってくれることを期待します。

 

問題のPKはもうアフォですね・・・

 

後半は普通に圧倒され、ヘラクレスの攻撃陣も雑だったのでその展開の割りには危ないシーンは作られませんでしたが、中盤は完全に圧倒されてました。ほぼ全員良くなかったのでチームとしてのメンタルの問題。まだまだ若く未成熟なチームです。ブルーノとスタメンデビューのテレンセと異様に若いCBコンビでしたが、多少危なっかしいシーンはあったものの、まぁなんとか乗り切ってくれました。ステファンが木曜に間に合いそうと言う嘘みたいなニュースも出てますが、今後も何かあったらテレンセの出番は回ってくるでしょう。

 

「僕は大チャンスを外した訳じゃない」と言っていたギオンも決定機を外しちゃいました。Sparta Praagとのアウエーは多分スタメンで3トップにするでしょうが、シーズン15得点する気ならそろそろ決めてくれないかな~。