フェイエノールトは土曜の夜も再び試合に勝つことができず。監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームはリンブルフでローダJCとのアウエーゲームに臨み、多くのチャンスをいくつも作りながら1-1の引き分けに終わった。これにより現ランズカンピューンはリーグ戦3試合連続勝利無しに。
ファン・ブロンクホルストは金曜午後の会見で勝ち点を落とし続けている流れを変えなければいけないと語っていたが、スティーヴン・ベルフハイスが試合序盤に監督と同じ考えであることを証明。ニコライ・ヨルゲンセンのパスで中盤から飛び出したこのFWは中へ切れ込み、相手を見ながらシュート。ボールは相手の足に当たってGK 日で・ユルユスを破り、0-1.
しかしフェイエノールトはリー語を長く味わうことはできなかった。フェイエノールトの守備を上手く破ったのは今シーズン フェイエノールトからローダJCにレンタルされているシモン・グスタフソン。このスウェーデン人MFが先制点から数分後にシンプルなパスをオフサイドギリギリのポジションのダニ・シャヒンに送ると、カリム・エル・アマーディもこのスピッツを止めることができず、同点ゴールを決められた。
1-1にされてもすぐにファン・ブロンクホルストのチームは試合のコントロールを取り戻したが、再びリードを奪える良いチャンスはほとんど作れず。イェンス・トールンストラにその大きなチャンスがあったものの、ベルフハイスのクロスに足を出して触れたボールはGK ユルユスに防がれてしまった。
後半 フェイエノールトは相手ゴールに何度も迫る。トニー・フィレーナは後半開始5分に突然ローダJCのGKと1対1になり、1-2にするまたとないチャンスを得たが、ボールを十分にコントロールし忘れてそのチャンスを無駄にしてしまった。その直後にケヴィン・ディクスもフェイエノールトの2点目に近づいたものの、CKからのヘディングはゴールライン上でキャッチされた。
残り時間もチャンスは生まれ続けたが、トールンストラがユルユスの守るゴール数mからボールをコントロールできず、エル・アマーディの強烈なミドルシュートもこのGKが見事にセーブ。後半半ばにトールンストラと交代でピッチに入ったジャン・パウル・ボエチウスのシュートもキャッチされた。ボールがどうしても入ろうとしてくれず、ホームの観客の大歓声の中で最後の笛が鳴ってもスコアボードは1-1のままだった。
Roda JC - Feyenoord 1-1
Scorverloop:
11’ 0-1 Berghuis
17’ 1-1 Schahin
Scheidsrechter: Kevin Blom
Gele kaarten: El Makrini (Roda), Nieuwkoop (Feyenoord)
Opstellingen:
Roda JC: Hidde Jurjus; Ashton Götz, Christian Kum, Adil Auassar, Ard van Peppen; Mohamed El Makrini (87’ Daryl Werker), Tsiy William Ndenge; Mikhael Rosheuvel (74’ Mario Engels), Simon Gustafson, Gyliano van Velzen; Dani Schahin (91’ Jorn Vancamp).
Feyenoord: Brad Jones; Bart Nieuwkoop, Kevin Diks, Jerry St. Juste, Ridgeciano Haps; Karim El Ahmadi, Jens Toornstra (74’ Jean-Paul Boëtius), Tonny Vilhena; Steven Berghuis, Nicolai Jørgensen, Sam Larsson (85’ Michiel Kramer).
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「チームを責められる点はチャンスを決められなかったというところだけ。正確な数は分からないが我々はかなり多くのチャンスを作っていた。特に後半は両チームの差が次第に大きくなっていったが、フットボールはチャンスを決めるかどうかが問題。不運か自信喪失か?それを言うのは常に難しいもの」
「先制点はスティーヴンの良いアクション。ああいう早めのリードは自信にして試合のその後に繋げていかなければいけないが、かなり早く1-1にされてしまった。それはあってはならないこと。あのシーンではボールを失った時のポジショニングが良くなく、ブラッドの所まで行かせてしまった」
「ただ我々は良いプレーをしていたと思う。多くのエネルギーを注ぎ。高いテンポでプレーしてチャンスを作った。チャンスの数を見れば、エールディヴィジでも早々無いほどだった。これを続けていかなければいけない」
「危機という言葉は我々はまだ口にしない。いずれにせよ我々は苦しい時期にある。それは明らかだ」
「ラーソンは上手く役割をこなしていた。ポジション変更後も良かった。しかしそれも何にもならない。今日の我々は得たものが少なすぎる」
https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-baalt-van-gemiste-kansen-in-kerkrade
カリム・エル・アマーディ
「かなり多くのチャンスを作ったし、それを決められないのは自分たちの責任。僕らは酷い試合が続いていたけれど、今日は多くのチャンスを作った。でも得点できない。ケルクラーデの人工芝は難しいけど、チャンスを決めないと」
「前半は雑で1回だけ与えたチャンスでゴールを決められた。中盤でボールを失った時にセンターが完全にオープンになってしまっていた。オフサイドにしようとしたけど、それもできなかった。とにかくチャンスの数をみれば僕らは十分ゴールを決められたはず。今日は勝たなければいけなかった」
「6試合で1勝というのはフェイエノールトのようなクラブでは許されない。勝ち点を取るにはゴールを決めないといけないけど、正にそこが上手く行っていない」
https://www.fr-fans.nl/nieuws/33173/we-moeten-doelpunten-gaan-maken-daar-schort-het-aan
スティーヴン・ベルフハイス
「何の問題も無い時間帯に酷い守備で1-1のゴールを許し、自分たちで難しくしてしまった。僕らは新チームで新しい選手が多いし、ハードワークを続けてチームとして成長していかなければいけない。君らはディスクをかなり批判しているけど、僕はそれには同意しないよ。僕は彼を助けたいし、彼はまだ20歳。フィテッセであまりプレーしていなかったし、フェイエノールトのようなフロート・クラブに来れば最初は難しいもの。だかあこれは多少予想できたことでもある。今日の彼は良いプレーだったと思うよ」
「危機かどうかという質問には期待する答えは返すつもりは無い。早急に流れを変えないといけないのは確か。みんなでハードワークを続けてチームとして成長しないといけない。僕らはまだこういう試合に勝てるところまで来ていない。それがまた明らかになった」
https://www.fr12.nl/nieuws/44738-berghuis-ik-kan-daar-niet-zo-heel-veel-mee.html
ケヴィン・ディクス
「チャンスはたくさんあったけど、重要なのはチャンスの数じゃ無い。それを決められなかったのは自分たちの責任」
「アヤックス戦は脳震盪でしばらくプレーしていなかった後に急にプレーしなければいけなかったから大変だったけど、次第に良くなっている。1-1のシーンは僕はもっと中に寄せているべきだったか、ファールで止めるべきだっただろう。僕にはもっと期待して貰って構わない。批判は気にしないし、自分に集中している。僕はポジショニングをもと良くしないといけない。それが最も大変」
シモン・グスタフソン
「今日はスペシャルな試合だった。フェイエノールトの多くの選手と僕は良い友人関係だけど、同時にその気分は捨てないといけなかったからね。プロフェッショナルとして彼ら相手にも100%を出せないといけない」
「フェイエノールトでいま何か問題が起きているとは思わない。上手く行かなくても正確にこれが問題というのは大抵挙げられない者。たくさんの小さな事が関わっている事が多いからね。彼らは多く試合をしているし、だからベストな状態ではないかもしれない。でも良いチームだからきっとまた立ち直るだろう。」
苦しい時期はこういうもの、というくらい典型的勝ちきれないパターン。苦手のローダ-uitでかなり上手くやっていましたが、まぁシュートを決められない。特にトニーとイェンスのベストチャンスが・・・
ベルフハイスとラーソンとバルトの出来が良く、この3人がチームを牽引。特にベルフハイスは攻撃面のリーダー役としての存在感を見せてくれています。ここまでアグレッシブなタイプになるとは思っていなかったので今のパフォーマンスは嬉しいところ。まぁシンプルなミスもいろいろありますが・・・ バルトも完全にフォームが戻ったようで、これでようやく右サイドは落ち着きます。左サイドもハプスが迷走している中、ラーソンが一人で違いを作り続けましたが、ベルフハイス同様ラーソンも中に切れ込むタイプなのでやはりハプスの奥行きを作る動きは今後どうしても必要。なんとかなって欲しいところ・・・・
問題点は端的に言えば人工芝で得点できないスピッツとデ・カイプの外で得点できない10番がいるのがそもそも問題という気はしますが、攻撃面の奥行きをどう出していくか。バルトが高い位置まで駆け上がった時が最もチャンスになる確率が高くなっているのは明らかで、しばらくはリックがしていたように馬馬車のように働いて貰うしかないでしょうか・・・ トニーが妙に前に出ていて、それは良いのですがイェンスの奥行きを作る動きがかなり減ってチームのプレーにも絡む回数があからさまに少なくなっているのがかなり心配な点。
そろそろ10pts差になりそうなのでいよいよ連覇の夢が消えそうですが、とりあえず次はSchaktarとのアウエーゲーム。スフェンが復帰できるとチームのムードも変わるはずなので今はそれだけが望み。