フェイエノールトはPEC ズヴォレとのアウエーゲームでティートルレースでの貴重な勝ち点を失った。早々に2-0のビハインドを背負ったチームは2-2の同点に追いつくのがやっと。フェイエノールトのゴールを決めたのはどちらもスティーヴン・ベルフハイス。
フェイエノールトがこのアウエーゲームに前もって用心していなかったとはとても言い難い。フェイエノールトはズヴォレでのここ4試合全てで敗れており、さらに前回のスパルタとのアウエーゲーム(1-0負け)でも再び証明されたように、今シーズンもまた人工芝はフェイエノールトにとって望ましいグラウンドでは無い。
しかしそうした用心全てもアヤックス戦に続いてこの1週間で2度目のアウエーゲームで早々にビハインドを背負うのを防ぐことはできなかった。最初の15分間、PECズヴォレのスピーディなカウンターにフェイエノールトは2回驚かされ、その結果ホームチームから2つ続けて痛い一撃を食らってしまう。開始3分でクインシー・メニフが早々にブラッド・ジョーンスを破ると、10分後にはブラム・ファン・ポーレンがエルジェロ・エリアの注意を逃れ、ファーポストに決める。
前日にアヤックスに勝ち点で並ばれていたフェイエノールトにとっては悪夢のシナリオとなった。ウォーミングアップでニコライ・ヨルゲンセンが離脱したことでディルク・カイトが代わりに起用されたファン・ブロンクホルストのチームは早々に複数ビハインドを追いかけなければならなくなった。
どうしても必要だった早急なゴールが生まれたのはベルフハイスの見事な個人技のおかげ。前半半ばにこの果敢なFWは固い人工芝に馴染んだところを見せてマーカーをかわすと、ファーポストに突き刺してゴール。
ベルフハイスはその後もフェイエノールトで最も危険な男であり続け、チームも追い上げのゴール後は次第に次第に調子を上げてゆく。大チャンスを逃し続けたものの、後半開始10分過ぎに一瞬の雲の切れ間のように同点ゴールが生まれる。再びベルフハイスの完全な独力によるものであり、右サイドから中に切れ込んでの正確なシュートでGKを破った。
こうしてフェイエノールトにはビハインドをひっくり返して決勝点を奪う時間が30分以上与えられたが、ロスタイムにはPECズヴォレに最大のチャンス。途中出場 ステフ・ナイラントがフリーでのシュートチャンスを得たが、ジョーンスが見事にセーブした。
こうしてフェイエノールトは引き分けに留まり、アヤックスの勝ち点差はわずか1ptに。これで残り4試合でエールディヴィジの首位争いは格別にエキサイティングなものとなり、フェイエノールトにもはやミスは許されない。
PEC Zwolle - Feyenoord 2-2
Scorverloop:
3’ Queensy Menig 1-0
13’ Bram van Polen 2-0
26’ Steven Berghuis 2-1
54’ Steven Berghuis 2-2
Scheidsrechter: Kevin Blom
Gele kaarten: Ryan Thomas (PEC)
Opstellingen:
PEC Zwolle: Mickey van der Hart; Bram van Polen (61’ Bart Schenkeveld), Dirk Marcellis, Ouasim Bouy, Calvin Verdonk; Danny Holla, Django Warmerdam (92’ Mustafa Saymak), Ryan Thomas; Kingsley Ehizibue (65’ Stefan Nijland), Queensy Menig, Youness Mokhtar.
Feyenoord: Brad Jones; Bart Nieuwkoop, Eric Botteghin, Jan-Arie van der Heijden, Miquel Nelom; Karim El Ahmadi (82’ Renato Tapia), Jens Toornstra, Tonny Vilhena; Steven Berghuis, Dirk Kuyt (73’ Michiel Kramer), Eljero Elia.
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「今日の我々のスタートが良くなかったというのは控え目な表現だろう。開始15分で2-0もい相応しい結果。その結果自信を失い、かなり苦しい試合になるのも分かった。なぜああいう試合の入り方になったのかを説明するのは難しい。どちらの失点のシーンでも我々は上手く行っていなかったし、シャープさの問題」
「今日の我々は30分を過ぎてようやくし合いに入った。立ち直って2-2に追いつき、その後も3点目を決める時間は十分合ったが、リバウンドからのトールンストラのチャンスを除けば本当のチャンスは無かった。2-0からチームがファイトして立ち直るのは見えたが、プレーから判断すれば勝利は我々にとって出来過ぎな結果だったかもしれない。しかし結局のところ2-2は失望の結果だ」
「ウォーミングアップからチームが戻る時、ニコライが本調子では無く、アヤックス戦で痛めたのと同じ所に痛みがあると伝えてきた。最後のところでリスクを冒さずにディルクをスタメンにすることを決めた」
「我々の目標に到達するためにあと残り4試合。緊張感が出てくるし、2位ともう1pt差だけになってこれ以上落とせないのも分かっている。それをしっかり分かってやっていかなければいけない。まずは来週のユトレヒト戦」
ディルク・カイト
「あんなスタートで2度のチャンスを与えては試合に入るのは難しい。その後上手く立ち直って2-2に追いついたけど、そこからチャンスを決められなかった。全ては2失点が始まり」
「1pt差?これがフットボールだ。残りあと4試合。僕らはまだ全て自分たちの手で決められる。でも僕らはここで貴重な勝ち点を失ったよ。ここで勝たなければいけないのは自分たちでも分かっていたこと」
https://www.fr12.nl/nieuws/41892-kuyt-we-moesten-hier-winnen-dat-weten-we-zelf-ook-wel.html
イェンス・トールンストラ
「僕はゴールを決めなければいけなかった。ボールがかかとの方に来て、それで外してしまったんだ。今日は上手く行かなかった」
「HTになんであんな試合の入り方になったのかお互いに尋ねあったよ。ああいうスタートをしたのはこれで3回目のはず。信じられない。とてもおかしなことだし、望んでいないけど起きてしまう。これからの数試合に向けて考えないといけない点だ」
「ポジティヴであり続けないと。僕らはまだ首位にいるんだし、全て自分たち次第。この結果に長く拘らずに次の試合に向かうべき」
https://www.fr12.nl/nieuws/41894-toornstra-baalt-het-is-ongelooflijk.html
スティーヴン・ベルフハイス
「PECがスピードのあるスピッツで奥行きを狙ってくるのは誰でも分かること。それに驚かされてしまったのは、僕らの守備が良くなかったということだ。僕らの狙いは良かったし、序盤からズヴォレを彼らの陣内に押し込めたかったけど、1回の裏へのボールでネットを揺らされてしまった」
「これで緊張感が出てくるけど、それを楽しみにもしているよ。僕らはこのクラブ、この街、サポーター、そして自分たち自身に対しての責任がある。このグループは上手く行っているし、僕らは頭を上げ続ける。カンピューンになるために全力を尽くすよ。まだ1ptリードして自分たちの手で決められるんだ」