フェイエノールトはエールディヴィジ2017-2018シーズンをFC トゥエンテに2-1の勝利でスタート。現ランズカンピューンは優勢に立つもスコアにまで明確な差を付けることができず。HTを1-1で迎え(ニコライ・ヨルゲンセンのゴール)、60分過ぎにスティーヴン・ベルフハイスが決勝点を決めた。
若いトゥエンテ相手にフェイエノールトが簡単な午後を送ると思っていたサポーターはすぐに欺かれることに。それは多くの相手同様にコンパクトなプレースタイルでデ・カイプに来たトゥエンテのせいでもあるが、フェイエノールト自身のせいでもあった。現ランズカンピューンのプレーは見るからに不慣れで未だオートマティズムを欠いており、雑なパスもありテンポは低すぎた。
しかしフェイエノールトが加速することができた最初の数回の一つが即ネットを揺らす。エリック・ボテギンが前半半ばにジャン・パウル・ボエチウスへ素晴らしいパスを送ると、このバイテンスペーラーがワンタッチで対面の相手をかわしてニコライ・ヨルゲンセンへパス。ゴール前で良いポジションを取った昨シーズンのトップスコアラーはクールなタッチで新シーズンの1点目を決めた。
先制がフェイエノールトの助けになるかと思われたが、予想外のフレデリク・イェンセンの日曜日シュートがそれを台無しに。このMFは前半残り8分に遠目からのシュートを放ち、ジュスティン・バイローにはノーチャンスだった。
この失点は怪我のブラッド・ジョーンスの代わりをその後も見事に務めた19歳のバイローの公式デビューに一点の染みとなった。ユース育ちのGKは序盤にはイェンセンのシュートにタイミング良く飛び出して早々にクオリティを示し、それ以降もそれほど多くの仕事があったわけでは無いものの、冷静な印象を残した。
フェイエノールトは後半も優勢に立ちながら多くの大チャンスを作ることはできず。一方でそれはシーズンのまだ出だしでモーターが完全にフルスロットルで回っていないためだが、他方では攻撃が早い段階で何度もトゥエンテのファールによって押し潰されていたせいでもあった。
決勝点がFKから生まれたのも偶然では無い。60分過ぎにイェンス・トールンストラのFKがGKとペナルティスポットの間に飛ぶと、スティーヴン・ベルフハイスが絶好にタイミングで飛び込み、頭部で押し込んで2-1. 自身の後半の力強いパフォーマンスに報いた。
ジェレマイア・シン・ジュステが公式デビューを果たした最後の30分間、フェイエノールトはリードを守るのに大きな苦労をすることは無かった。同点ゴールよりもフェイエノールトの3点目の方が近く、イサーク・バッキー・リケッツが終了直前に何も無いところから大チャンスを得たが、シュートはバーの上に飛び、フェイエノールトはエールディヴィジのコップローパー・グループの中に加わることができた。1週間後にはエクセルシオールとのスタッツダービーに向けてさらにオートマティズムを機能させなければならない。
Feyenoord - FC Twente 2-1
Scorverloop:
23’ Nicolai Jørgensen 1-0
38’ Fredrik Jensen 1-1
61’ Steven Berghuis 2-1
Scheidsrechter: Serdar Gözübüyük
Gele kaarten: Toornstra, Haps (Feyenoord), Kvasina, Thesker, Jensen (Twente)
Feyenoord: Justin Bijlow; Kevin Diks (86’ Jerry St. Juste). Eric Botteghin. Jan-Arie van der Heijden. Ridgeciano Haps; Jens Toornstra (71’ Sofyan Amrabat), Karim El Ahmadi, Tonny Vilhena; Steven Berghuis, Nicolai Jørgensen, Jean-Paul Boëtius.
FC Twente: Jorn Brondeel; Hidde ter Avest, Joachim Andersen, Stefan Thesker, Dejan Trajkovski; Danny Holla, Jelle van der Heyden (61’ Alexander Laukart), Fredrik Jensen;7 Nikola Gjorgjev (75’ Isaac Buckley), Marko Kvasina (86’ Tom Boere), Dylan George.
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「最も重要なのは今日勝ったこと。特にシーズン最初の試合だからね。難しい試合だったが相応しい勝利。ポゼッションやチャンスの数などを合わせれば我々は勝利に相応しかった」
「ピッチプレーはもっと良くなるはず。前半はちょっと静的だった。トゥエンテは非常にコンパクトに構えてボテギンに組み立てをさせようとしていたが、そうなればMFとFWの奥への動きが出ないといけない。エリックがボールを持った時に我々のプレーに奥への動きが余りに少なかった。プレー自体に心配はしていないが、来週はチーム内のダイナミズムがもっと出ないと行けない。だが実際そうなるよ。心配はしていない」
「1-0のシーンはボエチウスがボテギンからのボールをスピードに乗って受けることができた。そうなれば守りにくい。ゴール前のピッチの埋め方もとても良かった。1-1のシーンはイェンセンのファンタスティックなゴール。あれで我々は2点目を全力で取りに行かなければならなくなった。後半はボールを奥へ出すことが上手くできるようになり、トゥエンテの守備陣の背後に問題をもたらしていた。最終的には2点目を決めることができた」
「あちこちでファールがあったし、私から見れば主審はもっと早く罰しておかなければいけなかったと思う」
「ランズカンピューンとして我々はこういう試合に自分たちの武器を出して勝っていかなければならない。我々のステータスは変わったんだ。それは誇りに思うこと。しかし我々は今シーズンも変わらずに1週1週毎に勝っていかないといけない。昨シーズン 我々の成功を願う要因はあったが、トップクラブ相手にどのチームもモチベーションを高く向かってくるのはいつも変わらないこと」
「バイローはとても良くやってくれた。我々のアカデミー出身のGKが我々の元でデビューを果たせたのは誇りに思う。失点はファンタスティックなシュートだったし、あれは止められない」
「ディクスはとても才能のある選手。今日はとても良かったし、これまでの数試合よりも間違いなく良かった」
https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-verdiende-overwinning-feytwe1718
https://www.fr12.nl/nieuws/43649-van-bronckhorst-eerst-overwinning-daarna-veldspel.html
カリム・エル・アマーディ
「デ・カイプではいつも良いプレーをしたいけれど、前半はボールテンポが低すぎて馬鹿な判断も多かった。後半はだいぶ良くなったけど、それでも多くのチャンスは作れなかった。トゥエンテのモチベーションも高かったしね。今シーズンの僕らは叩かれる立場のチーム。最も重要なのは初戦に勝てたこと」
「僕らはカンピューンスハップを目指しているし、それを1日目から示さなければいけないんだ。今シーズンは昨シーズンとは全く違うし、みんなが僕らに勝ちたいt思っている。昨年よりかなり難しくなるはずだし、プレゼントは貰えない。自分たちの力で獲らないと」
https://www.fr12.nl/nieuws/43647-el-ahmadi-het-wordt-moeilijker-dan-vorig-jaar.html
ジュスティン・バイロー
「ファンタスティックだ。子どもの頃からの夢が叶った。僕は7歳からフェイエノールトでプレーしているし、フェイエノールト・fa三井-で育ったから、いつかデ・カイプでプレーするのを楽しみにしていたんだ」
「緊張はあったけど、普通にしっかり寝れたよ。正直に言えばこうなることを願っていた。誰だったデビューはしたい。他の選手がプレーできない時にしっかり準備ができていないといけないのが僕の役目だしね。素晴らしいデビューだったと振り返ることができるよ」
https://www.fr12.nl/nieuws/43650-bijlow-het-was-fantastisch-tevreden-over-debuut.html
スティーヴン・ベルフハイス
「前半は苦しんだけど、僕らは多くのエネルギーを注いでいた。あちこちでちょっとコミュニケーション・ミスがあったね」
「試合を決めるシーンをもっと絡みたいと思っている。1試合に何度かあるけど、僕は時々いなくなっている。でも多分チームとの関係もあるだろう。結局はみんなでやることだからね」
「トレーニングでブラッドが参加できなかった時、僕らはジュスティンに準備をしておけ、心配する必要は無いからと言っていたんだ。彼は良い印象を与えているし、グループにも溶け込んでいる。エヒテ・ロッテルダマーで。小さな頃からフェイエノールト・サポーター。彼のデビューは僕らも嬉しい」
https://www.fr12.nl/nieuws/43651-berghuis-kritisch-ik-ben-soms-iets-te-afwezig.html
https://www.fr12.nl/nieuws/43652-hij-is-van-kleins-af-aan-supporter-we-zijn-blij-met-hem.html
ケヴィン・ディクス
「僕はこの2試合良いプレーじゃなかった。それは自分でも分かっていたし、監督と話しもした。辛抱してハードワークを続けるように言われたよ。だから僕はこの1週間もハードトレーニングして自分のベストを尽くした。今日のプレーにはホッとしている。チーム全体が多くのパワーを持ってプレーしたし、僕らは負けたくなかった。相応しい勝利だったと思う」
「ゴールが決まった直後のデ・カイプは本当に素晴らしい。2回とも鳥肌が立ったよ。僕はスティーヴンがゴールを決めた時すぐ近くにいたからね、それも最高だった」
https://www.fr12.nl/nieuws/43653-diks-geeft-toe-afgelopen-twee-wedstrijden-niet-goed-gespeeld.html
ソフィアン・アムラバト
「デ・カイプの感想?最高、それが適切な言葉だ。12人目のサポートを本当に感じるよ。『12人目』という言葉の最良のお手本。昨年ももちろん僕はここでプレーしたし、当時から素晴らしいと思っていたけど、この雰囲気の中でプレーできるのは本当に素晴らしいこと」
「目標はスタメンになることだし、そのために全力を尽くす。毎日上手くなろうとしている。でももちろん我慢も必要。選ぶのは監督だからね。監督は僕に満足していると位ty手くれているし、どんどん出場時間が増えると願っている」
https://www.fr12.nl/nieuws/43657-amrabat-het-doel-is-een-basisplaats-daar-doe-ik-alles-voor.html
かな~り苦労しましたが無事に3ptsスタート。思ったよりトゥエンテがしっかりチームになっていて、前半はかなり固めてきたのでなかなか大変でした。ディクスは全体的には良くなったものの、組み立てでなかなか前に蹴れないので閉塞感はあります。まぁ組み立てで前の選手が立ち止まってします悪い癖もありますが。
左サイドはなかなか順調で、ボエチウスは守備の義務も果たしつつしっかり違いを作っています。ハプスとの連携や中盤からパスがもっと良くなればもっと良いパフォーマンスになるはずで、先が楽しみなところ。ベルフハイスは状態がシャープなのかまだそれほどでも無いのかよく分からないような・・・
予想外に早々のデビューとなったジュスティンは期待通りしっかりやってくれました。次の出場機会はだいぶ先でしょうが、近年のユース育ちのGKの中では抜きん出たタレントなのは間違いなく、順調に成長して欲しい選手。
試合は後半にスペースが広がりましたが、なかなかチャンスシーンを作れず。まぁゲズブユクの笛のせいは確かにあり、その点でパワーと巧さのあるアムラバトの投入はかなり効いていました。すでにスタメンと同等のクオリティを見せているので、ジオにとってはかなり選択肢が広がります。今日のようにイェンスの日でない時や、欧州戦ではバイテンスペーラーを1人外して4-4-2に近づけるプランも予想されますが・・・
来週はヴァウデスタインへ。ついこの前痛い目にあったような気がしなくもないです。今回はどうなりますか。