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あるフェイエノールト・サポーター 「もう二度とローマには行かない」

フェイエノールト・サポーターとしてローマで逮捕され、1週間経っても彼はまだうろたえている。「僕らは24時間動物のように扱われた。僕は何も悪いことをしていないのにだ。まだ跡が残っているよ」

 

15歳からシーズンカードを持つカレルは人生に関わるかもしれない試合を観にローマへ行った。「Zorja Luhansk戦のマヌのゴール、あれで3年は生きていける。そう思ってイタリアに行ったんだ」。だが全く違う展開になった。試合の間、彼は警察の牢屋の中にいた。「1-1になったと聞いて、ちょっとだけ喜べたよ」

 

試合前日、カレルはまだ何の疑いもなく、他の数百人のサポーターと一緒にローマのCampo di Fioriにいた。「すでに何か悪いことが起きる気はしていたんだ。後から考えて自分を責める唯一の点はそこに残ったこと。多少拠っていて、警戒心が薄れていた」

 

警察が突撃を始めて彼は走り出した。「躓いたのが運の尽きだった。すぐに警官二人がのし掛かって、僕を叩いた。とにかく逃げ遅れた人たちから捕まえられるんだとすぐ確信したよ。僕が自分のために言えるのは、僕は何も投げてないし、暴力行為もしていないということ」

 

カレルは他の14人と一緒に牢屋に入れられた。「自動販売機から自分たちのお金で飲み物とビスケットは買えた。翌日は警官が僕らのためにコーヒーとサンドウィッチを持って来たと言ったけど、辱めでしかなかったよ。僕らは何もしていなかったんだから」

 

木曜の朝になって彼は8人のグループで裁判所に連れて行かれた。「僕らのために英語を話せる弁護士は一人もいなかった。通訳はいたけど、流暢ではなかった。警察の証言もあらゆる面で滅茶苦茶だった。起訴内容は、瓶やその他を投げ、警官に暴力を働き、逮捕の際に抵抗した、というものだ」

 

僕らは調停に合意するしかなかった。しなければ、さらに裁判を26日間待たなければならなかったからね。僕らの誰一人もあの地獄には戻りたくなくて、みんなサインしたんだ。そして罰金が45.000ユーロというのが分かった。ロッテルダム流に言えば、”schrik je je wel de pleuris(死ぬほどビックリした)”だ」

 

AS Roma戦の裏で、逮捕されたグループは牢屋に戻され、その後空港に放り出された。「ようやく何か食べられると、みんなでマクドナルドに走ったよ。そして僕は翌日にならないと飛行機で戻れなかったからホテルに泊まったんだ」

 

ホテルからカレルは母親に電話した。「しばらく吐きもした。家に戻ってからも何度も泣き叫んだよ。自分がフェイエノールトと一緒に欧州に旅したかどうかさえ、本気で分からなくないんだ。何もかも間違っていたからね。でも自分の胸に手を当てて、『少なくとももう二度とイタリアには行かない』と誓ったよ。それくらい酷い扱いを受けた」

 

家に戻ってから彼は弁護士の助けを受けている。「例えば、45.000ユーロの罰金に執行猶予があるのかどうかもハッキリしていない。スタディオン出入り禁止の処分がつかないことも期待しているよ。これは僕にとって初めての経験。これまで法的なトラブルは1度も無かったからね」

 

頭と背中にはまだ叩かれた痛みが残っているが、彼は木曜にはAS Roma戦を観戦するためにデ・カイプに行くつもりだ。「何も起きないことを願っているよ。そして伝説に残る試合になることもね・・・」

 

http://www.rijnmond.nl/nieuws/25-02-2015/feyenoordsupporter-ik-ga-nooit-meer-naar-italie