Speelronde 1
08-08-2014
20:00 PEC Zwolle - FC Utrecht 2-0
75’ Jesper Drost 1-0 / 90+3’ Soufian Moro 2-0
クリシーに続いてモコチョも去ったPECは新加入 ルコキを起用し、リーンストラとサイマクの2コントローラー。
第1節から早速怪我人多数のユトレヒトはレーウヴィンとヘーリングスのCBデュオにクムが左バックに。出戻りカーリがコントローラーでトールンストラ、ヴィレム・ヤンセンとの3センター。問題の前線はディーマースとバラジテの両サイドにデ・コーヘルがセントルムスピッツで、2005年以来のオランダ人11人。
開始3分でデ・コーヘルがセインスブリーに一発退場相当の重大ファールもブラームハールが早速見逃し。セインスブリーは痛みながらもプレーを続けたが、前半途中でvdヴェルフに交代。フットボールで優位に立つPECがルコキのクロスからトーマスのヘディング、サイマクが抜け出してのシュートと序盤から決定機を作るも、枠外とライテルの好セーブ。
ユトレヒトは前半途中で痛んだクムに代えてユース上がりのコルティをデビュー。
後半前掛かりになろうとするも説得力に欠けるユトレヒトは、デ・コーヘルに代えてマルキートをスピッツ起用。ユトレヒトも残り30分を切ってナイラントに代えて新加入 イオアニディス投入。数回のチャンスをライテルの壁に阻まれて、やや低調になっていたPECだが、75分にルコキのクロスから流れたボールをドロストが蹴り込んでようやく1-0。3分のロスタイムの2分台、ユトレヒトのCKにライテルも前に出たが、PECがこぼれ球を奪うと途中出場 モロが60mの距離からクラブのエールディヴィジ通算100ゴール目を決めて決着。
PECはポジションプレーにモコチョの穴を感じさせるも、大きな問題は無く勝利。ユトレヒトはアドリアーンセとアルフレンが宣言した攻撃的なフットボールにも魅力的なフットボールにもなっておらず、怪我人多数もあって時間がかかりそうな雰囲気。
ロン・ヤンス
「我々は多くの選手を失ったが、再び素晴らしい選手たちが揃った。ルコキはかなり脅威になっていた。特に前半。先制点のアシストも半分は彼。とても満足している」
「実際のところ我々は20分過ぎに先制すべきだった。後半はより拮抗した試合だったが、違いを作れて良かった」
ムスタファ・サイマク
「モコチョは間違いなく僕が一緒にプレーした中で最高の選手だった。トレーニングを見ていても、常に僕らのレベルの上を行っていたし、試合でももちろん上手かった。彼の代わりを任されるのはとても嬉しいけど、容易な事じゃないよ」
ロブ・アルフレン
「説得力に欠けていたし、フレッシュさも無かった。我々は約束事になかったことをほぼ全てやっていた。プレッシャーをかけ、支配し、攻撃することはほとんどやれていなかった。特に前半は不安と慎重さがありすぎた。後半は良くなったが、相応しい敗戦」
09-08-2014
18:30 sc Heerenveen - FC Dordrecht 1-2
14’ Hakim Ziyech 1-0 / 44’ Giovanni Korte 1-1 / 81’ Joris van Overeem 1-2
ヘーレンフェーンはファン・アーケンを新加入 ヨルディ・バイスの隣でCB起用。バサチコグルの代わりはスラフフェールでフィンボガソンが抜けたスピッツにはダルガールトではなくウートを選択。19年ぶりに昇格したドルドレヒトはハーンに代わるGKはクルト。中盤はオーヨ、ホーセンスにファン・オーフェレーム。スピッツにはマルク・リーデル。
まだ不器用ながら積極的にプレッシャーをかけて主導権を取ろうとするヘーレンフェーン。バイスのクロスにツィエクが珍しくヘディングで先制。その後は果敢にフットボールをしようとするドルドレヒトが与えてくれるスペースでツィエクが圧倒的なプレーも、2回のスルーパスで決定機をもらったウートが決められず。一方でほとんどゴールに近づけなかったドルドレヒトはHT直前のFKからノルトフェルトがパンチング失敗、こぼれたボールをスラフフェールがクリア失敗、さらにこぼれたボールをコルテが蹴り込んでファーストチャンスで同点に。
後半は積極性が出て劇的に動きの良くなったドルドレヒトが立て続けにチャンスを作り、ヘーレンフェーンは55分にスラフフェール&ウートを下げてヴィルツフット&ダルガールトを投入。それでも流れは変わらなかったがドルドレヒトが少ない決定機を決められず、ピッチ上で迷走していたヘーレンフェーンは終盤カウンターもヴィルツフットがチャンスを潰す。
すると80分に組み立てでリスクを冒したファン・アーケンがファン・オーフェレームに奪われると、そのまま決められて決勝点。
ヘーレンフェーンはチャンスを逃してミスで失点する典型的自滅パターン。ドルドレヒトは後半は互角の戦いを見せ、19年ぶりのエールディヴィジでいきなり3pts獲得のサプライズ勝利。
ドワイト・ローデウェーヘス
「まだ誰か獲得できる事を期待しているよ。バランスとポジション争いとクオリティが必要」
ハキム・ツィエク
「痛い結果。この試合に向けて7週間やってきたんだからね。スタートは良かったけど、後半は道を見失ってしまった。自分たちの仕事を放棄し、中盤で尽く出遅れた。僕らがフラストレーションを溜めていたのは見ての通り。みんなどんどん酷いプレーになっていった」
ヨースト・ファン・アーケン
「許されないミスだった。あの瞬間が試合を決めてしまった。最初はボールを長く蹴ろうと思ったのに、相手をかわすことを決めてしまったんだ。リスクを冒すべきじゃなかった。クリストファーに戻るか、スタンドに蹴り込むべきだった」
エルニー・ブランツ
「相応しい勝利。序盤はまだテンポに苦しんでいたが、プレーしながらどんどん良くなっていった。HTにもっと自信を持って自分たちを出さなければいけないと言ったんだ。我々はハードトレーニングして常に全力を出さなければいけない。そうすればまだ何回もサプライズを起こせるはず」
ヨリス・ファン・オーフェレーム
「決勝点を決められて嬉しいよ。僕らは結果を出せるだけでなく、自分たちのプレーができることも見せた。ドルドレヒトは今シーズンまだまだたくさんの試合に勝つだろう、僕はそう確信している」
「前半はかなり弱気なスタートで、フットボールをする勇気が無かった。プレッシャーをかけてDFは1対1でプレーさせると約束してあったのに、前戦でしかプレッシャーをかけられていなかった。HTにもう一度指摘し合って、後半はそれがしっかりやれた。1-3か1-4にもできただろう」
19:45 SC Cambuur Leeuwarden - FC Twente 1-1
13’ Albert Rusnák 1-0 / 88’ Youness Mokhtar 1-1
カンブールはファン・レーウヴィンとvdラーンガ抜けたCBデュオに新加入ライネンと左バックからバイケルをコンバート。中盤はバッケル、エル・マクリーニに、ManCityからレンタルされたルスナクの組み合わせ。ルコキとマヌがレンタル元に返った前線はヘメンの両サイドにメレフとオフベチェ。
トゥエンテはプレシーズンに10番を任されていたプロメスの移籍とグチェーレスがWKの怪我で長期離脱のため、苦肉の策でカスタイニョスを10番に置き、加入直後のモコチョはベンチからでスヒルデルとエベシリオとの3センター。スピッツにはボルフェン。タディッチの代わりは新加入 クスク。DFラインもビエラントの怪我でラチマンとなぜかキャプテンマークを巻くマルティナのCBデュオに。
ルスナクの挨拶代わりのFKでカンブールが先制。HT直前にはヘーレンフェーン敗戦のニュースが届いてスタンドが大盛り上がり。
ビハインドを背負うトゥエンテはHTにモコチョを投入。カンブールも初戦でサプライズと思われたが、押し続けたトゥエンテが終盤モクタールのシュートがバイケルの足に当たって方向が変わってドロー。
ルーカス・バイケル
「今日は上手くやれたと思う。前のCBデュオを忘れさせるのは素晴らしい挑戦。僕はユースでは何度もCBでプレーしていたし、慣れたポジションだよ」
イベルト・ルスナク
「試合が始まる時のスタンドの雰囲気に本当に感動したよ。僕はこれまでBirmingham CityやOldham Athleticにレンタルされていたけど、ピッチよりも空中にボールがあるような環境は理想的じゃない。大抵のDFは僕よりも背が高いからね。カンブールについてほとんど知らなかったことは正直に認めら無いといけない。僕もエールディヴィジは追っていたけど、カンブールについてはほとんどインターネットから除外していた。Cityは世界成功のクラブであろうとして何かも大きいけど、僕はこういう小さなクラブも素晴らしいと思うよ。特にこんなサポーターがいるんだからね。僕は結局普通の若者だし、カンブールのようなクラブは僕に合っている」
アルフレッド・シュロイデル
「ベスト・プレイヤー二人を売れば、時間はかかる。我々はまだ昨シーズンのトゥエンテではない。しかし後半はかなり良かった。モコチョのお陰なのは確か。彼がチームに落ち着きをもたらし、チームはフットボールできるようになった」
「我々にはクリエイティヴィティはかなりある。非常に若い選手ばかりで、今日のスタメンの平均年齢は21,5歳。後半は19歳と17歳が入ってさらに若くなった」
19:45 NAC Breda - Excelsior 1-1
19’ Jeff Stans (str.) 0-1 / 20’ Adnane Tighadouini 1-1
NACはテン・ラウウェラーウがルート・ヘスプを抜いて205試合連続出場のエールディヴィジ新記録。アミュー、デ・カンプス、ボアテング、セワンカンボ、ファルケンブルフの新加入5人がスタメン・デビュー。
PKでエクセルシオールがいきなり先制も、直後にGK デッカースのミスキックからNACがあっさりと同点に。
イェレ・テン・ラウウェラーウ
「注目をもらったのはとても大きな意味がある。アルノ・ファン・ズワムの手から綺麗なボードをもらった。とても嬉しいよ。彼とは一緒にやったこともあるからね。なるべく長くゴールを守り続けるつもり。まだ33歳だし、まだまだ続けられるはず」
「今日はタフな試合だった。僕らはハードワークしてかなりプレッシャーを掛け、それが上手くいってゴールを生まれた。そういう瞬間を続けないといけない。後半はプレッシャーを掛けられなかった」
20:45 Heracles Almelo - AZ 0-3
56’ Steven Berghuis 0-1 / 63’ Guus Hupperts 0-2 / 76’ Muamer Tankovic 0-3
ヘラクレスはゾメル、シブンに久々古巣復帰のフレデールスとベテラン勢がスタメンの中でチョマーがベンチに。前線は若く、タナーネの両サイドにリンセンとベル・ハサーニ。AZはアロン・ヨハンソンの怪我で新加入 タンコヴィッチがスピッツに入り、ベーレンスの穴には期待のフッペルツ。
記念の昇格10年目で良い雰囲気のポルマン・スタディオン。出だしからヘラクレスが非常に積極的にプレッシャーをかけてAZに主導権を譲らないものの、やはり前線の迫力不足の感は否めず。AZが慌てず次第に盛り返すも、ヘラクレスがハードワークを続けてなかなかチャンスにならない展開。タナーネの飛び込みにエステバンが危険な足の当て方をするも、ヒフラーはカードを出さずにスルー。積極的に主導権を取ろうとするヘラクレスと予想通りリアクション・フットボールのAZで一進一退の激しい攻防が続き、お互い少ないチャンスを得るもエステバンとテルヘンカンプがセーブ。HT直前にはベルフハイスがペナルティエリア内で倒されたがヒフラーが吹かず。
後半AZがようやくまともにボールを繋げてフットボールを始めると、ヴァイテンスのロングボールからこぼれ球をベルフハイスが蹴り込んで先制。さらに連携が良くなったAZはさらにチャンスを作ると、ブルーノスの股を抜いたフッペルツがペナルティエリア外から素晴らしいシュートを突き刺して0-2。さらにベルフハイスの強烈なミドルシュートのリバウンドにタンコヴィッチが詰めてデビュー戦ゴール。
ヘラクレスは積極的な姿勢を見せるも現状では今シーズンも攻撃力不足に悩みそうな予感。AZはベルフハイスが違いを作り、次節020-uit.
ヤン・デ・ヨンゲ
「シンプル。AZが1-0にするまでは我々が良い試合をしてチャンスもあった。だが失点後は混乱してしまった。インランド風に言えば’stay in the game’で、我々は何もしていなかった。そしてヴェレルトゴールで2点目を決められた」
マルク・ヤン・フレデールス
「僕らはあまりに簡単に失点した。それが全て。前半は対等だったけど、個々のクオリティが違いを作ったかも知れない。突然0-2にされ、僕らは我慢できずに前へ出てしまい、ピッチ上のスペースが広がってしまった」
マルコ・ファン・バステン
「上手くプレッシャーをかけたかったが、できていなかった。全てのスピッツが得点したのは素晴らしい事。3-0はなかなかできない。相手は非常にダイナミックなプレーをしていたが、我々はDF陣がしっかり対応して徐々に粘りを出していった。第一歩としては良いステップ」
スティーヴン・ベルフハイス
「結果という面ではとても良いけど、僕らは良いフットボールはしていなかったと思う。支配したかったけど、ヘラクレスの方は上手くやっていた。良いタイミングで0-1にできた。僕らは前線に選手が揃っているけど、シーズンを通してそこに頼る事はできない」
10-08-2014
12:30 ADO Den Haag - Feyenoord 0-1
90+1’ Mitchell te Vrede 0-1
Rood: 40’ Mitchell Schet (2xGeel)
ADOはコウティーニョに代わる新GKにハンセン。移籍したベウヘルスダイクの代わりにザイフェルローンを起用。ホラの穴は新加入クリステンセンが入り、長期離脱から1年ぶりに復帰のケヴィン・ヤンセンがスタメン。
フェイエノールトは新加入ウィルクシャーとバサチコグルをスタメン起用し、ネロムとスハーケンがベンチに。さらにスピッツはテ・フレーデではなくマヌ。
立ち上がりからADOが積極的に前に出て激しい攻防に。ホームチームが優勢ながら、ザイフェルローンのヘディングとマローンのロングシュートがバー直撃。20分過ぎにはマヌがザイフェルローンに後ろから激しく足を踏みつけるスキャンダルなファールもマッケリーはイエローカード止まり。逆にスヘットには非常に簡単に2枚目を出して前半で退場、騒然とした雰囲気と降り始めた雨の中でそのままHT.
後半押し込もうとするも10人相手にチャンスを作れないフェイエノールトは調子の上がらないボエチウスを下げてテ・フレーデ投入。単調に浅い位置からクロスを蹴り込むだけで何の可能性も感じさせなかったフェイエノールトに、ADOが激しく競り合いを仕掛けた結果、マッケリーが次々とカードを出す最悪の状況に。
結局ロスタイム直前に途中出場 メレンシアがクラーシを倒してマッケリーがエールディヴィジ記録となるこの試合13枚目のイエローカード。そのFKをテ・フレーデが頭であわせて遂にネットを揺らして決着。
イエローカード13枚でマッケリーはエールディヴィジの1試合最多イエローカード記録を見事に更新。ファイトしたADOは判定に泣き、あまりにも低調なフェイエノールトは判定に助けられながらなんとか3pts。
デニー・マッケリー
「違う形で記録を残したかった。こういう試合はイエローカードで呼吸を整えさせるもの。上手くやりたいが、今回はかなりネガティヴな結果になった。スヘットの2枚目は可能性のかなりある攻撃を妨害したものであり、イエローカードだ。マヌのファールは後から判断するとスキャンダラスで、真っ黒のレッドカードだった。残念ながら我々は試合中に見逃していたため、チームで協議してイエローカードにした」
「GKへの妨害はイエローカードであり、無分別なタックルもまたイエローカードだ」
ヘンク・フレーサー
「フェイエノールトが最後の1分に得点したのはかなりガッカリ。我々はそこまで全力を出し切っていたからね。選手たちにとってとても残念な事だ」
「私の位置から見てスヘットへの2枚目は不当に見えたが、もちろん私は客観的立場ではない。レッドカードまで我々は楽しくプレーしていたが、その後はほとんど止めるだけになった。判定ミス?ああいうことはプレーに付きもの。監督も選手もミスはする。私から見てほとんどのカードはルールに則っていたと思う」
ジアニ・ザイフェルローン
「何一つ理解できない。マヌは全くボールに行っていなかった。彼にもどう言うつもりだったのか聞いたよ。主審が見ていなかったのも理解できない。スタディオンの誰もが何が起きたか見ていたと思うのに、主審だけが見ていなかった」
14:30 Go Ahead Eagles - FC Groningen 2-3
18’ Alex Schalk 1-0 / 50’ Lesly de Sa 2-0 / 58’ Tjaronn Chery 2-1 / 75’ Michael de Leeuw 2-2 / 87’ Jarchinio Antonia 2-3
この週末最もエキサイティングな試合になったアデラールスホルストで主役になったのはアントニア。スハルクとの技ありシュートとデ・サの美しいミドルシュートでGAEが2点のリードも、激しい雨の中でアントニアの2アシストでフローニゲンが追いつくと、最後はアントニアが古巣相手に自ら決めて決勝点。
フーケ・ボーイ
「結局の所、このコンディションがフローニゲンの勝利を決めた。我々はもっとスマートにやるべきだっただろう。我々が自分たちを責めるべき点はそこだけだ。私もピッチがこうなった時に他のやり方でフットボールをしなければならないということを、これまで知る必要が無い監督だった。我々は高く蹴る事をせずに、グランドレベルでフットボールを続けてしまい、そこをフローニゲンに突かれた」
エルヴィン・ファン・デ・ローイ
「2点ビハインドからのチームの反撃は賞賛に値する。我々はしっかり立て直し、フットボールを続けた相手に対して前戦のスピードを活かした。この勝利は多少運のお陰かもしれないが、気分は良いよ」
ジャルキーニョ・アントニア
「GAイーグルスにっては残念だけど僕はいまフローニゲンでプレーしているんだ。昨年GAEのファンが僕がそうする事で喜んでくれたように、今の僕はフローニゲンのために全力を尽くす。この場所で僕はフットボール選手になり、全てを学んだ。だから戻って来るのは特別な気分になるよ」
14:30 Ajax - Vitesse 4-1
40’ Nick Viergever 1-0 / 48’ Lasse Schöne 2-0 / 62’ Mike van der Hoorn 3-0 / 84’ Marko Vejinovic 3-1 / 87’ Lasse Schöne 4-1
フィテッセは右バックにワラスが入り、左バックにクライスワイク。レールダムがようやく中盤に入って前線はラビアト、カザイシフィリ、トラオレ。
どちらもローテンポな組み立てで待ち構える相手をかわせず、奪われてはカウンターを受ける展開。早々にミリクが抜け出すもカシアが後方から見事なタックルでクリアし、10分過ぎにはレールダムが完全に抜け出したが枠内に飛ばせず。
チャンスの数ではフィテッセが優るも、フェルメールに尽くシュートを弾かれると、HT前にセレーロが競り合いで奪ってからリジョンのクロスにフィールヘーフェルでアヤックスが先制すると、HT明けにシェーネのFKにフェルトハイゼンが全く反応できずに2点差。結局オープンな攻防を仕掛けながらチャンスを逃し続けたフィテッセに対してアヤックスが効率良く決めて快勝。
80分にvdハイデンがアヤックスのDFラインを完全に突破しかけた際にvdホールンが手を掛けて倒したが、ファン・ブーケルは一発退場相応のシーンでイエローカード止まり。
ペーター・ボス
「負けるのは決して楽しいものではない。特に不要な敗戦ならね。我々は前半あまりに多くのチャンスを逃した。良いプレーをしていたが、ボールを入れなけれないけない。守備面では数回ミスがあったし、1-0と2-0の失点は我々が与えたものだろう。そして3-0で試合は終わった。あってはならない事だが、理解はできる。私自身アヤックス相手にそういうことはあったし、5-0にもなればガスを入れるべきではない。単純では無いがね。だがこの試合では序盤は我々が優勢だった。支配的なプレーをしていたし、だからこそこの結果は辛い」
ザカリア・ラビアト
「僕はフェルメールはどう見てもオランダで最高のGKだと思う。フットボール能力はファンタスティックだし、1対1も強い。彼が第2GKなのは理解できないよ」
16:45 Willem II - PSV 1-3
7’ Jürgen Locadia 0-1 / 10’ Memphis Depay 0-2 / 40’ Bruno Andrade 1-2 / 76’ Memphis Depay (str.) 1-3
Rood: 74’ Kostas Lamprou
ヴィレムIIは新加入ランプルーがゴールを守り、スピッツにはエールディヴィジに戻って来たサハル。PSVはWK組のワィナルドゥムとデパイがスタメン出場でリッツマイエルとナルシンがベンチに。
良いムードで試合に入れたヴィレムIIだったが、ロングボールを前に出たランプルーがトラップミス、ロカーディアに競り負けてあっさり失点。数分後にはメサウドが戻したパスをデパイが奪ってそのまま2点目。その後もPSVがチャンスを作って対象モードかと思われたが、少しずつヴィレムIIが粘りを出すとHT前にアンドラーデが流れてきたクロスをしっかり決めて1-2。
雨の強くなった後半はヴィレムIIが完全に圧倒して同点に近づいていたが、70分過ぎにアンドラーデの強烈なFKをズートが弾いた直後、反対側のペナルティエリアで飛び出したランプルーがワィナルドゥムを倒し、ブロムが一発レッドカード&PK判定で勝負あり。
ヴィレムIIはアンドラーデが前線で十分な存在感を見せてシーズンに期待が持てる内容。PSVはEL予選に続いてまだまだ調子が上がらないものの、序盤の相手のミスを逃さずに3ptsスタート。
ユルヘン・ストレペル
「酷いスタートの後で我々はフットボールで劣っていたのは確か。悲しいが2つの個人のミスで早々にビハインドを負ってしまった。このレベルではなく、6部でも罰せられるようなミスだ」
コスタス・ランプルー
「この試合を本当に楽しみにしていたんだ。自分自身にとても嫌になる。この夏とても良い気分でここに来たし、良い準備もできていた。でもGKがミスをすれば、ボールはすぐにラインを超えると僕も分かっている。1点目は僕のトラップが良くなかった。違う形で解決すべきだった。それでも試合が進む毎にだんだん良い感触が戻って落ち着いてやれるようになってきた。ジニにスルーパスが出るまではね。僕は彼に接触したけど、イエローカードだと思った。まだペータースが僕の後ろにいたし、ワィナルドゥムの方向はサイドに向かっていたからね。でもレッドカードだった」
フィリップ・コクー
「リーグ戦で良いスタートを切る事が重要。だから3ptsに満足しているよ。早々に2-0リードにしてから試合を決めるチャンスはあったが、それができずに本当の試合にさせてしまった。さらにヴィレムIIが前半を良い形で終えた事で、後半はさらに強く試合に入った」