ヤン・エーフェルス(58)は現役時代に二つのクラブ、フェイエノールトとアヤックスでしかプレーしていない。日曜に迫ったデ・クラシケルへ向けて、彼はフェイエノールト・マガジンで永遠のライバルである2チームを分析、自分をセミプロからブレイクさせる力になってくれたフェイエノールトの後半戦を楽しみにしていると語った。
現在のフェイエノールトとアヤックスの差はどのくらいでしょう?
私はそんな大きな差はないと思う。アヤックスの方が多少豊かな歴史があるが、オランダでより共感を得ているのはフェイエノールトだろう。それはアヤックスに傲慢さが感じられるせいでもある。何もかも全てがベストに位置づけられるクラブでは、例えばネクタイまでがナンバー1でなければならないという不条理な事態にまでなる。逆にフェイエノールトは何もかもあまりに控え目すぎるがね」
その違いはどこから来るのでしょうか?
多分ロッテルダムの人々の気質によるものだろう。『ロッテルダムで儲かるのはアムステルダム製』と言われることがある。アムステルダムでのフェイエノールトへの共感は、ロッテルダムでのアヤックスへのものよりも大きいと私は考えている。また成功した人物のせいでもある。ロッテルダムでは時々人々がアヤックス病になるんだ。例えばルイ・ファン・ハールが彼らをロッテルダムで最高のものと呼ぼうとする時などにね。それはフェイエノールトサポーターにとっては雄牛に赤い布を振られるようなもの。だが一方でアムステルダマースがフェイエノールトと上手くやっていきたいという希望を持っているのも私は知っている。彼らはPSVよりもフェイエノールトにずっと多くの共感を抱いているんだ。フェイエノールトはエヒテ・クラブだからとね。アヤックスとフェイエノールトはお互いを必要としているんだよ。
最近のフェイエノールトの上昇ムードの理由は?
今シーズンは昨シーズンよりもチーム内に明解さがかなり増していると思う。ロナルド・クーマンはかなり若いチームでとても良くやっている。相手チームにプレッシャーをかけさせ、選手たちのベストパフォーマンスを引き出している。フェイエノールトの選手たちが再びハッキリとした考えでプレーするようになった。彼の仕事はとても評価しているよ。いまフェイエノールトが再び良い方向へ進んでいるのはクーマンの力によるところが大きいと思う。
シーズン残り、フェイエノールトに期待することは?
「フェイエノールトがカンピューンになることを願っているよ。難しいだろうが、このリーグでは何が起きるか誰にも分からない。カンピューンになれればクラブイメージや収入や、いろいろな面でクラブにとって良いこと。そこからクラブとして成長していける。是非それを見てみたいね」
http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120127_everse