Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

早い時間帯のオフサイドゴールを取り返せず

フェイエノールトは土曜夜に行われたエールディヴィジ第12節のホームゲームでNECに0-1の敗戦。ロナルド・クーマンのチームは早い時間帯に与えたニック・ファン・デル・フェルデンのオフサイドポジションからのゴールを取り返せなかった。その失点を除けば90分の大部分を支配したフェイエノールトだが、少なくとも1ptは拾えるだけのチャンスを決められず。後半ミケル・ネロムがフェイエノールトのユニフォームを着ての公式デビューを果たした。

 

先週6-0で破れたFC フローニンゲン戦同様に、デ・カイプでもNECに早い時間帯でチームはリードを許してしまう。FC フローニンゲン戦では開始1分も経たずに決められたが、NECはゴールを決めるまでにもう5分かかり、しかもオフサイドポジションからだった。右サイドからのFKに1m以上オフサイドポジションいたニック・ファン・デル・フェルデンがヘディングしたが、主審トム・ファン・シーヘムはこのゴールを認めてしまう。

 

だが先週のユーロボルフと比べ、フェイエノールトは0-1のリードにも落ち着きを失わずに前半優勢に立ち続ける。すでにファン・デル・フェルデンの先制ゴールまでクーマンのチームは3回の大きなチャンスを作っていた。開始2分にはジェルソン・カブラルがガボル・バボシュを強襲、エル・アマーディのミドルシュートも同様に弾かれ、ギオン・フェルナンデスに代わりスタメンに戻ったジョン・グイデッティのシュートはサイドネットに。

 

失点後も試合の大部分はNEC陣内で進み、先制後ビジターチームが次第に崩壊した事でフェイエノールトにとってはスペースを見つけやすい展開に。NECは1回だけカウンターから危険なシーンを作ったが、ナタニエル・ヴィルのシュートはエルヴィン・ムルデルがセーブ。フェイエノールトは多くのシュートを放ったが、本当の大チャンスは生まれなかった。

 

後半も試合はピッチの片方だけで進み、フェイエノールトはコンスタントに相手にプレッシャーをかけたが、NEC守備陣を本当に苦しめるには十分でなく、大きなチャンスと言えるのはジョルディ・クラーシミドルシュート一本のみ。

 

そのため監督 ロナルド・クーマンは終盤ギオン・フェルナンデスをエクストラアタッカーとして投入する賭けに出る。NECにとってはこの投入は11人で自陣ゴール前を固めてスペースを狭めるサインに。投入されたフェルナンデスはロスタイムに同点ゴールにあと一歩と迫ったが、ヘディングはゴール隅を外れ、フェイエノールトは最後までビハインドを取り戻す同点ゴールを生む事はできなかった。

 

Feyenoord – N.E.C. 0-1

 

Scoreverloop:

6’ 0-1 Van der Velden

 

Scheidsrechter: Van Sichem

 

Geel: Conboy, Koolwijk (N.E.C.)

 

Opstellingen:

 

Feyenoord: Mulder; Leerdam, De Vrij (76’ G. Fernandez), Vlaar, Martins Indi (46’ Nelom); El Ahmadi, Clasie, Bakkal; Schaken, Guidetti en Cabral (81’ Cissé).

 

N.E.C.: Babos; Cmovs, Van Eijden, Conboy, Will; Van der Velden, Koolwijk (86’ Platje); George (63’, Schöne en Latupeirissa (69’ Foor).

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20111105_nec

 

ロナルド・クーマン

「立ち上がりは良かったが、ここで決められたら難しくなるという非常に悪いタイミングで失点してしまった。1m半以上オフサイドだった。こういう事が起きてしまうのは恥ずべき事。残念だが私にはどうしようもない」

 

「主審に責任はない。線審だ。信じられないよ。ああいう瞬間はフットボールにおける災難。こういう事が起きた時は我々はいつでも審判団からの謝罪を待っている」

 

「0-1にされて冷静さを保つのに苦労したが、試合を振り出しに戻す時間は十分あったんだ。我々はそうしようとしたが、DF陣、特にブルーノで不安定さが出てしまった。前半はGKへのバックパスが多すぎた。問題はメンタルの脆さ。ああいう時に自信と勇気が必要なんだ。今夜は後方からのフットボールがほとんどできなかった。我々は全力を尽くしたが、十分ではなかった。そうなると多少の運も必要になる。チャンスは何度かあったが、本当の大チャンスは1度もなかった。NECの守備が良かったし、我々はそれを破壊するだけの力が欠けていた」

 

ロン・フラール

「今夜約束した事ができなかった。スタートは良かったんだけど、早い時間帯の失点でまたチームが不安定になってしまった。フットボールをしようとしたど、できなかった。フットボールをする勇気が僕らに無かった。それでも多少チャンスはあったけれど、相手ゴールにそれほどプレッシャーをかけられなかった。とても辛い」

 

トム・ファン・シーヘム

「悲劇的なジャッジだった。最終的には私の責任。約2mはオフサイドだった。あの瞬間副審の頭に何があったのかは私には分からない」

 

 

最悪です。フローニンゲン戦は「相手が強すぎた」でまだ納得がいくものの、今日の負け方は救いようが無し。

誰がどう見ても1m以上(1.6m)の明らかなオフサイドでしたが、線審とファン・シーヘムだけが都合良く居眠りという悪夢のような失点。

非常に苛つきますが、そこまでは良いフットボールで十分チャンスも作っていたので、事故だと割り切ってそのまま気にせずにフットボールを続ければ良いのに、それができないのが現状の苦しさ。特にDF陣の組み立て能力の低さが悲劇的で、エルヴィンにバックパスしては自分の足を止めてパスコースを与えずにロングボールを蹴らせるというgdgdぶりでスタンドから何度もブーイングが起きたのは仕方ない事。デ・カイプで声援を味方にできない雰囲気は前半半ばですでにありました。ブルーノもやっぱりチャンスを活かせず・・・。この1週間、エルヴィン、フラール、グイデッティと批判論がメディアを賑わせていたので、この試合で良い回答を出さなければならなかったんですが・・・。良かったのは前半の危ないシーンで素晴らしいセーブを見せたエルヴィンだけ。

 

カブラルは何度も違いを作っていたものの、グイデッティは今日も孤立。エル・アマーディは相変わらずなので攻撃的に振る舞えるMFがせめてもう一人欲しい。今の段階でクラーシにそこまで求めるのはちょっと酷か。スハーケンは相変わらずの頭の悪さでパスに反応が遅れて届かないシーン数回とイライラを募らせる選手。

 

とにかくチーム全体でフットボール能力を上げないと、なかなかゴールを決めるのは難しい状態。特にスピッツはグイデッティとギオンの2択だと極端すぎて苦しいので、一日でも早くアナスをトップチームに上げるべき。

 

再び連敗で暫定8位で代表ウィーク。どうせみんないなくなってまともなトレーニングもできませんが、リフレッシュして立ち直ってくれないとこのまま昨シーズンの二の舞になる流れ。