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オランイェ、スウェーデンで予選連勝ストップ&久々の敗戦

すでにEKチケットを手にしていたオランイェだが、スウェーデンの地で予期しない敗戦を喫した。スウェーデンは後半開始10分でオランイェの守備の不注意を突いて3-2の勝利、EK本大会出場を決めた。

 

チャンスを窺うスウェーデンに対し、オランイェは試合をコントロール。しかしキープレイヤーたちの不在感は変わらず、前半からKim Källströmの見事なFKで先制されるとオラ・トイヴォネンが大チャンスを逃すなど危険な兆候が見えた。

 

1-0とされたオランイェはコンビネーションプレーに不用意なプレーが多く、落ち着きも欠いた。この時間帯スウェーデンに簡単にボールを持たせてしまったが、しかし先制されてから9分でフンテラールのヘディングで同点に。フンテラールはこのEK予選12ゴール目で、オランイェでの30ゴール目。

 

後半はスペクタクルなスタートで、開始7分間で3ゴールが生まれ、1-1からあっという間にスウェーデンの3-2に。この時間帯素晴らしいポジションプレーを見せていたオランイェだが、突然のスウェーデンのチャンスに守備面での拙さを見せてしまった。

 

ファン・デル・ファールトのライン裏への見事なパスに反応したファン・ペルシが走りながらシュート、イサクソンにセーブされるも、カイトがリバウンドに詰めて1-2。しかし1分もしない内にペナルティ・エリア内でヨハン・エルマンデルと競り合ったヨリス・マタイセンがハンド。セバスティアン・ラーションがPKを決めて同点に。

 

再会のキックオフ直後もマタイセンスローインに反応できず、エルマンデルを裏に抜けさせてしまうと、ペナルティ・エリア内で混乱したオランダに対してオラ・トイヴォネンが強烈なシュートでミシェル・フォルムを破り3-2。ベルト・ファン・マルワイクの元でこれまでオランイェが3失点を喫したことはかつて無かった。

 

オランダを驚かせたスウェーデンの嵐。59分にもトイヴォネンからエルマンデルが再び決定機を得たがフォルムがセーブ。1分後にフンテラールが25mのFKを狙ったが、枠の左に。64分にはCKからフンテラールが惜しいチャンスも、イサクソンの足に防がれた。

 

集中力を高め始めたオランイェは前掛かりになり連続して何度もCKを得る。スウェーデン選手との競り合いに苦しみつつも、ギアを上げてプレッシャーをかけながらより前へ前へとプレー。この時間帯のポゼッションは72%を超えていたが、結局これ以上のゴールは生まれなかった。

 

ディルク・カイトに代わりエルジェロ・エリアが投入されるも、スウェーデンは全力で守備に集中。オランイェが黄色の壁に苦しんだ一方、エルムが誰をも驚かせるFKで狙ってきたがフォルムが手で弾いた。

 

オランダはファン・マルワイクの元での3敗目。これまでは2008年8月のオーストリアとの親善試合、WKフィナーレでのスペイン戦のわずか2敗だけだった。スウェーデンが自らの力で歴史的勝利を挙げ、EKチケットを獲得したことは間違いないが、強力なスウェーデン相手にファン・マルワイクがウェズレイスナイデル、ジョン・ハイティンハ、イブラヒム・アフェライ、アリエン・ロッベンとキープレイヤーたちを欠いていたのも事実。ファン・マルワイクはこの敗戦によって、試合の重要な時間帯に集中力を欠いた選手たちにレッスンを施すべきだろう。良いコンビネーションプレーがあっても、競り合いでの鋭さが無ければ悪い結果に終わる。火曜のスウェーデンでの夜ものその通りだった。

 

Statistieken:

 

Zweden - Nederland 3-2 (1-1).

 

Scoreverloop: 14. Källström 1-0, 23. Huntelaar 1-1, 49. Kuyt 1-2, 51. Larsson 2-2, 53. Toivonen 3-2.

 

Scheidsrechter: Cuneyt Cakir.

 

Geel: Van der Vaart.

 

Opstelling Oranje: Vorm; Van der Wiel, Bruma, Mathijsen, Pieters; Strootman (81. Luuk de Jong), Van Bommel; Kuyt (73 Elia), Van der Vaart, Van Persie; Huntelaar.

 

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/10088/oranje-onderuit-zweden

 

ベルト・ファン・マルワイク

「試合は試合していた。しかし3ゴールを許してしまった。結局これが全て」

 

「我々は相手チームよりかなり良かったと思う。多くのチャンスは作れなかったが、相手にもチャンスは与えてなかった。試合は完全に支配できていたんだ。2点目は素晴らしかった」

 

「後半の失点はしっかりと分析しなければならない。だがあの瞬間の守備が不味かったという事は言える」

 

スウェーデンは決して小国ではない。ここでの彼らのプレーはかなり我々に合わせたものだった。我々はどこへ行っても自分たちのプレーをする。例えばブラジルやウルグアイでもそうだったように」

 

「この美しいスタジアムは雰囲気も素晴らしかったよ。あれならみんなもっと自信あるプレーをするだろうに・・・」

 

「20回試合をすれば19回は勝つ試合。ただ3失点を許した。まだ学ぶことがある、それはとても良いこと」

 

マルク・ファン・ボメル

「我々は支配していたし、ポゼッションもかなり勝っていた。負ける気はしなかった試合に負けるのは奇妙なもの。不必要な敗戦だ。彼らはリスタートからチャンスボールで得点した。我々のホームゲームで彼らが攻撃的にやろうとしていたが、ここではより引いていた。逆に我々はあまりにチャンスを作れなかった。それでも試合は支配していたし、負ける事は無かったはず」

 

「今日はスウェーデンのサイドで度々フリーな選手を作れたし、そこから1-1のファンタスティックなゴールも決められた。先制されても我々がへこむことは無かった」

 

「我々はまだ成長過程。それはトレーニングや試合の中でも見ていても分かる。我々はとてもハイレベル。今日はそれが見れなかったかもしれないけど、当然相手にも拠る事。これは弁解ではない。でも我々は良い方向へ向かっていると思う」

 

 

負ける試合では無かったですが、後半勝ち越した直後の2失点が無駄でした。一つ目はマタイセンのミス。二つ目はスローインの際にエルマンデルに裏を取られたマタイセンと、トイヴォネンをフリーにしたストロートマンのミス。ラスムスのロングスローでも結構混乱してました・・・。CBコンビはEKでもマタイセンハイティンハでしょうから、ここは頑張って貰うしかないですねぇ。それよりもこの2試合絶望的なファン・デル・ヴィールのパフォーマンスはどうなのかと。もしかしてファン・ペルシとコミュニケーション取れてないんじゃないかという気がしてならない。

 

ここまでファン・マルワイクのもと、意識改革に取り組んできたオランイェ。安定感を身につけてWK予選、EK予選と全勝を続けてしましたが17連勝でストップ。まぁこういう事もあります。本大会に向けてまた0からのスタート思えば良いのでは。今日はスウェーデンが「上手い事やった」という感じです。

 

予選終了で来月からは親善試合という名の強化試合。まずはスイス、そしてドイツと注目の一戦。すでにADが連載企画を始めている23人枠の戦いも本格化しますが、できればエリア以外に流れを変えられるカードが欲しい。