オランイェは金曜夜にモルドバとEK予選を行い、予選連勝を継続、予選グループ首位通過を決めた。ロッテルダムで宇忌まれたゴールは1点のみ。大きなチャンスがいくつもあったが、オランダ代表はフンテラールの決めたゴール一つに留まった。
すでにEK出場を決めていたオランダだが、オランイェの観衆には全く問題ではなく、秋雨降る中でロッテルダム・デ・カイプは満員に。しかしオランイェの選手たちはそれを自分たちのパワーとすることができなかった。少なくとも前半はそれを成し遂げようという事実はあった。オランダは東欧の相手を遙かに上回ったが、サンマリノ相手のような華やかなプレーを見せられず。
オランダ代表はこの夜 ヨリス・マタイセンに替わってCBでジェフリー・ブルマがプレー。中盤ではここまでナイジェル・デ・ヨングの不在の試合で良いプレーをしてきたケヴィン・ストロートマンにボンズコーチ ベルト・ファン・マルワイクが報いた。大きく、強い若者ブルマは一つのミスもないプレー。PSVのスマートなプレーヤー ストロートマンも何度も攻撃に絡み、GK ミシェル・フォルムは後ろでほとんどやることがなかった。
前方ではロビン・ファン・ペルシが自由に動く役目を担い、このロッテルダマースはピッチの右、左、そして時に中央と至る所に顔を見せた。スナイデル不在によってファン・ペルシが最もボールを要求し、この試合最初の大チャンスも彼に生まれたが、シュートはGK ナマスコに防がれた。
フンテラールの先制ゴールの前にも、ファン・デル・ファールトがHT前にモルドバGKと相対するもシュートは力無く、フンテラールのFKはセーブされる。スナイデル、アフェライ、ロッベンを怪我で欠いたロッテルダムでの前半のオランイェからはクリエイティビティが欠けているのが少なからず感じられた。
それでもオランイェはモルドバに対して明らかな力の違いをゴールに繋げる。ファン・ボメル、ファン・ペルシ、カイトと流れるような攻撃から、ボールはシャルケ04のスピッツフンテラールに。アウエーでのモルドバ戦でも唯一のゴールを決めたフンテラールはこの予選11ゴール目となった。
この予選勝ち点を落とさずに抜けるというミッションは金曜もやり切り、素晴らしい連勝記録がモルドバの青いユニf-むによって脅かされることは全く無かった。だが前半と違い、後半のオランイェの攻撃には浮き沈みがあり、時に相手にセンターラインを超えさせるシーンも。ファン・デル・ファールトに替わって投入されたエルジェロ・エリアだけが僅かに起爆剤になったが、追加点には至らなかった。
オランイェはこれでWK&EK予選17連勝。ボンズコーチ ベルト・ファン・マルワイクのチームはホームゲーム10連勝となり、1970-1973のオランイェのホーム連勝記録に並んだ。
Statistieken:
Nederland-Moldavië 1-0 (1-0).
Scoreverloop: 40. Huntelaar 1-0.
Scheidsrechter: Jug (Slovenië).
Gele kaart: Strootman.
Opstelling: Vorm, Van der Wiel, Bruma, Mathijsen, Pieters, Van Bommel, Van Persie, Strootman, Huntelaar, Van der Vaart (77. Elia), Kuyt.
http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/10031/oranje-kan-maar-een-keer-scoren
ベルト・ファン・マルワイク
「試合を終えての気分は悪い。私が素晴らしいと思えるのは、無敗を継続しても選手たちが試合後残念な気持ちを見せていること。ロッカールームにシャンパンをがあってもね。誰も手を付けていないと思うよ。この試合我々は80%ポゼッションをしたし、相手にチャンスは与えなかった。しかし4-0、5-0にするにはボールテンポが遅すぎた」
「試合終盤には最近のバルセロナ-ACミラン戦のことを思い出していた。あの試合バルサはコンスタントに攻撃を続けていたが、終盤ミランが同点にした」
マルク・ファン・ボメル
「前半はかなり良かったと思う。フットボールをするのが難しかったが、我々は何度か良い攻撃を見せた。各ラインから飛び出しがあり、良いゴールも決めた。
後半も最初の10分間は良かったんだが、その後ちょっと雑になり、テンポが落ちてしまった。当然ボールを失うシーンも増えた。相手を突き放すことができず、同じレベルの相手だったら終了5分前のFKで1-1にされていた。
何とかは良い攻撃もあった。運も必要だが、ラストパスも良くなければならない。そうすれば2点目3点目も取れていたそ、同じように4点目5点目も決められただろう」
「グループ首位は我々の目標ではない。この試合はここまでやってきたようにもっと簡単に勝ちたかった。火曜には最後のスウェーデン戦。これまで同様にやっていく」
「誰がプレーするかは問題ではない。予選全体で見れば、その時々にいない選手はたくさんいるが、チームの構造は変わらない。それは今回もそう思っている」
ラファエル・ファン・デル・ファールト
「前半は良かった。僕らのピッチプレーは良かったし、ほとんどポゼッションしていた。でも今日の僕らのプレーがとても良かったとは思わない。コントロールはしてたけどね。ちょっとビッグフォームではなかった、それで1-0という結果だ。ロビンは2回バーに当てたし、僕も1回空振りしてしまった。ちょっと運があれば、もっと早くリードして、もっと簡単にプレーできた」
「今日の交代は怪我の後にそんなにプレーしていなかったし、まだ100%フィットしていなかったから。だからちょっと早く替えられたのもそんなに酷いとは思ってないよ」
「火曜にズラタンがいないのは素晴らしいね。まぁ昨年のアレナでの試合でも僕らは彼にほとんど何もさせなかったけど」
ケヴィン・ストロートマン
「みんな見ただろうが、残念なプレーだった。最初はまだテンポが高かったけれど、10人がボールの後ろにいれば僕らがフットボールをするのは難しくなる。スペースが無く、至るところで複数にマークされた。でももう少し僕らが良いプレーをして、もう少し効率的だったら、もっと大勝できたはず。サンマリノ戦ではすべてに運もあったけど、今回はそうじゃなかった。隣の選手にボールを通せるかどうか、ちょっとした事だけど、相手のある事でもある。」
「個人的には僕のオランイェでの最低の試合。残念だ。ボンズコーチが選んでくれる理由を見せたかった。多分もっと攻撃面でアグレッシブにいかないといけない。チームの力になるためにできるだけのことをしたい」
「守備面ではマルクと一緒にほとんどチャンスを与えなかったと思う。ブロックはしっかりできていた。1回だけ与えたFKからヘディングで狙われたけどね。とにかく3pts取れたことには喜んでいる。でも今日のオランダ代表が悪いゲームをしたのはみんな分かっているよ」
ディルク・カイト
「僕らの狙いは相手を壊すことにあったけど、後半は少し集中力が落ちて、不用意にボールを失う選手が多くなった。2,3点目を取るチャンスは十分あったんだけどね」
クラース・ヤン・フンテラール
「観客のために何か見せたかったけど、楽しい試合をするには二つのチームが必要なんだ。モルドバはほとんどの選手が大敗しないためにプレーをしていた。特に自陣ゴール前に集まってね。多分火曜のスウェーデン戦では彼らの何かを見せなければならない、楽しくなるだろう」
久~しぶりのデ・カイプだったので良い試合を期待しましたが、アウエーに続きまたも1-0。前半はそれなりに悪くなかったものの、後半テンポが落ちてしまったのが全て。当然怪我人でいない人の問題もありますが、それよりも精神的な問題か。ただここ数試合格下相手に両サイド逆足起用ですが、いつまで続けるんでしょうかね。素直にカイト右、ファン・ペルシ左で良かったような。
ブルマは組み立ては悪くない印象。スウェーデン相手にどこまでやれるか。DEラインではピータースが久~~~しぶりに好印象。かなり積極的に左サイドで起点になってました。突然どうしたのかと。アタッカー陣で良かったのはフンテラールとファン・ペルシくらいでしょうか。
ロッベンの怪我で独メディアが「またオランイェが怪我させた」みたいな馬鹿な報道したためにベルタスがブチ切れてます。困ったもんです。