ファーストチョイスのエルヴィン･ムルデルの背後でコスタス･ランプルーは今シーズンすでに4回ベンチに入っているブラジル人のダルレイを追い抜いた若きギリシア人は、ベテランのロブ･ファン･ダイクも再契約が求められているものの、「来シーズンはデ･カイプでプレーするチャンスが欲しい」と期待感を語った。
この数ヶ月の間、監督のマリオ･ベーンもGMのエリック･フッデも機会がある度にランプルーを賞讃している。この若きGKは5月2日にはヨング･フェイエノールト/エクセルシオールでベーカーフィナーレに勝利してシーズンを素晴らしい形で終えたいと願っている。
「でも大部分は難しいシーズンだったんだ。昨シーズの終わりにはエクセルシオールにレンタルに出されると言われていた。アレックス･パストールとも話をして、ゴールを守らせてくれるという話だったんだけど、エクセルシオールが入れ替え戦を経て昇格を決めたらもう一人ベテランGKとのポジション争いになると教えられた。でもそれもで僕はやれると思っていたよ」
しかしケース･パーウェの獲得でランプルーは突然スタンドに回される事になる。このベテランGKがスタメンをつかみ、第2GKはレクス･ファン･ヘーフテンになった。「あれは全く理解できなかった。もちろん監督に説明を求めたけど、満足いく答えは貰えなかった。戻るためにファイトすることに決めたけど、スタンドから降りることはなかった」
「冬にフェイエノールトが僕を戻したいと言われて大喜びしたよ。マリオ･ベーンのもとでの最初のトレーニングから全力でやった。時々でも試合のセレクションに入れたのは素晴らしい事。苦しいシーズンだったけど、多くの事を学んだ。来シーズンはフェイエノールトのセレクションの中で自分の居場所を得たいし、チャンスがあればモノにしたい」
ブラジル人のダルレイはレンタルが濃厚で、他のGKを獲れなければロブ･ファン･ダイクが再び契約を結ぶだろう。「まだ来シーズンのプランについては何も聞いてない。レンタルに出されればそこで一生懸命やるよ。でもそうなったら自分の新しいクラブにはフェアなチャンスを願いたいね。心の底では『デ･カイプで出場機会を得るためにファイトさせて欲しい』と思っているよ」
このギリシア人は珍しいキャリアを送ってきた。母国ではプロフットボールの経験は無く、そこからアヤックスに引き抜かれてアムステルダムへ渡った。「僕はアマチュアクラブのAtromitos Elpidaで室内フットボールをやってたんだ。相手は印象的なところでValencia, Olympiakos Pireaus, Bayer Leverkusen en Parma。アヤックスもそこに参加して、僕をオランダに連れて行った」
13歳で彼は母親と共にオランダに渡った。「でもその1年後に僕はGKとしては背が低すぎると言われたんだ」と1.78mのギリシア人。「1年前だってそう言えたはずだから、おかしな話だよ。だから僕は希望を捨ててアマチュアクラブのAmstelveen Heemraadに移った。そこでフェイエノールトが僕を引き抜いてくれたんだ」
彼のデ･カイプでの契約は2012年まで。「本当に僕は小さすぎるかな？ああ、もっと小さなGKはたくさんいるね、例えばValdes en Barthez。もうその事は考えてないよ。僕はギリシアの各ユース代表にも選ばれてきたし、今ではヨング･ギリシアの正GKだからね」
今はヨング･フェイエノールト/エクセルシオールでヨング･フィテッセ/AGOVVとのベーカーフィナーレに勝つことを彼は望んでいる。「その後ギリシアでバカンスを取るよ。まだ家族はそこに住んでるんだ。加両親よりも兄弟のGiorgiosが恋しいね。でも僕はここで成功したい。目標に近づいているのは感じている。でも満員のデ･カイプに1度は立つのが夢なんだ。それまではじっとしていられないよ」
今シーズンはトップチームで出場機会さえ無いものの、後半戦ヨングで名前を挙げた印象。ムルデルと共にこれからのフェイエノールトを支えてくれるGKなのは間違いないようで。ダルレイも頑張って欲しいモノですが
