クラブの歴史上初めてCLに参加したFCトゥエンテ。インテル、トッテナム、ブレーメンという欧州の強豪相手に恥ずかしくない戦いを見せ、ELへの3位を確保した。
「このグループで3位で冬を越せるなら満足だ」と監督のミシェル･プレドーム。「だがこの素晴らしい大会を楽しめていたし、他のチームに決して大きく劣ってはいなかったから、終わってしまったのは残念。我々はインテルやトッテナムのレベルに近いところにいることを見せた」
インテルの10番であるオランダ代表のウェズレイ･スナイデルも久しぶりに対戦したFCトゥエンテの成長に驚いた一人だ。
「CLから敗退するのはどんなチームに取っても精神的な打撃。でもその失望はどのチームも経験する必要なプロセスなんだ。FCトゥエンテにとってはELでの最初の試合に上手く適応することが重要だ。CLでのレベルを維持できれば良いチャンスがあると思う。FCトゥエンテにはタイトルを獲るチャンスがあるはず。彼らにはその可能性が十分あると思うよ」
「FCトゥエンテは最初の試合の方が今週の試合よりも良かったと僕は思うけど、彼らが正当なオランダのカンピューンであることを再び示した。アヤックスよりもCKで多くのものを見せたチームだと思う。間違いなくアヤックスよりも上だし、さらにトップレベルの試合を知って成長するはず」
「テオ･ヤンセンは外国に出る用意ができている。彼は僕らとの2試合だけではなく、他のCLの試合やリーグ戦でのビッグマッチでもそれを見せた。イブラヒム･アフェライのうように凄く成長してオランダで規格外になる選手が時々いるけど、彼のその一人だ。僕から見ても、ヤンセンは素晴らしい移籍をする資格がある。彼は素晴らしい1年を過ごした。
インテルの人々も彼のクオリティには好印象を受けているけど、ここには当然もっと多くのクオリティが揃っているからね。実際このクラブで選手を獲るかどうか決めるのは一人、会長だ」
テオ･ヤンセンはトゥッカースがまだ効率の良さに欠けると指摘。
「前半は我々は試合をコントロールして上手くいってた。HT前の20から25分は我々の方が優勢でさえあったと思う。それを維持できなかったのが残念だ。後半の我々はロッカールームの気分を引きずり、インテルはまた幸運もあって不当なFKからリードを得た。
CLでの全ての試合を振りかえると、我々はまだ効率の良さに欠ける。このレベルの相手にはファーストチャンスを確実に決めなければならないのに、我々はもっと多くのチャンスを作る必要があったんだ。だがCLでの我々のパフォーマンスで人々はFCトゥエンテにポジティブな話をしてくれていると思う。誰も我々に期待していなかったが、我々は全ての試合でいい試合をした」
キャプテンのペーター･ヴィスヘルホフはミランでの敗戦の後に複雑な表情を見せた。
「我々がとても良かったけど、もっともっと良くしなければならないということ。大差で負けたわけではないが、結局勝ち点は獲れなかった。でもCLで我々はチームとして大きく成長したと思う。プレーによりシャープさが出てきたんじゃないかな」
ADはインテル戦のFCトゥエンテの敗戦にも、「オランダはFCトゥエンテを誇って良い」と前日にレアル･マドリーに大敗したアヤックスとは対照的に、ミハイロフの8点を始め全員6点以上の高い採点を付けた。
