日曜に行われたエールディヴィジ第12節、フェイエノールトはアルクマールに乗り込んでAZと対戦したが2-1で敗れて勝ち点を獲れずに帰ることになった。今季いまだアウエーでの勝利はなく、水曜のVVVからの今季初の連勝もならず。フェイエノールトの得点はルク・カスタイニョスでエールディヴィジ通算2得点目。カモヘロ・モコチョが膝を痛め、リッキー・ファン・ハーレンが初のスタメン出場を果たした。
序盤AZからなかなかボールを奪えずに圧倒されたフェイエノールトだが次第にペースを取り戻すとファン・ハーレンが強烈なミドルとFKでロメロを脅かす。
互角以上の内容で自信を持ってロッカールームに戻れると思えたフェイエノールトだが、HT直前にステファン・デ・フライ取られた微妙なFKからファーポストでカスタイニョスと競り合ったホルマンに決められて失点。ワンチャンスでゴールを許してしまう。
後半主導権を取って攻めたフェイエノールトだが今日も奥行きを出せずにルクが前で孤立。途中出場のペッレのポストからホルマンにエリア内でドリブルされると十分人数が足りていた守備が混乱し、逆サイドでフリーになったペッレに決められ2-0。
フェイエノールトもFKらリッキーのシュートのこぼれ球を拾ったオフサイドポジションのルクが決めて1点差に迫るとブラインス、リッキーを下げてスモロフ、カブラルを投入し同点ゴールを狙ったが逆にバランスを崩し、スモロフのシュートもロメロにセーブされた。
AZ – Feyenoord 2-1
Scoreverloop:
45’ 1-0 Holman
61’ 2-0 Pellè
69’ 2-1 Castaignos
Scheidsrechter: Makkelie
Geel: Bahia, Castaignos (Feyenoord) en Romero (AZ)
Opstellingen:
AZ: Romero; Marcellis, Moisander, Moreno, Klavan; Holman (87’ Sigthorsson), Wernbloom, Schaars, Martens; Falkenburg (46’ Elm) en Jonathas (59’ Pellè).
Feyenoord: Van Dijk; Martins Indi, De Vrij, Bahia, De Cler; El Ahmadi, Bruins (79’ Smolov), Van Haaren (83’ Cabral); Wijnaldum, Castaignos en Biseswar.
マリオ・ベーン
「もったいない敗戦。我々は二つの瞬間で負けた。試合全体を通してはまったくチャンスを与えていなかったが、ただ二つのアンラッキーなゴールを許してしまった。我々はその後1点返したが同点にするには運が足りなかった」
「このレベルのプレーを続けていれば、今後の試合で勝ち点は間違いなくついてくる」
「前半の我々のプレーが素晴らしかったのは確か。ゴールを決めることができなかったが、それは我々にずっとある問題。2回の不注意がこの試合高くついてしまった」
ターニングポイントはホルマンの先制点だった。
「良い気分でロッカールームに戻れると思ったんだが。前半のプレーは後半への展望を持たせるだけの内容だった。そこでゴールを許して負けてしまったのは我々の未熟さ。我々が先制点を決めていたらどうなっていたか思わずにいられない。だが我々の力が足りなかったのが現実だ」
だが1週間前のアイントホーフェンとは違い、マリオ・ベーンの気持ちはポジティブ。
「AZ相手にもできると示したのは確か。弁明をするつもりはないが、我々はキープレイヤーを何人も欠いている。それでも良いフットボールを見せた。我々は今の状況でも十分なクオリティがあるという証拠だ」
ロブ・ファン・ダイク
「内容に合わない敗戦。我々は実際試合全体を通して上手だった。良いフットボールはしていたが、ただ多くのチャンスを作る事はできなかった」
リッキー・ファン・ハーレン
「自分のプレーには満足している。上手くやれた。あまりボールを失わずに何度か良いシュートもあった。でもそれはあんまり重要じゃない。負けたのは僕らに足りないものがあったということ」
「足首がちょっと痛かったけど十分プレーはできた。ぐっすり眠れたしいつも準備はしているからね。ナーバスにはならなかった。最初のホイッスルの後は完全に試合に集中できた」
前半の強烈なFK、ボールをセットしたのはルイジ・ブラインスだったが
「みんなが僕に蹴らせてくれたんだ。ルイジが任されてるけど、問題は無かった。僕ももちろん受け入れたけど、残念ながら決まらなかった」
「今日は負けたがまた次のホームゲームで勝たなければならない」
ルク・カスタイニョス
「自分が得点できなくても勝つ方が良い」
「自分は成長していると思う。特に前へ向かうポジション取り。でもまだまだ良くしなければならないところはたくさんある。特に左足とヘディング。フレミンクスに手伝って貰って、普段の練習の後にたくさんトレーニングしている」
良くもなく悪くもなく、まあ正常なレベルに戻りつつあるかな~という印象の試合。結果的には1ptは取れた感じだったのでやはりHT直前の失点がもったいなかった。でもステファンはもの凄く成長しています。リッキーも初スタメンで大器ぶりを見せつけるプレー。あれだけできるならモコチョ、カリム、リッキーの3センターで良いんじゃないだろうか・・・ブラインスのFKは決まる気しないし。
攻撃は今回も奥行きが出せずビセスワールが裏のスペースに走ってボールを貰うシーンは0。ビセスワールが悪いのか周りが悪いのか。両方かな。ブラインスもやっぱり微妙でルクが孤立してます。オフサイドポジションでのゴールはご褒美。ユース同年代のリッキーをトップ下に上げて近くでプレーさせた方が良い連携見られるんじゃないだろうか。
来週はデ・カイプでのローダJC戦。フラールも戻って来るしベーカー戦の借りを返したいゲーム。4試合中11月はホーム3試合組まれてるので今度こそ連勝して順位をあげたいところです。12月にはまたダービーとデ・クラシケルが連戦でやってきますからね・・・