Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

デン・ハーグでもリードを守れず

日曜午後に行われたエールディヴィジ第24節、デン・ハーグでADOと対戦したフェイエノールトは前半若きスピッツ ルク・カスタイニョスの二つの美しいゴールで2-0と折り返したが、終盤に立て続けにゴールを許し2-2で終了。現在5位の相手にアウエーで1ptを得たものの、アウエー初勝利と初の2連勝を共に逃し失望感と共にピッチを後にする事になった。

前半序盤こそADOが激しいプレーを見せたが。徐々にフェイエノールトが粘り強くホームチームを圧倒して行った。ロッテルダマースの守備は前半45分を通して安定を見せ、唯一ブリキンに2回のヘディングチャンスを与えたが、どちらもエルヴィン・ムルデルがしっかりとセーブした。

辛抱強くプレーしていたフェイエノールトは次第に攻勢に転じる。リオとロン・フラールのシュートがコウティーニョを脅かすと、ADOのGKは30分を過ぎてカスタイニョスの思い切ったシュートを防げず。フラールからのフードを難しいポジションで受けたユース代表だが、迷うことなく背後のゴールめがけて反転しながらのループシュート。その勇気が報われて0-1と先制した。

フェイエノールトのゴールハンター カスタイニョスは10分もしない内に再びフラールのお膳立てからゴールを奪って見せた。リオのCKをキャプテンが頭でゴールマウスに折り返すと、カスタイニョスは再び芸術的技を見せ、華麗なオムハールでフェイエノールトに0-2のリードをもたらした。

HT後にADOはなんとか1点返そうと仕掛けてきたが、それがフェイエノールトの守備に大きな問題を引き起こす事は無いまま時間が過ぎる。まずトールンストラのFKがムルデルを脅かしたが素晴らしい反応で手に触れるとシュートはバーに弾かれた。

ADOの攻勢の一方でロッテルダマースも三度カスタイニョスの個人技から大きなチャンスを得る。後半半ばにユース代表は左足でコウティーニョの壁を破ったが、強烈なシュートはポストを直撃。その2分にも対面のアミを素晴らしい動きでかわしたリオのパスからカスタイニョスが試合を決めるチャンスを得たが、このFWはコウティーニョをかわす際にボールをコントロールできなかった。

試合を決められなかった事でフェイエノールトは大きな代償を払う事になり、最後の10分間で安心の2点のリードは煙となって消えてしまった。中盤フリーのインマルスのパスを受けたヴィチェントが1点目を返すと、規定時間5分前にトールンストラのパスがブリキンに通り、ムルデルには同点ゴールを止める術はなかった。

再び勝ち越しを狙ったフェイエノールトはロスタイム最後の数秒にFKのチャンスを得たが、ビセスワールのシュートはバーに弾かれて終わった。

ADO Den Haag – Feyenoord 2-2

Scoreverloop:

30’ 0-1 Castaignos

38’ 0-2 Castaignos

81’ 1-2 Vicento

85’ 2-2 Bulykin

Scheidsrechter: Makkelie

Geel: Radosavljevic, Ammi (beiden ADO Den Haag), Swerts, Meeuwis, Biseswar (allen Feyenoord)

Opstellingen:

ADO Den Haag: Coutinho; Ammi, Derijck, Leeuwin (70’ Visser), Piqué (46’ Kum); Immers, Radosavljevic, Toornstra; Verhoek, Bulykin en Kubik (49’ Vicento).

Feyenoord: Mulder; Swerts, Vlaar, De Vrij, De Cler; Meeuwis (83’ Bruins), Wijnaldum (74’ Fer), Leerdam; Biseswar, Castaignos (86’ Simon) en Ryo.

マリオ・ベーン

「狙い通りの勝ち点ではないが、プレーとファイトには私は満足している。また日曜日が来るのが待ちきれない気分だ」

「2-0でのHTは我々にとって非常にありがたいリードだった。後半ADOがより前掛かりになる事は分かっていた。3-0にすればそれで終わりだった。特にルクにはそのチャンスがあった」

「ヴィチェントのゴールで不安がチーム内に浸透してしまった。後ろに下がり、それが自分たちの上に災難を呼び込む事になった。ロスタイムはかなりあったから、両チーム共に勝つチャンスがあっただろう」

「勝ちたかったが、良いフェイエノールトを見れた事は重要。我々のプレートファイティング・スピリットはこれからの試合に向けて自信になるし、勝ち点を取れると信じさせてくれる」

ロン・フラール

「愚かな2失点だ。2-0では僕らにとって十分では無い。単純に3点目を決めるべきだった。失点すると安定感を保てない事をまた繰り返してしまった。でも僕らは勝利に相応しチームだったと思う。その点だけは譲れない」

ルク・カスタイニョス

「負けた気分だよ。みんなロッカールームで落ち込んでいる。ゴールはどちらも良いボールが来た。でも美しいとか醜いとか、それが何になる?僕は美しいゴールを二つ決めるより3ptsを取りたかった」

「1点目はボールが来るまでにGKを見たら、ゴールからかなり離れているのが見えたから狙ってみようと思った。あれはクロスじゃなくて狙ったシュートだよ」

「僕には後半3点目を決めるチャンスがあったけど、バーに当ててしまった。不運だったよ。勝てなかったのはとてもガッカリだ」

ジョルジニオ・ワィナルドゥム

「批判があるのは普通の事と思っている。最初の年はそれに相応しいだけのプレーができていたし、みんながもっと期待するのも当然だろう。それは僕自身も音字。批判はスポーツの一部だし、気にしていない」

「交代は残念?そりゃ替えられるのはいつだって愉快じゃない。僕はプレーをもっと楽しみたかった。自分がまだチームにとって価値のある存在だと思っていたからね。でも監督の選択も尊重しないと」

「単純に勝てる試合だったから失望は大きい。2-0のリードを守り切れないなんてあってはならないこと。でも終盤ADOがもう一つのチャンスを逃したのを喜ばなければならない。そうはなかったら負けてたからね」

„Met één Been kun je niet voetballen, met 22 blijkbaar helemaal niet”と毎度ADOサポからのメッセージで始まりましたが(足とマリオを掛けてます、念のため)、ポジションプレーがもうちょっと良くならないといかんですね。特に今日は中盤の動きが怠慢でステファンが回せるシーンでロングボールを蹴らなければならないシーンが多数。攻守の切り替えもまだまだ遅い。

守備面はADOが全般にイマイチだった事もあり、落ち着いてはやれてました。終盤例のごとくアレですが。まぁこれは仕方ないですね・・・。だからといって「3点目決めとけよ」と今シーズン期待以上の働きをしてきてくれているルクを非難できる訳でもなく。なかなか悩ましいところです。大人のチームへの階段はまだまだ続きます。

フラールは攻守に元気になってきた気がしないでもないですね。2アシストの他にも良いプレー多数。デ・クレアが思いの外良かった一方でジルの守備が相変わらず不安・・・。最後の失点もブリキンをフリーに。メーウウィスもっと動いてくれないと。フェルもスタメンで使いたいのでコントローラーどっちか入れ替えるかどうか、ここらが難しい判断のしどころ。

リオが警戒されてなかなか縦に抜けないのでそろそろカブラルが見たいなぁと思う一方、ビセスワールがどうやら好調期に入ったらしいようで。もうブラインスのFKにイライラさせられる事も無さそうです。ルクも二桁行けそうなので目指せ15点。本当に今からでも頭下げて1年間レンタルしてくれないだろうか。来シーズンの事を考えると頭が痛いです。

さて、問題のジニ君。エーフェルスもエールディヴィジライヴの解説で言ってましたが、ボールを持つ前から「ここに出して」と主張してイニシアティブを取っているリオと比べ、なんせジニはボールを持ってからがなんぼのスタイル。以前コル・ポットが指摘した通りボールと戯れるそのプレーがトップ下向きでない事は否定できないわけで、今季念願のトップ下に定着して数ヶ月、そろそろ変化が欲しい頃合いです。まぁ、それでもチーム全体としてブラインスがやってた頃より全然良いんですけどね~。ワントラップで壁を避けてから強いシュートとか得意パターンが持てるとちょっとは変わると思うのだけれど、現状スペースがないとなかなか決定的な仕事ができない。

チームとしては上位との対戦が続く日程の中、ジニを外してフェルを入れた3センターで臨む策も無くはないでしょうが、ジニのメンタル次第ですね。

残留争いは16位エクセルシオールがホームでヴィレムIIに大勝、フィテッセも12位デ・フラーフスハップに勝って5チームが4pts差。12位が目標として見える位置にあるのは良い事ですが、まだまだ気は抜けません。来週も日曜日、デ・カイプに戻って恒例の怪我人続出中のフローニンゲン戦。ユーロボルフではマタフスに上手い事やられたので、やり返して欲しいところ。