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クラーメルのゴールでユトレヒトでかろうじて1ptを得る(第14節:ユトレヒト-uit結果)

フェイエノールトはFC ユトレヒトとのアウエーゲームで1ptをかろうじて獲得。スタディオン・ハルヘンワールトでチームは今シーズン2敗目を喫するかに思われたが、終盤のニコライ・ヨルゲンセンとミヒル・クラーメルのゴールによって試合はなんとか3-3で終了。フェイエノールトのもう1得点を決めたのはディルク・カイト。

 

フェイエノールトは特に前半 スピードのあるダイレクトなプレーで攻撃を試みたユトレヒトに大苦戦。フェイエノールト自身もボールをあまりにも早く失いすぎ、その形から開始2分も経たずに先制点を許す。中盤でボールを取ったホームチームはナセル・バラジテのパスからセバスティエン・ハレルが突然ブラッド・ジョーンスと1対1に。このスピッツのシュートにジョーンスはノーチャンスだった。

 

前半の残りもユトレヒトが優勢。ホームチームは絶えず中盤でフリーマンを見つけ、特に右バック ジョヴァンニ・トゥルペーが何度も攻撃に参加していた。そのためにエルジェロ・エリアは守備で何mも下がらざるを得ず、攻撃面でほとんど価値を持てなかった。

 

フェイエノールトの数少ない攻撃の大部分は右サイドからであり、その中の4分の攻撃から同点ゴールが生まれる。リック・カルスドルプのクロスをニコライ・ヨルゲンセンが決められなかったが、抜け目ないカイトがリバウンドをシュートし、ロビン・ライテルを破ってニアポストに決めた。これはそのままフェイエノールトが前半に枠内に放った最後のシュートにもなった。

 

ファン・ブロンクホルストがHTに戦術を修正(カイトとヨルゲンセンを並べる4-4-2に)したのは当然のことだったが、前半と同じくチームは早々に失点。エリアの雑なクリアからソフィアン・アムラバトのシュートをジョーンスが弾いたが、リバウンドを狙ったトゥルペーのシュートにはどうしようもなかった。

 

これにより再びビハインドを背負ったフェイエノールト。ファン・ブロンクホルストはトールンストラに代えてフレッシュなビラル・バサチコグルを投入し、残り20分で3スピッツシステムに戻した。バサチコグルの価値は終了直前に証明され、彼のアクションから最後は、その前に良いチャンスを1回逃していたヨルゲンセンが決めた。

 

だがこの時までにユトレヒトはすでに3点目を決めており、ここでネガティヴな主役になったのはカルスドルプ。ユトレヒターにボールを奪われたこのDFはそこから不運なスリップ。これでホームチームジョーンまで障害が無くなり、ジョーンスはセーブを見せるもリバウンドを止めることはできず。

 

ヨルゲンセンの追い上げのゴールからフェイエノールトは炎の中からまだ1ptを拾い上げるため9分のロスタイムがあった(ユトレヒトのGK ライテルの深刻な怪我でプレーが中断していたため)。ファン・ブロンクホルストはN.E.C.とのアウエーゲーム同様にヤン・アーリー・ファン・デル・ハイデンに代えてミヒル・クラーメルを投入と攻撃的な交代策。そしてその時と同じようにクラーメルがフェイエノールトを窮地から救ってくれた。99分目にCKからヘディングを決め、フェイエノールトに重要な1ptをもたらした。この引き分けでチームは14節を終えてアヤックスに勝ち点で並ばれたものの、エールディヴィジのコップに留まっている。

 

FC Utrecht - Feyenoord 3-3

Scorverloop:

2’ Sébastien Haller 1-0

4’ Dirk Kuyt 1-1

52’ Giovanni Troupée 2-1

84’ Sébastien Haller 3-1

90’ Nicolai Jørgensen 3-2

99’ Michiel Kramer 3-3

 

Scheidsrechter: Serdar Gözübüyük

Geele kaarten: 39’ El Ahmadi, 81’ Basaçikoglu

 

Opstellingen:

FC Utrecht: Robbin Ruiter (75’ David Jensen); Giovanni Troupée, Mark van der Maarel, Willem Janssen, Robin van der Meer (93’ Menno Koch); Yassin Ayoub, Rico Strieder, Sofyan Amrabat, Nacer Barazite; Richairo Zivkovic (84’ Patrick Joosten), Sébastien Haller.

Feyenoord: Brad Jones; Rick Karsdorp. Eric Botteghin, Jan-Arie van der Heijden (93’ Michiel Kramer), Miquel Nelom; Karim El Ahmadi, Dirk Kuyt, Tonny Vilhena; Jens Toornstra (72’ Bilal Basaçikoglu), Nicolai Jørgensen, Eljero Elia.

 

https://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/fc-utrecht-feyenoord-netherlands-eredivisie-2016-2017/verslag

 

ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト

「早々のビハインドからすぐに立ち直ったが、その後も我々は試合に入れなかった。本来の自分たちでは無く、ピッチ上の多くの場所で出遅れ、セカンドボールをほとんどユトレヒトに取られていた」

 

「戦術面で思うように行かなかったのは相手のせい。ユトレヒトはスピードのある2人のスピッツがおり、ボールを持った時は5-3-2でプレーしていた。それに我々は苦しめ、どういう選択をすべきかがハッキリしていなかった。昨シーズンやっていたようにリックをゾーンに入れるプランだったが、今回は上手くいかなかった。特にリックのポジションが定まらないことで前半はスペースが大きく広がってしまい、相手の両バックも非常に高い位置にポジションを取っていた。それを逆転させなければいけなかったが、前にプレッシャーを掛けられなかったことで全くできなかった」

 

「後半は多少良くなったが、不要な2ゴールを与えてしまい、自分たちで余計に苦しくしてしまった。3-1になった後はここで良い結果を得るのはほとんど不可能なミッションに思えたよ。しかし終盤にまだ1pt取れて運が良かった。3-1にされてからチームが立ち上がり、チーム内に何かが現れるのが見えた。3-2にした時にまだ1pt取れると信じることができたよ。特に我々はミヒルを入れて一か八かのプレーをすることがきでるからね。彼は対戦相手を混乱に陥れ、最後は重要な同点ゴールを決めてくれた」

 

「今日は引き分けが我々にとって最大限の結果だった。この数週間はタフな日程でトップレベルの多くの試合をこなしているし、多少疲れが見えるのは当然。特に欧州戦が効いているが、このチームにあるパワーのおかげで今日は1pt取れた」

 

「我々は自分たちが試合に勝ち続けるしかないし、タイトルは最後に決まるもの。1ptでもステップを踏めたのは素晴らしいこと」

 

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-gelijkspel-maximaal-haalbare

http://www.fr-fans.nl/nieuws/27677/het-zou-mooi-zijn-als-we-die-stap-kunnen-maken

 

ディルク・カイト

「こんな形で3失点をしては、たとえ良いフットボールができても1試合も勝てない。今日の僕らの失点の仕方はスキャンダラスだ。試合に入る時、そして後半に入る時の集中力、3失点目の与え方もこのレベルでは許されない。その点で僕はちょっと怒っている」

 

「3-1にされても僕らが諦めていなかったのは見えただろう。この1ptはキャラクターによって得た成果」

 

「僕らは終盤ビラルのスピードを加え、最後には長身選手(クラーメル)を入れるというように修正がいつでもできる。彼らはやるべき事をやってくれた」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/39972-kuyt-hoe-wij-de-goals-weggeven-is-schandalig.html

 

ヒル・クラーメル

「僕らは1pt取れたのを喜んで良い。今日はユトレヒトの方が良かったと思うけど、終盤はどうなってもおかしくなかった。今日良くなったのは明らか。それでも最終的には1pt取れた。これは僕らチームの力を物語るもの」

 

「ほとんどプレーできないのは辛い時もある。でも監督が決めることだし、僕はハードワークを続けるしか無い」

 

https://www.fr12.nl/nieuws/39975-kramer-dat-zegt-iets-over-onze-ploeg.html

 

エルジェロ・エリア

「失点シーンはボールをクリアしたかったけど、上手く蹴れなかった。GKがまだ取ってくれると思ったけど、そうはならなかった」

 

「全く普通じゃ無い試合だった。個人的には僕らはフットボールをするのを怖れていたように思う。みんなで後ろに下がってしまい、僕はほとんど左バックのポジションになった。ビラルが入ってようやく前線に1対1の状況になって、そこでやっとフットボールになった」

 

「僕らはこのやり方で昨シーズン3回ユトレヒトに勝ったし、今日だけ上手くいかなかった。ポジティヴで居続けるべき。僕らはキャラクターを示して3-3に追いついた。この試合は負けたと誰もが思っていたはず」

 

「失点の大部分はコミュニケーションミス。ここから学んでこういうチーム相手にもう問題に陥らないようにしないと」

 

アヤックスを同じ勝ち点に戻してしまったけど、僕らは自分たちが勝ち続けるしか無いし、彼らもすぐに勝ち点を落とすだろう。僕らはまだ追われる立場。これは誰も予想していなかったこと」

 

http://www.fr-fans.nl/nieuws/27676/we-zijn-nog-steeds-de-prooi-dat-had-niemand-verwacht

http://www.fr12.nl/nieuws/39973-elia-ik-raakte-de-bal-verkeerd.html

 

イェンス・トールンストラ

「奇妙な試合僕のトップ3に入るよ。実際負けても全くおかしくなかったけど、僕らが良いプレーができなかった理由を説明するのは難しい。ただManchester Unitedとの試合が理由になるのは僕には分からない話。そのせいにするのは安易だろう」

 

「僕らは試合の入りがあまりに弱々しかったし、ユトレヒト-uitが大変なのはみんな知っているけど、それでももっと良くなければいけない。さもなければアウエーゲームは全て苦しくなる。後半またすぐにビハインドを背負ったのが悔しい。そうなればプレッシャーをかけにいって、ユトレヒトはよりスペースを得られる。そうして3-1になった。その後ようやく僕らは火が付いたけど、それではあまりに遅すぎる」

 

「勝ったような気分ということは無いよ。引き分けの気分そのまま。僕らがまだコップローパーなのが唯一のプラスポイント。でもミヒル・クラーメルが3-3のゴールを決めたのは彼にとって素晴らしいこと。ベンチで彼に『1分あればゴールできる』と言っていたんだ。実際5分間になったけど、彼はまたやってくれた。これがクオリティ」

 

http://www.fr-fans.nl/nieuws/27685/toornstra-we-zijn-nog-koploper-en-dat-is-het-enige-pluspuntje

 

 

久々に戦術面で完敗を喫するかと思いました。実際ほとんど負けていたので運が良かったの一言に尽きます。

 

試合の入りが悪かったのは確かでしょうが、現実的に見ればこの数週間ずっとこんな感じなので、これが今のチーム状態。今日が特に悪かった訳でも無く、普通の出来だったということで、ベンチの采配も含めてチームの天井が見えてしまった感があります。

 

多分根本的な問題は前にプレッシャーを掛けられていないことでしょう。今日は特に5-3-2でボールを持つユトレヒトに全くプレッシャーを掛けられず、その結果 カリムの存在感がほとんど無いという怖ろしい状況に。CBデュオが下がってしまう傾向はそもそもあるものの、そろそろ大人びた試合運びを1回諦めて早めのプレッシャーを積極的に掛ける精力的なチームも見てみたいところ。

 

フットボール面は前進守備でボール取れれば何とでもなりそうな気もしますが、とりあえずエリアは復帰してからまだ説得力のある試合はほとんど無いので、もう一度ビラルに戻すのも十二分に考えられる采配でしょう。でもジオがするとはあまり思えないのが残念なところ。ウィンターストップまであと3試合。こうなってくると全勝で行ける気がほとんどしませんが、苦しみながら調子を戻していけるかどうか…